なにをやっているのか
【お子様の海外経験を、人生の大きな財産に。】
はじめまして。TCK Workshop代表の水田早枝子と申します。子供時代の海外生活と日本への帰国の経験は、私にとって大切な原体験です。文化の狭間で育つのは非常に大変な経験でしたが、それは後々大きな財産になりました。
ハーバードビジネススクールに合格して間もないころ、「自分の全能力を使って、一つだけ人のためになる課題を解決できるとしたら何をしたいか?」と問われ、「海外経験をもつ子供が必要以上に辛い思いをして、せっかくのチャンスを失ってしまうのを助けたい。」と答えたところから、TCK Workshopは発足しました。
TCK Workshopの経営陣は、同じような経験を経てキャリアを築いた帰国子女であり、教育のおかげで帰国前後の困難を乗り越えることができたと実感している3名によって構成されています。
教育に情熱を持ち、バイリンガルの個別指導塾の経営をしている岡留。
ベンチャーマインドにあふれ、大規模な会社の立ち上げと黒字化に成功した渥美。
そして異文化間コミュニケーションをビジネスと教育の現場で鍛え続けてきた水田。
海外経験をもつお子様がのびのびと育つ難しさと、それを助ける仕組みの不足の打開を目指し、オンラインのバイリンガル個別指導をはじめ、グローバルに活躍できる人材の育成に関わるサービスと、次世代のグローバルな人材が互いに交流し支えあえる場を提供してゆく所存です。
なぜやるのか
【帰国子女の悩みは、同じ帰国子女にしか理解できない。】
多感な子供が全く文化のことなる世界に飛び込んでゆくのは、大きな混乱を生む可能性があります。日本の外では「外国人」、日本に帰れば「変な日本人」とみられてしまい、悲しかったこと、適応したい一心で海外では日本の、日本では海外の影響を必死に消そうとしたことを、昨日の事のように覚えています。
このような悩みは、私に限らず、数多くの海外・帰国子女およびその家族が直面するものです。一方で日本には、海外・帰国子女が多いにも関わらず、こうした課題を支援するサービスや仕組みが根本的に不足しています。
しかし、こうした困難を乗り越えた先には、とても豊かな経験が待っていました。東京大学を経てグローバルカンパニーで働き、ハーバードの大学院で学ぶなかで決定的に役に立った感じるのは、流暢な英語力以上に、自分とは違う考え方や価値観の違う相手を理解し、相手と歩み寄り、説得する力です。
人格形成期の異文化体験は、日本では身につきにくい異文化間コミュニケーション力を育み、世界には様々な価値観を持つ人々がいることを自然に受け入れ、彼らと協働できる人間に成長する貴重なきっかけになります。その力は、本人を豊かにするものであると同時に、これからの日本に必要とされている能力でもあります。
【日本を担うのは、グローバルマインドを持った子供たち。】
日本国内においては、考え方や価値観が似ている者同士のコミュニケーションが当たり前です。しかし、世界に目を転じれば、文化、習慣、宗教、収入、常識など、あらゆる観点から多種多様な人々がいて、日本とは根本的に異なる価値観を持つ社会が成長やイノベーションを牽引し、次の時代を切り開いているのが現実です。
日本の国際的なプレゼンスが低くなってしまっている大きな要因は、グローバルな視点を持ち、共通の文脈を持たない人々と効果的なコミュニケーションを行える人材の圧倒的な不足だと考えています。実際、世界のエリートは、各国の文化的な差異や、異なる価値観の世界に置かれた際に自分がどう見えているかということを観察し、効果的に意見を伝える力を日々鍛えています。
海外・帰国子女が必要以上に苦労をしたり、学業でつまづいてしまうことなく、グローバルマインドを持った日本人としてのびのびと成長することができたら、本人の人生が充実するのは勿論、日本の国際社会におけるプレゼンスの向上や、日本と世界とのよりよい関係の構築につながると確信しています。
どうやっているのか
【メンバーのほとんどが帰国子女、あるいは留学経験者。】
社員や講師のほとんどが、海外大学卒業者、留学経験を持つ東大・早稲田・慶應・上智・ICUなど有名学校出身の帰国子女達です。
経営者は全員が帰国子女であり、同じ時期に同じ国にいた人間です。「振り返ればいろいろあったな~」「こんなサービスあれば絶対使っていたよね」という発想から始まったビジネス。自分たちの原体験を、自分自身の人生経験をそのまま商材として事業に役に立てています。
【「人生経験」や、切り捨てがちな「個性」を仕事に。】
メンバーは皆優秀なだけでなくお子様の気持ちを理解できる多様な価値観をもった人間です。メンバー皆が熱くオモシロイ人材。
アルバイトの講師達も、同じ帰国子女として道を歩んだ少し年が上の先輩にあたります。彼らは指導者である前に経験者でもあります。お母様でもお父様でもなく、少し年が離れた先輩と話すことがお子様にとってプラスに働くこともあります。