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TV広告×IoT×AIの掛け合わせ!エンジニアリングの新領域に挑む2名にインタビュー

こんにちは!スイッチ・メディア・ラボ人事担当の塚越です。

スイッチ・メディア・ラボではエンジニアメンバーが4名在籍しています。約2年半前に入社をした徳岡(右)と、2019年4月に入社をした高田(左)に、スイッチ・メディア・ラボでエンジニアとして働く魅力を聞いてみました。是非ご覧ください!

◆二人の前職までのキャリアを教えていただけますか?

高田:

東京農工大学の大学院を卒業後、2016年4月にNTTデータに入社をしました。

主には証券系のシステム開発を担当していました。最初の1年はJavaを用いた開発業務がメインでしたが、2年目以降はプロジェクトマネージャーとして案件管理をしていました。在籍期間に5つのプロジェクトマネージメントを経験し、プロジェクトの立ち上げ期から入って安定したら次のプロジェクトに移る、という繰り返しでした。

プロジェクトマネージメントも大きなやりがいがありましたが、個人的に技術志向が強く、マネージメント寄りの仕事に違和感を感じていました。

僕は大学時代にデータ系の研究をしていて、Pythonを用いて画像解析や統計解析をしていました。またプライベートではWeb系技術でサンプルアプリを作っては壊すの繰り返しをしていましたね。Spring、Laravel、Rails、Django、Go、Kotolinなどを触っていました。フロントはVue.js、Bootstrap、Sassなどに触れており、いわゆる”手を動かして開発をする”ことに楽しみを見出すタイプでした。

NTTデータに入社をして3年という区切りのタイミングで、プロジェクトマネージメントの経験を積むより、手を動かす開発業務経験を積みたいと思い、転職を決意いたしました。

徳岡:

もともとPCに触れることが好きだったこともあり、ITエンジニアとしてキャリアを積みたいと思っていました。エンジニアとして最初に入社をした企業はSES企業で、大手SIerに常駐しJavaを中心とした業務系システム開発をしていました。10年が経過し、業務系開発ではなくto C向けサービスの開発経験を積みたいと思い、2回目の転職をすることにしました。

そこでモバイルサービス系企業に入社をしました。

業務系システム開発からWeb系サービス開発に身を移したこともあり、技術力が高い方に学びたく思っていたのですが、その企業の技術スキルはそこまで高くなかったのです。更なるスキルアップを希望して、ゲーム企業のコナミに転職をしました。コナミは大手企業ですので、ある程度経験を積ませていただいた後に、ベンチャー企業に入りたいと思いスイッチ・メディア・ラボに入社をしました。

◆スイッチ・メディア・ラボに入社を決めた理由を教えていただけますか?

徳岡:

アーリーフェーズにもかかわらず事業は安定しており、将来的に成長する企業だと思ったからです。

また、転職活動時には「自分のスキルがどれくらい役に立つか」という部分を注視しおり、ベンダーコントロールだけでなく手を動かすことを希望していました。スイッチ・メディア・ラボの体制は当時エンジニアが2名で、Web系開発をするメンバーはマネージャーの1名。そして当時は実装業務は外注でしたが、徐々に内製にシフトしていくフェーズで、この整っていない環境が僕にとっては魅力的でした。

また、スイッチ・メディア・ラボが特殊なデータを保有していたことにも魅力を感じました。

テレビの視聴率データを保有している企業は、当社のほか数社しかありません。テレビ業界自体が、ある理由でイノベーションが生まれにくい文化になっているのですが、スイッチ・メディア・ラボはうまく業界に溶け込み、そしてイノベーションを生むことができる土台は作れている状態です。

当時入社を決意したタイミングは、無名で小さな企業でしたが、当時取引をすでにしていたクライアントは誰もが名前を知っている企業であり、ワクワクしたのは覚えています。

高田:

僕の前職は1万人を超える大手企業でしたので、何を進めるのにも確認が必要で息苦しさを感じていました。そのため、古くからある企業よりはベンチャー気質の企業に入社をしたいと思っていました。

転職活動をして、いくつか内定をもらうことができたのですが、そのうちの1社がスイッチ・メディア・ラボでした。

スイッチ・メディア・ラボを選んだ理由は、まず競合他社が少なく、日本で唯一と言っていいほど特殊なデータに触れることができること。また、純粋に僕がテレビが好きであることは大きな理由でした。前職では証券システムの開発をしておりましたが、正直証券に対して興味関心は薄く、業務を進めるのはやや苦痛でした。ただ、スイッチ・メディア・ラボでは興味があるデータを扱うことができること、自分が関わったプロダクトをお客様に使っていただくことで、テレビが面白くなる可能性があることにやりがいを感じていました。

また、幅広い技術に触れることができることは非常に魅力的です。一般的なWebサービス企業のサーバーサイドエンジニアとして就業をするのであれば、例えばPHP、Railsなどを使った開発経験のみ積むことができます。ただ、スイッチ・メディア・ラボは、サーバーサイド開発に加え、IoT開発、データ分析、AI、機械学習など幅広く触れることができます。今後も新規プロダクトをリリースする予定ですが、当社の場合はIoT機器を持っておりますので、ベンチャー企業の中ではめずらしいかもしれませんね。入社することができて嬉しく思っています。

徳岡:

それは良かったです(笑)

僕が高田さんと面接で会ったときは、「芯がある人」だと思いました。ベンチャー企業は特定の業務を実行するわけではなく、幅広く必要だと思うことを何でもやらなくてはなりません。

高田さんは、成長するのであれば何でもやらせてください、という姿勢を感じました。面接をしていると「僕はGo言語しか使いたくないです」など、ご自身の希望を打ち出す方が面接にいらっしゃるのですが、たとえどんなにGo言語に長けていたとしてもお見送りにするかと思います。

言語は一つのツールであり、目的化してはいけません。あくまでも良いサービスを作るために、その手段として言語を使うのですから、特定の言語やツールを絶対使いたい、というのは個人的には良くないと思っています。

◆スイッチ・メディア・ラボはどのような技術を使っているのでしょうか?

徳岡:

WebサービスのバックエンドはPHPで書いています。バッチシステムはJavaで書いているのですが、そこをGo言語でリプレイスをしています。この作業を高田さんに担当してもらっています。また、運用系のオートメーションシステムはPythonで書いており、IoT機器はOSがAndroidですのでJavaを用いています。ただ、新規IoTプロダクトはRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を用いて開発をしています。C++が中心ですね。

当社はIoT機器を取り扱っているため、コードを書くことだけが仕事ではありません。どのように機器をネットワークに繋げるかを考え、画面が無いためOSの設定はどうするか、などを考える必要があります。

また、工作スキルも若干必要だったりします。3Dプリンターでプロトタイプを作る前にダンボールで自作をしています。100均で買ってきたダンボールを切ったり貼ったりして、1つのモノにしています。Webエンジニアの域は出ていますよね。

◆スイッチ・メディア・ラボで働いての魅力だと思う事を教えてください。

徳岡:

やはり世の中にはまだ出回っていない領域のデータを取り扱うことができることが魅力だと思っています。先ほどお話をした通り、テレビの視聴率データは当社ともう数社しか保有していません。

視聴率って面白いんです。世の中の情勢に左右されるというか。先日ある芸能人が電撃結婚をしていましたが、その結婚式のニュースを取り扱ったテレビ局の視聴率データは高くなっていました。

高田:

令和になったタイミングではNHKの視聴率が上がっていましたよね。また、サッカー日本代表の試合は他テレビ番組と比較してテレビ視聴率がすごく高いです。代表戦が始まる10分前くらいからジワジワと高くなってきて、試合結果が決定するくらいまで上がっていきます。逆に他局は視聴率が落ちます。当社サービスはリアルタイムで視聴率がわかる仕様になっているため、変動が大きく変わるのを見るのが楽しいですね。

また、僕はテレビが好きで、好きなテレビ番組の視聴率をよく見ています。好きなテレビ番組の視聴率が低いと「あれ、なぜ低いんだろう」と落胆することはありますね(笑)

徳岡:

コナミに在籍をしていた頃は、今よりも大量のデータを分析していました。ただ、どのゲーム会社でもゲームユーザーのデータの質は大きく変わらないのです。

スイッチ・メディア・ラボがデータをいただくモニターの方には事前に170の質問に回答していただいており、明確に属性がはっきりしています。ここまで属性がハッキリしているデータを収集できている企業は少ないのではないかなと思っています。世の中ではまだ希少なデータを取り扱うことができることは魅力ですよね。

高田:

僕はサーバーサイドエンジニアとして入社をしていますが、データサイエンス側の職務にも携わることができる環境であることは魅力に感じています。この規模ですので、職種を跨いで仕事をすることができます。僕は業務系システム開発企業から転職をしてきたので、日本でも希少価値が高いデータに触れることができるのはすごく貴重な機会だと思っています。

◆新規プロダクトについて教えてください。

徳岡:

まだ世の中にリリースをしていないプロダクトですので、多くは語れないのですが…。

今新しく開発をしているのは新しいデータをとる仕組みですね。新しいデータをとるためにIoT機器が必要ですのでIoT機器とも触れる機会が必然的に多くなります。

また、AIや機械学習、ディープラーニングなどは取り入れようとしているため、画像認識、音声認識、また遠い未来になるかもしれませんが感情認識などにも手を広げたいと思っています。

テレビの視聴者はスマホを見ずにテレビを見ているのか、どのような声を発しているのか、またどのような表情をしているのか、などを記録できたらものすごく価値があるデータになると思います。もちろんこれは世の中にはまだ存在しない新しい価値になります。

ただ、日本人は表情が顔に出にくいので、開発をする上で色々と苦労はあるかと思います。

◆スイッチ・メディア・ラボにはどのようなメンバーが揃っていますか?

高田:

僕はまだ入社をして2ヶ月で、社内メンバー全員と深い話ができているわけではありませんが、エンジニアの方は個性的な方が多いですね。社員のエンジニアは現状4名なのですが、特定の技術に偏っているのではなくオールマイティーにスキルを持っています。

例えば、IoTの専門で機械の機器を作り、アプリケーションを作っている方。データを見て、画面側の開発をしたり、データを集計したり。マネージメント寄りというよりは技術寄りの方が多いですね。

徳岡:

社内はエンジニアの役割でチームを分けています。IoTチーム、データサイエンスチーム、それ以外を全てやるチームの3つです。

先ほど申し上げた通り、特定のチームに所属すると、別チームの職域に手を伸ばすことができないわけではありません。サーバーサイドエンジニアとしてご入社されてもIoTやデータサイエンス側に手を伸ばすことはできます。

Webサービスが世の中に増えている中で、この規模感でIoT製品を自社で持っている企業はエンジニアにとっての魅力の一つかと思います。且つ日本でも希少価値の高いデータを保有しておりますので、そのあたりは魅力的に思っていただける方が多いですね。

◆インタビューありがとうございました。

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