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【社長インタビュー】テクノクリエイティブ代表取締役に聞いた「今までとこれから」

弊社初回のストーリーでは、会社や自身のことについてテクノクリエイティブの創業者・代表取締役である三嶋 一秀にインタビューした内容をお伝えしたいと思います。


〔プロフィール〕

三嶋 一秀(みしま かずひで)

1954年6月17日生まれ。熊本市水前寺出身。九州産業大学造形短期大学部を卒業。

1988年にテクノクリエイティブの関連企業である(株)総合プラントを設立。

1999年9月に(株)テクノクリエイティブを設立。また、(株)松濤を2016年に設立し、2020年に総合プラントを退任。

趣味はゴルフ。お孫さんと一緒にピアノを弾くことも。

――どのような経緯でテクノクリエイティブを設立したのですか?

当時、世界的にパソコンの市場が急激に変化し、これからはITの時代だと感じました。特にITに詳しいというわけでもなかった私ですが、部下たちに心配されながらも無事にIT企業を設立しました。

設立当時はそんな感じでしたが、段階を踏んでいく中で、一つ一つ仕事が成り立って、技術者が少しずつ集まってきて、今のカタチになりました。

   (画像)福岡支社開所式―2006年


――テクノクリエイティブはどのような会社ですか?

テクノクリエイティブという名のとおり「技術を創造する」、モノづくりの企業です。

余談ですが、社名を考えるときはまだインターネットが普及していなかったので、同一の名前があるのかを調べるのも電話帳を見るくらいしか方法がなく苦労したのを憶えています。

事業は、ソフトウェア関連の「システムインテグレーション」と、ハードウェア関連の「エンジニアリング」を主軸としております。システムインテグレーションではシステム開発・インフラ構築、エンジニアリングではエレクトロニクス・ファシリティ・カーボンニュートラルの分野です。

現在は、熊本・東京・名古屋・大阪・福岡・北九州・大分・久留米の8拠点に支社・支店を構えています。


~上場について~

   (画像)東京証券取引所で上場セレモニーが行われた-2022年

会社を設立して以来、上場も大きな目標として掲げてきましたが、昨年2022年の11月に、東京証券取引所のTOKYO PRO Marketへの新規上場が承認されました。

売り上げや利益を上げていくだけなら、上場の必要性はなかったかもしれません。しかし、これからも価値ある企業としてブランド力を高め、成長・存続し社会に貢献していくために、上場を選択しました。もちろん今後の事業継承も視野に入れていますし、より優秀な人材を獲得したいという思いもあります。



――ここ数年では、自社工場の立ち上げにも力を入れられてますね。

創業当初は人材派遣事業が中心でしたが、モノづくりの会社を目指してこれまで歩んできました。

初めての自社工場は、2021年6月に北九州に開設しました。2022年4月には精密機械関連の製造を行う工場を熊本県の南関町に開設し、2023年5月に大津町にも開設しました。また現在は、福岡県広川町の工場を借り、クリーンルームへの改築を進めています。

ニュースでもよく見かけるTSMC(台湾積体電路製造)の進出に伴い、会社として急ピッチで周辺地域での自社工場(ファクトリーセンター)新設計画を進めているところです。構想としては、半導体関連の業務に対応できるクリーンルームの設置や組み立てエリアの併設を考えています。これまで取引企業内で行っていた請負業務を自社工場内に移行することで業務拡大を図るとともに、モノづくりを通して働く人たちが現場で学びながら技能を習得できるよう環境づくりにも力を入れていきます。

また、近隣に工場で働く人の住まいが不足しているため、関連会社の松濤(しょうとう)で現在、熊本県合志市に賃貸住宅を建設中です。


――会社は順調に成長しているように見えますが、困難に見舞われたことはありますか?

あります。リーマンショックは最大の山場でした。

当時、多くの企業が倒産したと思いますが、弊社も瀕死の状態で、継続できるのかも危うい状態でした。かなりの退職者が出ましたし、もうこの会社はダメだろうと思った人も沢山いたと思います。

今となっては、その時はふるいにかけられていたのだと思います。我々は何とかそのふるいの隅にかじりついて会社を継続してきました。部下にもとても助けられました。


――これからのビジョンを教えていただけますか?

変化が激しい今の時代に企業が成長していくためには、常にチャレンジしていかなければならないというのが私の考え方です。

何もせずして現状が維持できるような錯覚に陥ってはいけません。そういう意味でも今回の上場はあくまでも通過点であり、これからもさらに上を目指していきます。

将来的に私がいなくなっても会社が成長できる礎をつくることで、皆にこの会社で幸せになってもらいたいと考えています。


――ご自身についてもお聞きしたいです。学生時代はどのような子どもでしたか?

中学生の頃まではおとなしい子どもだったと思います。他の人から見たらわんぱくに見えたかもしれませんが…(笑)。

高校生の頃は、休む間もなくアルバイトに明け暮れていました。朝早く起きて牛乳配達を行い、放課後はお酒の配達をしていました。近所のお店で働いていたのですが、朝4時半頃になるとお店の奥さんが家まで迎えに来て私の名前を呼ぶんです。大変でしたが、今となっては良い思い出です。


――ご自分が思う自分の性格と、長所・短所を教えてください。

見かけで神経質と思われがちですが、意外とのんびり屋です。長く続けることは大切だと思っているので、諦めが悪く、粘り強さがあるところも長所かもしれないです。とことん突き詰めないと気が済まない性分です。総合プラントの前身である総合企画を設立して37年が経ちますが、自宅の応接間に机とFAX、電話を置いてスタートした頃から今でも変わらないパフォーマンスでやってきているのは長所だと思います。

短所は仕事に熱中しすぎてしまうことです。やるべきことができていないと、やるせない気持ちが表に出てしまうことがあります。


――最後に読んで下さった方に向けてメッセージをお願いします。

最初から何でもできる人はいないです。どんな所にも役割分担があるので、それぞれが持っている能力を少しずつ高めつつ色んなことにチャレンジしてほしいです。

弊社にはたくさんの部門が存在しています。その中でそれぞれに合った能力を高められるよう一緒に頑張りましょう。

   (画像)テクノクリエイティブ 熊本本社


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