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「学生アスリート×人材紹介」!自分の得意を掛け合わせた新しい分野の起業|株式会社 ハンドリング 代表取締役 安田 浩 さん

「スポーツに一心不乱に取り組んできた学生と、新卒人材の獲得に悩む企業をマッチングさせ、双方がハッピーになれる採用活動を実現させる。

学生アスリートの特性を知り尽くしている私だからこそできる、これからの世の中に求められるサービスです!」

そう話すのは、株式会社 ハンドリング 代表取締役 安田 浩 さん。
今年1月、Team Energyグループの会社として設立されたばかりのスタートアップ企業です。

ハンドリングでは、就職活動中の学生アスリートと、新卒人材の獲得に悩みを抱えた企業をマッチングさせる就職支援業を行っています。

「もともとは新卒から30年間、テレビ番組制作会社に勤めていた」という意外な経歴を持つ安田さん。55歳の今、なぜTeam Energyで就職支援業の会社の起業に挑戦したのか、安田さんに迫ります。

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[執筆・校正・取材]株式会社ストーリーテラーズ 平澤 歩

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ハンドボール×人事を活かした予想外の起業

安田さんは大学卒業後、新卒でテレビ番組制作会社に就職。
営業担当や番組プロデューサーとして活躍していました。

当時は目の回るような忙しさで働いた安田さんですが、安田さんには仕事以外に、もう一つのライフワークがありました。

「それは『ハンドボール』です。

学生時代、ハンドボールの推薦で大学に入学したほど、私はハンドボールに熱中していました。就職直後は一度競技から離れていましたが、仕事にある程度慣れたタイミングでクラブチームに所属し、プレイヤーとして競技復帰。

30歳ごろから競技指導や大会運営側に転換し、現在も関西学生ハンドボール連盟の理事として学生を取りまとめたり、大会運営を行ったりしています」

そして仕事面では、42歳からテレビ番組制作会社の関連会社にて役員を務め、仕事もハンドボールも充実した日々を送っていました。

しかし、役員になって10年が経ち、52歳になり、「このまま会社人生を終えてよいのだろうか…」と自問自答するようになった安田さん。

「もう次期役員を務められそうな人材も育ってきている。だからといって、他の人が役員になった時に、自分が制作現場に戻るというのも、年齢的に難しい局面がある。

それならいっそ、全く新しい仕事に挑戦したいと考え、テレビ番組制作会社を退職することを決意しました

退職後、リモートワークを介し、東京に拠点を置く日本ハンドボール協会のマーケティングをしばらく手伝っていた安田さん。日本ハンドボール協会から「東京に引っ越してきて、社員として働きませんか?」との誘いを受けたものの、コロナ禍という時勢もあり断念。

その後、知人の経営する飲食店の手伝いをしていた折、とある鉄鋼関係の会社から「人事担当として働いてほしい」とのオファーが舞い込みました。

「その会社は新卒人材の獲得に苦戦していました。

役員として、人事評価制度の策定や人事管理に取り組んでいた私の経験や、外部の人間に人事を担当してもらうことで会社に変革をもたらしたいという期待から、その会社は私にオファーをくださいました。

そして、私は新しい経験を積むため、その会社に転職。

人事担当として、求職者の目をひくような会社ホームページづくりを行ったり、採用活動を集中的に行ったりしました

心機一転新しい会社で人事として働いていた安田さんですが、またもや運命を変える出来事が。

Team Energy創業者の中村 誠司から、『うちで起業しませんか?』という連絡をもらったのです。

実は中村も若い頃、ハンドボールの選手として活躍しており、一緒に国体に出場したこともありました。そんな古くからの縁もあって、Team Energyへの参画に誘われました」

中村の熱心な誘いを受け、不安ながらもTeam Energyに参画することを決心した安田さん。
しかし、今まで起業など考えたこともなかったので、事業プランを持っていませんでした。

Team Energyの経営陣と相談し、採用担当や人事制度の策定などの経験を活かし、人材系の事業内容に決定。

そして、安田さんの何よりもの強みといえば、やはりハンドボール。

「今なお現役でハンドボール連盟の理事を務める私の周りには、たくさんの学生アスリートがいます。
そして、実は私はスポーツになんらかの形でかかわる仕事がしたいと、ずっと考えていたのです

学生アスリートの役に立つことのできる仕事。
そして、事業内容の軸は人材業。

この2つをかけ合わせ、「就職活動中の学生アスリートと新卒人材の獲得に悩みを抱えた企業をマッチングさせる就職支援業」をメイン事業にすることに決定したのでした。


学生アスリートにも企業にもメリットのある事業へ

こうして生み出された、ハンドリングの「学生アスリート×企業」のマッチング事業。
この事業によって、学生アスリートにどのようなメリットを提供できるのでしょうか。

「学生アスリートは、就活シーズンと試合や合宿が重なってしまい、一般的な就活生より就活時期が遅くなってしまうことが多いです。

つまり、ストイックに競技に取り組み、努力を重ねてきた学生アスリートほど、希望の会社に就職するタイミングやチャンスを逃してしまっているという課題があります。

そんな学生アスリートたちに、就活時期を問わず、新卒人材の採用を熱望している企業を紹介できるという強みがあります。

また、学生アスリートの特徴や個性を知り尽くした私が、その学生個々にフィットすると思われる企業を紹介することができるため、会社とのミスマッチを防ぐことができます

それでは、企業にはどのようなメリットを提供できるのでしょうか。

「今の就活は学生側が企業を選ぶ立場となる、売り手市場です。売り手市場のもとでは、ネームバリューのある企業にばかり優秀な学生が入社してしまい、素晴らしい技術や環境のある会社であっても、名前が一般的に知られていない企業であると、新卒人材の獲得にかなり苦戦します。

そんな状況の中で、今までスポーツに打ち込んできた努力できる学生を紹介してもらえる。
さらに、その学生の性格を知り尽くした私が紹介するので、企業は安心して採用できます


あらゆる学生アスリートと企業によい縁を!

最後に今後の目標をお伺いしました。

「まだ事業が立ち上がったばかりなので、まずは30人を目標にマッチングさせたいです。
学生アスリートと企業を集めて食事会を行い、マッチングにつなげるようなイベントも行ってみたいですね。

事業が軌道に乗ったら、ハンドボールをしている学生アスリートに限らず、あらゆるスポーツの学生アスリートと企業をマッチングさせたいです。

そしてゆくゆくは、新卒人材の採用に悩んでいる企業のコンサルティングや、企業が学生アスリートにスポンサーを行う際の仲介役などの事業にも取り組んでみたいです

自身の強みを活かして、世の中の悩みを解決する事業を立ち上げた安田さん。
これからの活躍と成長に期待したいですね!

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