井ノ上 和樹 | セールス
中途入社(2024年)
目次
「超朝方」でラクロスに明け暮れた大学生活
新卒で飛び込んだ大手商社、「会社に守られながらではなく、自分の実力で新規事業を創り出したい」
ーー新卒入社した商社での経験
ーーこの頃に転職を考え始めた?
大手商社からスタートアップへの転職に「ギャップはあまりなかった」
ーー匠技研工業への転職の決め手は?
ーー実際に転職して感じたギャップは?
製造業界と「今風」のサービスの隙間を埋める
ーー井ノ上さんから見た、匠技研工業の魅力は?
ーー匠技研工業で成し遂げたいことは?
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「超朝方」でラクロスに明け暮れた大学生活
ーー井ノ上さんは、ボードメンバー3人の学生時代の部活の後輩とのこと
はい、僕も東大ラクロス部でボードメンバーの後輩でした。大学入学までは野球漬けで、中学・高校と野球部の主将を務めていましたが、なかなか結果を出せずスポーツに未練を感じていたため、日本一を目指して活動していたラクロス部への入部を決めました。当時は、365日中330日くらいは練習か自主練をしていましたね。しかも、ラクロスは専用のグラウンドがないので、サッカー場等を借りて練習していたのですが、人気の時間帯には空きがないことが多く早朝に練習していました。時間帯も朝6時15分に開始して、10時には終わるというような「超朝型」だったのですが、当時はそれが普通のことだと思うほどに部活に全力を注いでいました。
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新卒で飛び込んだ大手商社、「会社に守られながらではなく、自分の実力で新規事業を創り出したい」
ーー新卒入社した商社での経験
「ベンチャーでのインターン経験もあるから、少しは戦力になるかな」と思っていましたが、全く通用しなかった1年目でした。会議室に入りいきなり一番奥の席に座る、上司へのメールで間違った敬語を連発する、注意されるのが怖くて相談しない等、失敗した時の記憶の方が鮮明に思い出されます。たくさん恥をかきましたが、そのおかげで物おじせず新しい環境に飛び込んでいくことができるようになったと思います。当時の上司や指導社員の先輩には、感謝してもしきれないです。
商社での仕事は本当に面白かったです。取引先との交渉や社内調整の難しさも感じましたが、それ以上に数億・数十億円規模の取引を自分が主体となって成立させていくことへの充実感は計り知れないものでした。商社は常に新しいビジネスを作り出していくことへのモチベーションも高く、自分よりはるかに優秀な先輩にたくさん出会えたことは、今でも貴重な財産です。
一方で、商社で全く新しいビジネスの創出に携わりたいという夢があった自分は、社内の新規事業創出プロジェクトに参画しました。そこで0からビジネスを創出する経験を行い、世の中に対して多大なインパクトが与えられる事業に携わることにとても興味を持つようになりました。大企業の資本を十二分に使いながらダイナミックな事業を創出していくことに魅力を感じていたことは事実です。しかし、同時に会社に守られている状況で本気で新規事業に向き合えるのかという不安がありました。心のどこかで甘えが出てしまう気がしていました。
ーーこの頃に転職を考え始めた?
そうですね。そんなことを考えているときに、大学の部活の先輩である前田・原と話す機会がありました。製造業界向けのSaaSというかなり珍しい領域で事業を展開しているということで、自分にとってはかなり新鮮で、かつ魅力的な環境だと思いました。自分の周りには転職する人が少なく、大企業からスタートアップという転職の仕方もあまりいなかったので、逆に「他の人には味わえない経験ができるのでは」と感じたことも覚えています。
また、商社時代には、貿易に携わっていたこともあり、お客さんの元に直接足を運ぶ、お客さんと直接話すという経験が多くなく、転職すればもう少し手触り感をもって、現場の生の声を聞きながら仕事ができそうだなとも感じていました。
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大手商社からスタートアップへの転職に「ギャップはあまりなかった」
ーー匠技研工業への転職の決め手は?
前職でそのまま新規事業に携わっていくこともできましたので、当然その選択肢をまずは考えました。一方で、大企業という世界を飛び出して、スタートアップで働くとそこにはどんな世界が広がっているのか知りたいという好奇心が日に日に増してきました。
また、一度きりの人生で、もやもやしたまま仕事を続けるよりも、やりたいことをやりたいときにやっている人生の方が、振り返ったときに後悔しないという想いもありました。
前田・原と話している時に感じた、自分が関わっている事業が大爆発する瞬間に立ち会えるのではという期待が、転職するか迷っている自分の背中を押してくれました。
ーー実際に転職して感じたギャップは?
幸い自分は、SaaSベンチャーでのインターンと鉄鋼業界に携わった経験から、入社後のギャップはそこまで感じませんでしたね。ただ、鉄鋼業界と製造業界は似て非なるもので、専門知識や業界の慣習等は一から学びなおしが必要でした。しかしながら、知らないことを知れるということは、自分にとって非常に楽しく、今のところストレスに感じることはありません。
訪問する先のお客さんも、事業領域や設備、大事にしている価値観がお客さん毎に違うので、その違いを毎日感じられるのも魅力だなと思います。
よく、大企業からスタートアップへの転職は、スピード感の早さやコミュニケーションのとり方の違いに苦しむことが多いと聞きます。確かに、社内のコミュニケーション手段がメールからチャットになったり、業務のスピード感の早さに戸惑うこともあると思います。しかし、個人的にはそれらのギャップは慣れの問題だと思います。それよりも、会社の雰囲気(ミッション・ビジョン・バリュー)に自分がマッチするかどうかの方が大事なことだと思います。雰囲気にフィットできていれば、多少のギャップはそこまで大きな問題となりません。
大企業にいたころは、会社のミッション・ビジョン・バリューを意識することは正直あまりありませんでした。しかし、会社の特徴やこれから向かっていく方向を端的に言い表した言葉がミッション・ビジョン・バリューであり、これらに心から共感できれば、そこまで深刻なギャップは感じないと思います。
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製造業界と「今風」のサービスの隙間を埋める
ーー井ノ上さんから見た、匠技研工業の魅力は?
目の前のお客さんや製造業界全体にとって価値があるものをご提供するという価値観がブレておらず、自分も常にこうありたいという同僚ばかりでとても恵まれているなと感じます。
会社のバリューにもありますが、「現場・現物・現実」という言葉が好きです。ヒントは常に現場に埋まっていて、どれだけ足を運んで生の情報に触れられるかが大事だと感じています。実際に営業で訪問させていただいた際も、「今までそんな視点で考えたことがなかった」「これまで課題だと思っていたことが、匠フォースで解決できて嬉しい」等というお声を幸いにもたくさんいただいており、自分たちが取り組んでいることは間違いではないんだ、という感覚を持てています。
向き合っている課題は非常に大きく重たいものですが、逆に我々が成し遂げられることのインパクトが大きいということですので、やりがいしか感じない環境です。
また、「リスペクト」というビジョンが会社に根付いており、全ての人に敬意を持つ仲間が集まっています。組織としても非常に魅力的で、「素直でいい人」たちが集まっているなあと感じます。
加えて、匠技研工業の魅力として感じるのが、「大企業での経験が活きやすい」ということです。社内調整や仕事の進め方については、大企業で学んだことが活きる機会が多いと感じます。SaaSといういわゆる「今風」のサービスを製造業界の方々に分かりやすく伝えるには、大企業で働いていた経験が十分活かせます。大企業からスタートアップに転職する人も増えてきてはいるものの、まだまだ絶対数としては少ないので、貴重な人材です。
ーー匠技研工業で成し遂げたいことは?
日本のGDPの20%を占めている製造業界全体を盛り上げて、業界全体を底上げできるサービスに携われていることに感謝しつつ、自分自身がサービス拡大に一層貢献できるように頑張っていきたいです。いうなれば「日本のものづくりの復権」に貢献していきたいです。
少しでも「東大発のスタートアップで働いてみたい」「尊敬できる仲間と切磋琢磨して成長していきたい」「裁量権をもって事業が成長する過程に携わりたい」と思う方は、是非一緒に製造業界を盛り上げていきましょう。