教育にかける思い、指導時に気をつけていることから、先生たちの子ども時代の話などちょっとプライベートな話まで、役員,社員の素顔に迫っていきます。
今回は広島第1号教室「広島八丁堀校」の教室長、松澤優吾(愛称はまっさん)にインタビューしました。
サッカー少年時代〜ロボコン時代
−−小学生時代はどんな子だったんですか?
ずっとサッカーをしていました。典型的なサッカー少年です。6年生の時はチームのキャプテンで、背番号5番、ディフェンダーとして試合に出ていました。当時日本代表の宮本恒靖選手と同じ背番号とポジションでしたが憧れていた選手は中村俊輔選手。ひたすらフリーキックのカーブの練習をしていました。
−−高専時代には囲碁ロボットの研究もされてたとのことですが、具体的にどんな研究を?
先行研究として、碁盤をカメラで認識して、自動で棋譜を記録するシステムは開発されていたので、実際に碁石を打つ腕を自分たちで開発しようとなりました。
友人との共同研究で、友人は腕を、私が腕を動かすシステムを構築することとなり、最終的には9路盤に対応したロボットアームが完成しました。
人がパソコン上に表示している碁盤の目をクリックすることで、碁笥から碁石をつまみ、打つ動作を実現することができました。
−−学生時代にロボコンに出場されていたそうですが、その時の経験がいまの指導にどう生きていますか?
より専門的な知識を教えることができ、子どものやりたいことを一緒に考えるという点で今の指導に生かされています。
高専時代にロボコンに関わっている間はたくさんのロボットを見ただけでなく、自分も多くのロボットを設計・製作してきました。ロボットの機構だけでなく、電子部品についての知識・技能を身につけることができましたね。
子どもがサーボモーターがどうして角度を理解できるのかといった少し深掘りした質問をしても、すぐに答えることができます。指導の中では、子どもの作りたいロボットを実現できるようなアドバイスをしたり、子どもと一緒に悩みながらロボットを作っています。
テックプログレスに入社した理由
−−前職では福祉機器を作っていたそうですね。なぜ福祉機器に興味を持たれたんですか?
“福祉器具の中でも最初に興味を持ったのが、義肢装具でした。義足をつけて歩けることに感動し、興味を持ったんです。次第に興味が歩行から段差に移っていきました。
「街中、家の中、いたるところに段差ってあるな」と思い、歩行していても力を使わずに段差を乗り越えることができる、段差解消機を考えたのがきっかけでです。家の中にある、小さな障害を乗り越えられる機器を作ってみたかったんです。
−−その後、なぜテックプログレスに?
学生の時、研究室に入ってからは好きなことをとことん学べる環境がとても面白かったんです。そんな好きなことや興味あることを突き詰めていく楽しさ、面白さをテックプログレスでは子どもたちに伝えていけると感じました。
教育・指導にかける想い
−−子どもとのコミュニケーションで大事にしていることはありますか?
子どもが難しいことをやろうとしているのを見た時は、「それはできない」とは言わないようにしています。どんなに小さな要望も実現できるように、一緒になって考えたりするようにしています。
−−今後、広島八丁堀校をどういう教室にしていきたいですか?
子ども同士がもっともっと、プログラムやロボット制作を教えあったり、作った作品で遊びあったりできるような教室にしたいと思っています。
なので、最近では子ども同士のコミュニケーションを積極的にとってもらうように促しています。
−−指導をしていて子どもにどういった変化や成長が見られた時に喜びを感じますか?
最初は90分の授業時間が辛いと感じていた子が90分ずっと集中して取り組めるようになった時や、家で作りたいロボットを考えて紙に書いて持ってくるようになった時が嬉しいです。自分から難しいことにチャレンジしたいと言ってくれるともっと嬉しいですね。
−−最後に教室の魅力と何か一言お願いします!
子ども一人一人のやりたいことや作りたいことに対して、スタッフがしっかりとサポートできているところが魅力です。あと、教室が広くて楽しい雰囲気なところですね。
この教室でたくさんの子ども達に出会えることを楽しみにしています!