フリーランスの広報として活躍されている
吉田ハルカさんが主催の
「技術ブランディング」を知る広報LT大会#19@Speee
に参加しました。(2019.04.25)
・発表タイトル
・発表内容まとめ
・明日から自分は何をするか
の順で記載していきます。
発表スライドはconnpass上にありますのでエンジニア採用のブランディングに悩んでるーって人はのぞいてみると参考になるかも。
会場はspeeeさんの六本木にあるオフィス。
壁一面にエンジニアリングに関する本があり圧巻でした!!
【発表タイトル】
『コミュニティに生きる人間が、コミュニティを自社と考えて、技術ブランディングを意識してみた話』
チャラ電Mitz(https://twitter.com/CharaDenMitz)
体調不良の為?登壇はありませんでした。残念。
『新卒1年目のエンジニアが技術広報を立ち上げた話』
株式会社ウィルゲート 小澤力也
『飾りじゃないのよ技術は』
株式会社ネクストベース 中川伸一(https://twitter.com/shinyorke)
『日経のエンジニアブランディング ~散発的イメージからの脱却~』
日本経済新聞社 西馬 一郎(https://twitter.com/beppu01)
『インフラエンジニアが技術ブランディングに向き合ってみた話』
サイボウズ株式会社 久宗大雅
『広報の肩書き、越えてみませんか?』
株式会社サイバーエージェント 田爪 裕子(https://twitter.com/hiroko_tazume)
『技術ブランディングをファッションにしないために』
株式会社Speee 山口 啓佑(https://twitter.com/_kei_y_)
『技術ブランディングに効く記事制作~「読まれる」とPRを両立するには?』
株式会社翔泳社 近藤佑子(https://twitter.com/kondoyuko)
【発表内容まとめ】
『新卒1年目のエンジニアが技術広報を立ち上げた話』 株式会社ウィルゲート 小澤力也
ウィルゲートは一言で言うとコンテンツを扱う会社。
エンジニア広報立ち上げました。
立ち上げ理由:
新卒採用の時に、リレーション形成に時間がとてもかかる。人事の負担が大きい。
『飾りじゃないのよ技術は』 株式会社ネクストベース 中川伸一
エンジニアに刺さる技術ブランディングとは?
→エンジニアたちが技術のことを発信する。(広報はそれを手伝うイメージ)
□結果が出たこと
・エンジニアが自分で文章と絵を書いて発信する。
・300人以上のイベントで発表する
・コミュニティ、OSSへの参加
□結果が出なかったこと
・偉い人がやれって言うテックブログ(詳細はPRLTの17回でやったのでそれを見てね。)
『日経のエンジニアブランディング ~散発的イメージからの脱却~』 日本経済新聞社 西馬 一郎
日経ってエンジニアいるの?と言われることも多かった。
フェーズによって広報活動はバラバラ。
現在は日経エンジニアは対外的なイメージ統一の時期では?
→自分たちがどうなりたいか自分たちで決める。
→まずはSNSアイコンの写真を統一する
『インフラエンジニアが技術ブランディングに向き合ってみた話』 サイボウズ株式会社 久宗大雅
一貫性を持ったブランディングが大切。
一番言いたいのは施作を打って
なんのために誰のために、どうなっていたいのかを考えること。
OODAループを行なっている。(FBを適宜行なっている。)
観察、適宜FB
状況判断、適宜FB
意思決定、適宜FB
実行、適宜FB
『広報の肩書き、越えてみませんか?』 株式会社サイバーエージェント 田爪 裕子
プラスアルファの広報!
技術広報ネタが尽きた…人や たくさん広報できる切り口がない人にオススメなのが
プラスアルファの広報活動
=企画×広報
事例①
学振って言う研究者界隈のニュースをもとに
CAの研究人材に対する姿勢を知ってもらう。
学振ってなあに?(私も知らなかったので調べました)
国が優れた研究者に、研究に専念できるように生活費及び研究費の援助を行う制度です。支援を受けられることと引き換えに、様々な収入上の制限を受けていました。
例えば①副業の制限②海外渡航の制限③インターンシップの制限、など。
しかし、この3つの制限に対して平成30年4月1日から規制緩和されることになりました。
やったこと:
規制緩和のニュースを知って、報酬付き博士インターンの実施
結果:
研究者、博士学生界隈でバズった。
→優秀な博士学生から応募が来たり、CAがAI領域の研究をしていることを知ってもらえた。
これ人事領域では?と思う人もいるだろうけど、広報は経営課題を解決するための手段なので違う領域の仕事では?とか考えない。
伝えたい人に伝えたいことが伝わった事例。
事例②
企業の研究開発について議論する場を設けて研究界隈の盛り上げ&若手研究者へキャリアの選択肢を見せる。
研究者との普段の雑談から、企業の研究開発について議論する場が欲しいと言われた。
やったこと:
楽天、メルカリと共同で純粋に研究議論がされる場を開催。
事例①、②ともに
自社の広報視点だけではく、企業研究者全体を盛り上げたい、社会的課題を解決したい、という視点を持って活動した。
プラスアルファの広報活動は
その社会が抱える課題を理解しそれを解決するための企画を考える。
そうすると企画×広報は出て来やすい。
また、エンジニア以外の人も技術を楽しむ。
楽しむ力も技術の一つ。
『技術広報と採用ブランディング』 株式会社Speee 山口 啓佑
もくもく会をやめました!
やめたのは、エンジニア以外の人も参加するようになったから。
最初は認知のために開催していたが今やりたいのは興味を持ってもらうこと。
(興味を持ってくれたら行動に移るので)
Speeeといえば技術力!という認知は獲得できたので、今は興味を持ってもらう活動をしたい。
技術に対して貢献したい。
バグが出る=開発が前に進む、悪いことではない と言っていたのが印象的でした。
『技術ブランディングに効く記事制作~「読まれる」とPRを両立するには?』 株式会社翔泳社 近藤佑子
エンジニア採用のために行う技術ブランディングとは?
→あの会社は技術力が高いと思ってもらえる状態を作る。
技術力が高い状態とは
いろんなところで社名を見たり(露出回数が高い)、個別事例で認知されたり。(プロダクトが有名になったり社員のブログがバズったり。)
読まれる(読者のメリット)&PR(アピールしたいこと)の両立のために何をやっているか?
大原則、他社のエンジニアにとって知見になること。
内容により、エンジニア自身に書いてもらったり、インタビューにしたり形を変える。
(ゆうこりんさんのスライドにインタビュー記事作成のフローが載っていました。具体的な行動が記載してあり分かりやすかったので参考になると思います。)
広報ネタをエンジニアと一緒に探す。
社内のSlackとか普段の雑談から、なんか書いてみたいトピックない?とか。
【明日から自分は何をするか】
・エンジニアに発信してもらうために、エンジニアに丸投げするのではなく発信内容を一緒に考えようと思いました。
弊社の直近でいうとセキュリティに関する急な変更があったけど、それをネタにできないか?とか。
・自社だけでなく業界全体の課題を解決できるような視点を持って活動する。
これはもう本当に大事だなと。この業界の何が課題なのか、代表に聞いたり同業他社に聞いたりして早急に理解すべきだと感じました。
・名前を呼んでもらう。
最後に登壇された近藤佑子さんの発表で
近藤さん:みなさん私のことをゆうこりん~って呼んでください。
せーのっ
参加者:ゆうこりん~
って呼んだおかげか、ゆうこりんさんの名前はずっと覚えていました。
交流会とか飲み会とか覚えられたい場面でこの技使わせてもらいます。
登壇された皆さまお疲れ様でした。
私も発表できる事例作りたいーーーーっ!
独りよがりの広報活動にならないためにも、こうやって他社の事例を学んで自分以外の視点を入れること大事だなと思いました。