1
/
5

こんな柔軟に意見が通るの?債券トレーダーが驚いたsustenという組織

金融とテクノロジー、異なる文化が融合した新たな分野・Fintech。

半官半民の安定した組織で債券トレーダーのキャリアを順調に積んでいた齋藤 裕介(以下、齋藤)さんは、新たな経験と刺激を求めてこの世界に飛び込んできました。

「幅広い経験を積むことが将来的な価値を生む」

「0から作り上げる経験に価値がある」

そう繰り返し経験の重要性を語る彼は、sustenキャピタル・マネジメント(以下、susten)のどこに魅力を感じているのか。次なる成長の場を求める金融業界経験者にぜひ読んで欲しいインタビューです。

▼金融チームとテクノロジーチームの関わりがわかるインタビューはこちらから
CS×開発のチーム連携で実現するFintechの"User-First"

▼金融のスペシャリストであるCEO・CIOへのインタビューはこちらから

「金融って、意外と理系かも」から始まる創業ストーリー。なぜsustenにプロは集まったのか

齋藤 裕介(さいとう ゆうすけ)

京都大学理学部出身。京都大学経営管理大学院修了後、2016年に企業年金連合会に入社。年金運用部の内外債券のファンドマネージャーとして、インハウス内外債券ファンドの運用や外部委託マネージャーの評価など、計7兆円の債券ファンド運用に従事。国内外のソブリンやクレジット、為替、デリバティブなどを取り扱う。2021年5月、株式会社sustenキャピタル・マネジメント入社、現在は運用管理部にてトレーディング業務を行う。

ーー齋藤さんは京大理学部出身ですが、大学院から金融の世界に飛び込んでいらっしゃいますよね。どうしてそのようなキャリアを選んだのですか?

齋藤 裕介(以下、齋藤):もともと私は理系科目、特に数式が好きな学生でした。ただ、とりわけ学びたい分野があったわけではなく、勉強しながら自分の好きなものを見つけたいと考えていました。

そんな私が金融に興味を持つようになったのは大学の経済学の授業がきっかけです。理学部で扱うような数式があちこちで出てきて、「あれ、経済でもこういう数式使うんだ」と面白く感じたんです。

ーーそこから大学院で本格的に学ぶまでになったのはなぜですか?

齋藤:数式や理論を実務として扱う仕事をしたいと考えるようになったからです。理学部での専門は海洋物理学。海流の動きを数式でモデル化してシミュレーションしていたのですが、次第に現実離れしていく内容には興味がついていかないことに気づいてしまって。

その点、金融の世界は理論と実務が融合した分野です。私の強みと興味の両方が一致する魅力的な学問だと思い、ファイナンスを学ぶことに決めました。

ーーファーストキャリアはどのような経験を求めて選んだのですか?

齋藤:幅広い経験を積むことが将来的な価値を生むと考え、インハウス運用と外部委託運用の両方を経験できる会社を選びました。国内・海外の債券運用を任せていただき、自由にファンドマネージャーとしての経験を積むことができました。実際に自分自身で債券を扱える現実感が刺激的でしたね。経験豊かな先輩方に株式やコモディティなど債権以外の知識も教えてもらっていました。

ーーやりがいを感じていたにも関わらず、今はsustenにいらっしゃる。それが少し不思議な気もします。

齋藤:新たな経験を求める気持ちが次第に強くなっていったんです。入社から数年が経ち、仕事がある程度定型化してきてしまったのが原因でした。金融業界では債券なら債券と専門性を絞って磨いていく人も多いですが、私はもともと「業界のいろんな業務に携わってみたい」というマルチアセット志向。債券トレーダーの枠を早く越えたいという思いがありました。

「なんだこの会社?」が第一印象

ーー新たな経験を求める気持ちが芽生えてから、どのようにしてsustenを知ったのですか?

齋藤:登録していた転職エージェントにsustenからのスカウトメッセージが届いたことがきっかけです。すぐにHPで調べたのですが、最初は正直なところ「なんだこの会社?」と思いました(笑)。

資産運用を生業とする会社なら、大きな資産を持っているところに運用者として入っていくというのが王道です。でも、sustenはそうではない小規模のスタートアップでした。

興味が出て読み進めると、先進的な完全成果報酬型をとり、3つの投資信託をミックスしたポートフォリオを個人のお客様に提供していることもわかってきました。この独自のビジネスモデルには感心しましたね。それに創業者の4人がいずれも尖った経歴を持っているのも印象的で、「本気でこの業界を変える」という覚悟が感じ取れました。それからすぐにカジュアル面談を申し込んだんです。

ーー大きな組織から尖ったスタートアップを目指すことに迷いはなかったのですか?

齋藤:なかったですね。ビジネスモデルに強く共感しましたし、僕はまだ20代後半で結婚もしていませんでしたから。体力があって自由なうちに、株やコモディティ、いろんな商品の投資経験を積める場所にチャレンジしたかったんです。

面談を重ねる中でも、CEO・CIOをはじめ、どの方も人柄が良く、会社の雰囲気にもまったく不安を感じませんでした。

ーー「人柄の良さ」とは、どのようなものだったのですか?

齋藤:すごく基本的な部分です。穏やかにこちらの話を聞いて、その意見を踏まえたリアクションをしてくれる。良い意見は立場に関わらず受け入れて実践していく組織であるということがそこから伝わってきました。

金融とITの特徴が溶け合うsustenという組織

ーーsustenに入社して、業務のどのようなところに魅力を感じていますか?

齋藤:トレーディングに関して、債券・株・通貨・コモディティ、すべてを自分の手で取引できることがとても面白いです。まだ会社が若く、より良い取引執行用のプラットフォームを模索できる点にもやりがいを感じます。

トレーディング以外の時間にはNISAの社内プロジェクトへの参加や前職の経験を活かした投資戦略の調査が自主的にできている点も大きいですね。他の各分野のエキスパートもそれぞれの経験を活かしたプロジェクトに参画しているので学ぶことも多く、新たな社内プロジェクトも次々生まれるので、刺激が尽きる心配はなさそうです。

ーー入社して感じたギャップや、異なる専門性を持った方々が集まるからこその難しさはありませんでしたか?

齋藤:テクノロジーチームと金融チームは業界的な文化の違いがあって、入社当初は双方の温度感に差がありました。前者は良いと感じれば即実行という文化ですが、後者は規制が厳しい業界なので比較的堅実に進める傾向があります。対照的なので衝突が生まれやすいのではないかと懸念していました。

でも、その懸念は杞憂で、違いは時間が経つにつれて柔らかく溶け合っていきました。私自身は当初、フラットに意見を言い合うテクノロジーの文化にかなり驚かされましたけどね。「こんな自由に意見して話が通るのか」って。slackだけで承認が進んでいってしまうんですよ。

私ももともと自由に意見したいタイプなのでとても心地が良いです。でも、実はslackだけでは不安を覚えてしまうので、口頭での事前確認もなるべくしています(笑)。

ーーどうして深刻な衝突をせずにテクノロジーと金融の文化が溶け合ったのでしょうか。

齋藤:「個人の意見を尊重する」という社内カルチャーが大きいと思っています。sustenでは盛んに議論が行われていて、その中で互いに歩み寄っているんです。決してわがままを突き通すのではなく、双方の状況を伝え合って、より現実的なアイディアを生み出していく。

たとえ自分にとって嫌な意見であっても一旦受けとめ咀嚼する懐の深さをみんなが持っていて、良いものなら取り入れて躊躇無く実践できる柔軟性があるんです。

貪欲に、共に成長したい

ーー今後、sustenでどのようなことを成し遂げたいと考えていますか?

齋藤:目下、業務の中で学びながら経験を貯めていくことに夢中で、先の未来までは考えていないのが正直なところです。sustenはまだ小さい会社なので、メンバーが自ら考えて作り上げたものばかりです。0から作ることで得られる経験にこそ価値があると私は思っているので、会社の成長と共に新たなプロジェクトが次々と生まれていくことにとてもワクワクしています。

ただ、今後は若手の入社も増えるはずなので、蓄積した知見を活かしたサポートやマネジメントにも回っていきたいですね。

ーー新たな若手の入社も楽しみですね。最後に、どんな方にsustenに来てほしいか教えてください?

齋藤:貪欲に吸収して成長する姿勢を持った方に来てほしいですね。sustenは金融業界の中にありながら新しいことにどんどん挑戦していける場所です。年齢問わず、エキスパート達が主体的にチームを作って日々議論しているので、学びが尽きることがありません。

特に金融業界で経験がある方で、自分が考えて仕事をする裁量と新たな刺激を求めている方なら、sustenは間違いない選択肢だと思いますよ。共に会社を大きくして、一緒に成長していきましょう。

執筆:北原泰幸、撮影:小堀将生、編集:榮田佳織

株式会社sustenキャピタル・マネジメントからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社sustenキャピタル・マネジメントでは一緒に働く仲間を募集しています
8 いいね!
8 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

榮田 佳織さんにいいねを伝えよう
榮田 佳織さんや会社があなたに興味を持つかも