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なにをやっているのか

ミニ組子行燈
木彫り、伝統的な組子技法を用いた最高級の欄間
MISSION 150余年続く建具技術を活かして、心地よいライフスタイルを提供致します。 ①私たち職人は一切、手間を惜しみません ②150余年続く建具技術の継承と向上を目指します。 ③常にお客様目線のリノベーションを提案・提供致します。 ④愛し続ける二宮町に根差した地域密着事業を展開致します。 代表からのご挨拶 皆さんは建具という言葉をご存知でしょうか。建具とは、”建築物の空間を埋めるもの”です。その空間を埋めるものとして、ドア、窓、古くは障子などがあります。古来から日本人はこの空間を効率的かつ美しく埋めるべく様々な技術を用いてきました。その中で最適の材料としたのが木材及び紙です。木材は驚くべきことまるで生きているかのような能力を発揮します。例えば木材は水分を放出したり吸収したりすることで、湿度を適切に調節しています。よって湿度が高い日本の夏には、木が湿度を吸収し、適切に建築環境を快適にしていました。その代表例が簾(すだれ)です。簾は今ではその能力が認識されていませんが、風を通すだけでなく、風の湿度を吸って部屋の環境をより良くします。そしてデザインも涼しさを感じさせるよう様々な趣向が凝らされています。世間では、持続可能性(サステイナブル)という言葉が広がり、自然との調和、節電、省エネなどが声高々に叫ばれるなかで、改めて木材の有用性が再認識されなければならないと私自身感じております。  当時、全国を”西行”として行脚していた建具の小清水初代代表”小清水半蔵”の「手間を惜しむな」という言い伝えを胸に、常に最高級の作品を作り上げることを目指しております。

なぜやるのか

「建具」や「木材」業界の危機的な状況を仕事を手伝っていくうちに感じ、 このままでは、職人たちがいなくなってしまい技術継承がなされず潰えてしまいます。後継者の問題、工場生産の建築業との価格競争によ る競合、建具業者の激減、木材に関する誤解、組子細工の技術の低い認知度など建具業界の問題点を挙げればきりがありません。  過度なまでの東京の都市開発、それに反した地元、二宮の過疎化の状況を感じ、このままでは 建具も二宮も衰退の一途であるのを実感していったことも大きな理由です。二宮町で長年、地域密着で事業をさせて頂いている当方であれば、地方創生の一事業としても大きな役割を担えるのではないかと思っております。 事業の歴史 古くは、「彫刻家」、「宮大工」及び「大工」として、建築業8代、建具業5代、現所在地(神奈川県中郡二宮町)創業で3代目になる”建具の小清水”。脈々と受け継がれた小清水家伝統の技術は、現代表に継承されております。 創業当時や伝統技術に関する資料はほぼありません。  また、現代表は祖父にあたる初代”小清水半蔵”に3歳の頃、手を引かれて散歩をした記憶しかなく、建具技術の指南はほぼされてはいません。しかし、2代目”小清水春雄”や現代表の大叔父にあたる”小清水秀之助”は、常に”手を動かせ””体を動かせ”、そして行動をしたらすぐに周りの先輩職人から”これはダメだ””こんなやり方じゃない”と厳しい叱責を受けて、若い頃は訳もわからずただ目の前の建具を製作していたとのことです。そして一貫して教わったことは”手間は惜しむな”というこだわりです。建具の小清水三代目代表の小清水茂です。

どうやっているのか

工場写真
工場写真
建具業界を盛り返したいという一心で、伝統建具に限らず、モダンなミニ組子行燈や組子コースターの製作を行っております。