なにをやっているのか
『産業界の常識を覆すのは、加工技術です。』
これが、私たちテクダイヤの企業理念です。では、なぜこの理念なのか?
1976年に創業した当社は、現在、単層チップコンデンサという製品については、中国においてシェアNo.1、世界でもトップクラスのポジションにあります。しかし、これはもう25年以上も前から販売し続けている製品。いつまでも、そこにとどまっていては企業としての発展は望めません。
産業界にイノベーションを起こすような、斬新な技術開発。それこそ、私たちの追い求めているものです。ここでは、そのいくつかをご紹介しましょう。
【NASAに認められたセラミック基板】
2013年、我々が米国シアトルと英国ロンドンで発表した、新しい技術。それは、セラミック基板に5ミクロン幅という、極めて微細な金属回路を描くというものでした。この技術にいち早く着目したのが、あのNASAです。我々の回路基板が、宇宙の磁界を測定する受信機に搭載されることが決定しました。
【人工臓器の製造を実現するディスペンサーノズル】
アメリカの大学と技術提携し、当社のディスペンサーノズルを使った人工臓器の3Dプリンティングに取り組んでいます。膀胱、腎臓、鼻、耳といった人体を再構築する上では、細胞等のバイオマテリアルを緻密に積み上げていかなければなりません。そこで着目されたのが、10ミクロンという極めて微細な内径を持つ当社のディスペンサーノズルだったのです。
【ダイヤモンド圧子でレーシック手術の進化に貢献】
ダイヤモンド圧子とは、材料の性質を特定する際に用いられる先端端子。その意外な活用法が、レーシック手術の検証実験です。入手困難な人間の眼球に代えて、非常によく似た特性を持つ豚の眼球を使った検証を実施。その上で、人間と豚の眼球の類似性を示すエビデンスとして、ダイヤモンド圧子を使ったプロファイリングが活用されています。
私たちがめざしているのは、世界を変えていく技術にほかならないのです。