みなさんこんにちは!Fun Groupです。
Fun Groupは、シリーズB資金調達の第一回クローズを完了し、香港取引所上場の中国民生金融控股有限公司(CEO:渡邉智彦、以下「中国民生金融」)100%出資の本邦投資会社であるJBCホールディングス株式会社をはじめ、他金融機関を引受先とする、総額約12.6億円の資金調達を実施いたしましたことをお知らせいたします。
Fun Groupはこれまでに、個人投資家を中心に約7.4億円の資金調達を実施しており、2014年の創業以来、資金調達の累計額は約20億円となりました!
「観光業者連合」の形成を目指す
調達した資金は、新型コロナウイルスの感染拡大により不況のあおりを受けている国内外の観光事業者のサポートおよびアライアンスによる事業効率化を目指したグローバルでの「観光業者連合」の形成や、ハードウェアを含む新規プロダクトの開発資金等に利用し、「地球上の感動体験にアクセスできる仕組みをつくる」というFun Groupのミッション達成を目指します。
前列左から相馬 知明 CFO, 今野 珠優 COO, 三木 健司 CEO, 藤谷亮太 VP of Marketing, 和泉 康 Regional CFO, 近森 浩平 VP of Strategy, 三戸 格 VP of BizDev.
資金調達の背景
Fun Groupがサービスを提供する旅行市場は、観光客の行動が「モノ消費」から旅行先の観光資源やローカルな文化を体験できる「コト消費」へと変化してきていること、また海外旅行の大衆化や政府の観光客誘致といった背景により、グローバルで急拡大を遂げ、多くの観光事業者が生まれました。
一方で、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の煽りを受け市況が悪化し、国内外の観光事業者、特に家族経営のツアー会社は先の見えない状況に不安を抱えています。
資金調達の目的
2020年4月現在、Fun Groupはバンコク・バリ・セブ・ハワイ・ラスベガス・台北の6都市にて、地域に根ざしたツアー会社と連携しながら、日本と同等の品質を保ったバスや車などの移動手段を供給することで、安心安全でその地域ならではの観光体験を旅行者に提供しています。
利用者の国籍数は70を突破、M&Aを含む拡大戦略によりグループ会社は6社に拡大、事業規模は前年度比200%超で成長しています。
今回調達した資金は、市況悪化の煽りを受けている国内外のツアー会社の支援、およびM&Aやグローバルアライアンスによる「観光業者連合」の形成や、新しい観光体験を提供するためのハードウェアを含む新規プロダクトの開発や人材採用等に活用してまいります。また、中国民生金融の持つ中華圏ネットワークおよび中華圏マーケットへのアクセスを活用することにより、中華圏旅行者の獲得を推進していきます。
JBCホールディングス株式会社 代表取締役 渡邉智彦氏よりコメント
我々は「優れた技術やノウハウを有する日本企業へ投資し、我がグループが強みとする中国の資本、ネットワークそしてマーケットへのアクセスを駆使し、企業の成長をサポートする」という経営理念のもと、日中の架け橋(Japan Bridge China)をとなることを目指しております。
この度、Due Delligenceを進める中で、彼等のビジネスモデル、社員のレベルの高さを知り、我々グループとしてお手伝いさせて頂ける余地が非常に大きいと確信し、投資をさせて頂くことになりました。世界中が困難な局面に直面しておりますが、明けない夜はありません。夜明けに向けて我々はFun Groupの皆様を精一杯サポートさせて頂くつもりです。
株式会社Fun Group 代表取締役社長 CEO 三木健司よりコメント
「楽しい体験こそ人生に欠かせない」と考え、2014年にFun Groupを創業しました。2020年4月現在、新型コロナウイルスの流行もあり国内外の旅行事業者は厳しい局面を迎えています。そんな今だからこそ世界中の事業者同士、手を取り合い荒波を乗り越えていきたいと思います。そしてその先でまた旅行者に「楽しかった」「感動した」と言ってもらえるように、更にアップデートされた旅行体験をテクノロジーの力で達成していきたいと考えています。
代表取締役 CEO 三木健司(みき けんじ)
1990年生まれ、兵庫県出身。19歳で起業し事業売却。世界に通用する事業を臨み海外に出るも、渡航先のタイで一文無しに。現地で観光客を送客した経験から、2014年1月にFun Groupの前身となる株式会社Rising Asia設立。Forbes Asia 30 under 30に選出。