こんにちは!
株式会社TakeAction代表取締役の成田靖也です。
前回の記事では、昨年の緊急事態宣言から私たちも大きな打撃を受け創業11年目にして初めて「会社潰れる?」と感じた出来事をご紹介させていただきました。
まだお読みでない方は、こちらから先にお読みください。
今回はTakeAction物語の最終話になりますので、今後私たちが成し遂げていく世界についてお話します。
役員、幹部、メンバーの一致団結に繋がったのか、緊急事態宣言発令からの地獄の日々は半年から、10か月で終わりを告げます。それどころか反対にコロナになり、世の中的には、今まで取れていた当たり前のコミュニケーションが取れなくなったり、社内の飲み会などはなくなり、社員への福利厚生の提供などもできなくなった背景から、アフターコロナに向けた新たなコミュニケーションの形、組織の一致団結するためのツールの必要性が一気に高まったと感じています。
そこで私たちのツールTHANKSGIFTが改めてスポットライトが当たり始めました。
正直コロナ前は、月に10社ご契約頂き、3、4社解約されてしまうサービスでした。
しかし現在は、コロナ前の2.5倍の月間25社、そして解約も1、2社程度に収まるようになってきました。
サブスクビジネスのポイントとなるMRR(月額ストック金額)が急速に高まっていったのです。また自分自身としては第4話でもお話しした通り、自分自身の目標を見失ってしまった辛い期間(情けない時期)がありました。
だからこそ今度は同じ失敗を繰り返さないように、常に高い目標を自分自身が持たないと会社も自分もどこかで成長が止まってしまうと改めて心に誓い、
「大きくブレない目標を作る。」と心の中で決めました。
そんな中、私にある大きなきっかけが生まれる日が訪れます。
それは年末のとても忙しい時期(12月2日)でした。お誘いするのは申し訳ないのは重々承知で、飲食業界の中でも素晴らしい業績を誇る上場企業、株式会社ギフト田川社長(ここからは翔さんと呼ばせて頂きます)に会食をお願いしました。
そして恥を承知で、実際のうちの財務資料、私個人の悩みやモヤモヤしていることを包み隠さずお話ししました。
そこで翔さんは、親身に今の会社としての改善点や私自身の弱い部分。ギフトさんが上場をして良かったことなど、たくさんの体験や経験をお話してくれました。
そこで自分の中で素直に
「上場を成し遂げた人が見ている景色はどんな景色なんだろう?」
「自分も上場というチャレンジをしてみたい!」
目指さないで諦めることよりも、まずは、本気で目指してみて株式上場という大きな挑戦をしてみたいと心から思うようになりました。
もちろん今から株式上場をすることは、東大合格や甲子園で優勝するくらい大変なことは私も分かっています。ただ、諦めず挑戦しようと思えた瞬間だったのです。
(翔さんありがとうございます。)
またそんな高い目標を自分自身でコミットしてからは、会社内からも本当に心の底から信頼できるメンバーがついて来てくれていると感じたことも一つです。
大手企業から名もないベンチャーに入社を決めてくれた財務から開発周りまでバックオフィスを統括する役員の添川や、私が5年間口説きに口説いて、最後は前職のエリートコースを捨て、180名近い部下を持ちながら、前職の栄光を捨て入社してくれたNO2の専務の加藤。
その他にも課長、部長にもここ最近は本当に信頼できるメンバーが集まり、また若手からも成果を上げ評価され頭角を現すメンバーが本当に増えてきました。(嬉しい限りです)
今までは、小さな会社を小さな器の私一人で背負っていたこの会社も11年たった今。
株式上場を目指そうと思えるそんな仲間が集まってきました。もちろんまだまだ目標までの道のりは遠く不確実なことばかりですが、目指すことに意味があるので世の中に必要とされる会社になれるよう、全力で尽力していきたいと思います。
前職の会社がリーマンショックで150名から10名程度の会社になり、同期は半分リストラ、後輩は9割リストラされ、そんな状況でたった一人。25歳で作った会社がTake Actionという会社です。
当時はご飯を食べていくことに必死で、社会的意義とか社員の為とかそんなことなど考える余裕など1ミリもありませんでした。(妻にも50万近く借金してました)
ただ、今は少しだけ「社会にどんなインパクトを与えられるんだろう。」
そんなことを考え、会社を経営しています。
私たちの会社も12期がスタートしています。
昨日今日の急性胃炎も仕事へのストレスだったら非常に情けない経営者ですが、創業して最も仕事が楽しく自分の会社の成長を喜びに感じている時でもあります。
ですので自分たちの会社のミッションやビジョンをブラさずに、社会的意義のある会社になれるように頑張りたいと思います。
また最後にこんな幸せを感じられる、今。
コロナでは少しは当たり前に感謝ができる気持ちになっているなと思います。
それを踏まえ両親への感謝。家族、妻への感謝。子どもへの感謝。共に働くメンバーへの感謝。私を育ててくれた飲食経営者の皆様への感謝。そして仕事で関わるお客様への感謝。
それを精一杯、感謝の言葉とさせて頂き、今回の私のつまらないお話は終了にさせて頂きたく思います。
非常に自分自身を見つめなおす良い機会となりました。
最後までお読みいただいた皆様、つまらない文章でありましたが、お読みいただき、本当にありがとうございました。
株式会社Take Action代表取締役 成田 靖也