DX(Digital Transformation)が叫ばれて久しい昨今ですが、今なおDXを推進する組織は増え続けています。人手で作業していた工程をAI搭載の機械やシステムに置き換え、これによってヒューマンエラーや工数を抑える取り組みは未だに需要があります。さらには生成AIの登場により、DXの姿は多様でより高度な面を見せ始めてきました。今回はそのDXの一部であり、当社が力を入れている分野の一つである「画像DX」について紹介します。
画像DXとは?
画像DXとは、画像認識を始めとする画像処理技術やデジタル画像の活用を通じて、ビジネスの変革を図る取り組みです。
例えば製造業においては、従来の目視検査では叶わなかった細かな品質チェックとその自動化が多くの場面で推進されています。これにより品質の向上や安全性の確保、生産性の向上など様々な効果が期待できます。製造業におけるDXは改善の効果が直感的にも把握しやすく、導入されやすい傾向にあると思います。ただし、精度面ではかなり高い水準を求められることも多く、技術的なハードルは決して低くありません。
また、社会インフラの分野においても大きな効果が期待されています。社会インフラを支える施設の多くは高度経済成長期に集中的に開発・整備されたものです。高度経済成長期から60年以上が経過した現代では、今後一斉に老朽化を迎えることが予想されています。このような社会インフラの現状把握や異常検知、現場作業の効率化は今後必然的に考えていかなければなりません。画像認識や画像判別を活用することによって安全かつ効率的にこれらインフラを再整備する需要も高まっています。
当社ではこんなことをやっています
そんな画像DXについて、当社が取り組んできた/取り組んでいるソリューション事例やプロダクトについてご紹介します!
● ソリューション
以下は画像DXを用いた「製造業」と「通信・社会インフラ/建設業」の事例です。
製造業
- 検査の自動化:
製品の検査や分類、位置認識などを自動化することで、作業の短縮や一貫性の向上! - 製造機器の異常検知:
IoTデバイスと画像を組み合わせることで、機器の異常を事前に察知し、機材の停止を事前に予防! - 品質要因分析:
製品の状態を画像で分析することで、品質のバラつきを評価し品質改善に貢献!
通信・社会インフラ/建設業界
- 採掘作業の自動化:
重機の自動制御により、現場の安全性を向上! - 建設現場・インフラ施設の防犯用異常検知:
監視カメラなどを活用し、不審な行動や侵入を検知! - 点検自動化:
ドローンや衛星画像などを活用して、構造物の点検を効率化!
より詳しく知りたい!という方はこちらで解説記事も公開しています。併せてご覧ください。
(お客様向けですが、さらにダウンロードコンテンツもあります。製造業編、社会インフラ編)
● プロダクト
当社では、TDSE Eyeという外観検査システムがあります。AIの専門知識が無い方でも、上記で述べたような画像DXを実現することができます。性能面でもAIモデルをクラウド上で構築することで、常に最新で高性能なものが利用できます。
高度な技術力と先見の明が試される画像DXですが、これらに挑戦してみたいという方、ご興味ある方は是非お問い合わせください!