社長たちが失敗をおそれず挑戦を続けるために。「攻めるための守り」を担う Team Energy株式会社 取締役 中島 直樹
「人は誰でも社長になれる」という想いのもと、年齢・性別・スキル問わず、社長をめざす人達の会社設立と事業成長を支援する会社・Team Energy株式会社。
2023年5月、その取締役に就任したのが中島 直樹です。
中島は2010年、中央電力株式会社(現レジル株式会社)に入社し、財務経理などを担当したのち、Team Energy株式会社の構想から構築までに寄与。
Team Energyの立ち上げ後、結婚相談所・フィットネスジム・WEBマーケティング会社など、社内ベンチャー企業の事業再生・経営などに尽力。
現在はTeam Energy株式会社の取締役のほか、エステサロンを運営する株式会社AILE 代表取締役を務めています。
そんな中島に、社長たちに伴走する上での思いや、Team Energyの未来像について詳しく迫ります。
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[執筆・校正・取材]株式会社ストーリーテラーズ 平澤歩
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Team Energyの構想段階から現在まで寄与
「私はたくさん失敗を重ねてきました。もしかすると、Team Energyの中で私が一番失敗してきたかもしれません。
しかし、Team Energyは積極的に挑戦した結果の失敗を許容する文化があります。社長たちには失敗をおそれず、どんどん挑戦して、大きな成功を掴んでほしいです」
そう語る中島は、2010年中央電力に中途入社。
最初は財務経理部にて、経理事務や銀行との交渉など財務業務を担当し、その後、様々な部署に所属して経験を積んでいきました。
そんな中、中央電力の創業者であり、Team Energyの創業者でもある中村 誠司が新たな構想を抱きます。
「中村には『日本を元気にするため、エネルギー事業以外の会社も含め、様々な事業の会社と社長を育てたい』との思いがありました。
しかし、中央電力では、エネルギーに関する事業しか行うことができない。
そこで、中央電力の枠組みにとらわれずに、様々な事業を行い、新たな会社を立ち上げることができるようにしようと構想を練り始めたのがTeam Energyです」
その構想の実現化に、財務・経理経験のある中島も携わることに。
このようにして、中島は中央電力からTeam Energyへと転籍したのでした。
中島が担うのは攻めるための「守り」の役割
Team Energy転籍後、M&Aを行った会社の事業再生や、現在も代表取締役を務める株式会社AILEの経営などを経て、現在はTeam Energyの取締役を担う中島。
社長の田中 正、取締役CPOの金田 隼人とともに、経営陣としてグループ会社の社長たちに伴走し、より多くの会社の立ち上げに向けて奔走しています。
社長としてTeam Energyを牽引する田中、新しい事業や企画の立ち上げなどを行う金田の2人が「攻め」の役割を担うのに対し、中島はTeam Energyが円滑に、健全に事業を行えるよう整える「守り」の役割を担っています。
「今後、Team Energyのグループ会社の数が増えた場合に、円滑に事業を運営できるよう、グループ体制の構築を行っています。また、資金調達などの財務管理や、会社経営に欠かせない会社法の周知など法務も担っています。
このように、社長たちが安心してチャレンジし続けるのに必要な経営管理全般を担当しています」
また中島は、社長が新しい会社を立ち上げる際の、事業計画の確認も行っています。
事業として成立するかどうかを判断する重要な工程ですが、どのような点を注視しているのでしょうか。
「事業計画の作成自体は金田がフォローしています。私は出来上がった事業計画について、事業化するにあたって不十分な部分がないか確認し、よいスタートダッシュが切れるよう整備する役割を担っています。
事業計画が現実的に実現可能な内容となっているかどうか確認し、イレギュラーな事態やトラブルが起きた際にどのように対応するつもりなのかなど、事業化にあたり考えられる細かな懸念点をクリアにしていきます。
また、事業を行うために1番重要なのは社長の熱意です。どんな困難があっても努力して乗り越える覚悟があるのかといった、社長の強い思いを重視しています」
Team Energyに適した人柄とは?
今年、Team Energyでは新たに20社の設立を目標に掲げています。
そのためには、事業を立ち上げ、社長として活躍してくれる新たな仲間が不可欠です。
Team Energyグループの社長になるには、どのような人がマッチするのでしょうか。
「自分の利益だけを考えるのではなく、周りの社長仲間に対しても思いやりと感謝を持つことができる人ですね。
事業を行うにあたって、失敗はつきものです。私自身も経営者として、数え切れないほど失敗し、それを乗り越えて今があります。積極的なチャレンジを行った結果の失敗は全く問題ありません。
しかし、そのチャレンジに要した資金源は、グループ会社の他の社長が一生懸命生みだした、貴重な売上です。そのお金を使わせてもらっていることに感謝し、『今後他の社長がチャレンジする際に還元しよう』という思いやりを持った人に社長になっていただきたいです」
唯一無二の面白い組織に育てていきたい
最後に、今後Team Energyをどのような組織にしていきたいのかお伺いしました。
「社長になりたいという思いを持つ方がたくさん集まり、時には失敗しながらも成功を掴んでいく、そんなチャンスあふれる組織にしていきたいです。
Team Energyは、目先の利益を求めているのではなく、会社や社長を育てて社会を発展させていきたいと考えている組織です。会社を一から設立し、育てるという点に特化しているため、利益を求めるのであれば、正直言って非効率な経営方法です。
しかし、一般的なテクニックを駆使し、事業の立ち上げや運営を行ってしまっては、最短ルートで事業を軌道に乗せることはできるかもしれませんが、思わぬビジネスチャンスやイノベーションを見逃してしまいます。
私自身がトライアンドエラーを繰り返し、回り道や失敗をしながら経営の知識を増やしてきました。
そんな私だからこそ、『Team Energyは、積極的に挑戦した結果、失敗したとしても、許容される文化がある。社長たちには失敗をおそれず、積極的に挑戦して、思い切り飛躍してもらいたい』というメッセージを未来の社長たちに発信していきたいと思います。
そしてゆくゆくは、良い意味で『何この会社!?』と思われるような、他にはない唯一無二の組織にしていきたいです!」
社長をめざす志のある人が、ためらうことなく挑戦と失敗を繰り返し、成長できる土壌を耕していくために。
Team Energyのさらなる発展のため、中島は確かなステップを踏み続けます。