私はなんでもやさんとよく言われました。得体の知れない人、何をやっているかよくわからないという意味です。確かに、そうかもしれません。
コンテンツを自分で編集しながら作っているかと思えば、ヒアリングをしての意見集約、論点整理、それをもとに会議運営、提言の図化やサマリ作成、ウェブサイトの反応整理、写真をとりながらインタビュー、報告書作成、企画書作成、資料収集、許諾事務に作業は多様で、大学の先生に言われて海外の川で写真や動画を撮ってきたこともあります。
計算したりシミュレーションしたり、技術的なことはできませんが、情報発信や共有に関するサイクルには基本的に全部タッチしていて、起点から終点まで責任をもち細部をケアしてきたことから相応の信用を得ていると思いますし、さらに付加価値を高めていくこともできる(=単価の向上)と考えています(ミスもあるので自分でそう思ってるだけかもしれませんが…)。
しかしこのスタイルで業務を多く抱えると、こんな悩みを抱えます。
・何をするにも時間がかかり、突発的な状況変化への対応も難しい
・事業規模を追求することは難しい
・新しい領域の事業にチャレンジする余裕がなくなる
これを続けていってしまうと、弊害が色々と大きくなってしまって、結局、自社の価値を毀損してしまうことになると考えています。
さて、どうしたらよいでしょうか? この悩みは深いので、これまで様々な助言をいただいてきましたが、方向性としてはこのようなものがあると思います。
A:規模適正化(仕事の分量を絞る)
B:機能の細分化(諸業務の担当を増やしていく)
C:業務の特化(マネジメントを誰かに委ねる)
Aができることとしては最も手っ取り早いような気もしますが、これまで、自身で積極的に営業活動をしてきたではなく、私たちを信用してくれる人たちに、いわば「育成」されてきた会社であるため、そうそうその信用を裏切って規模を小さくするわけには行きません。小さくし始めたら、あとはゼロに向かうだけだと思いますし。
Bは、確実に必要なことと思いますが、どのように自社の特徴を維持または強化できるか課題になりそうです。 Cは事業のイニシアチブを失いますね。
やはり悩んでしまうのですが、結論は、「果敢にチャレンジする」ことだと最近思います。うまく事業の拡大を図り機能分化も進めつつ、収益性と持続可能性の向上をはかる。どこかのタイミングで事業のモデルを進化というかステップアップさせる、そういうスパイラルにのせていこうと思います。
そのようなチャレンジは、会社の内外関係なく、協業、協働してくれる仲間を増やしていくことが大事です。ちょっとでも気になるなと思った方は気軽にコンタクトしていただければ幸いです。