プログラミングを学び始める人が増えるにつれて、開発者という職業にも関心が多く寄せられています。しかし、開発者と一概に言っても皆同じではないという事実、ご存知でしょうか?
開発者は基本的にプログラミングを行うことから、似ているように思われるかもしれませんが、開発者の種類はさまざまです。
本日のブログは開発者を夢見ているけど、どのような種類があるか分からずに悩んでいる方々のために準備しました。
目次
- Web開発者
- SI/SM などコンピューターシステム開発者
- モバイルアプリケーション開発者
- ゲーム開発者
- データサイエンティスト
- アルゴリズム開発者
- おわりに
1. Web開発者
Web開発者は、大きく フロントエンド(Front-end) 開発者 と バックエンド(Back-end) 開発者 に分けることができます。
フロントエンド(Front-end) 開発者は、Webサイトでユーザーに見えて相互作用する部分であるクライアント、つまり外観を開発する仕事をします。主にHTML/CSS/JavaScript などの言語を使用し、Webブラウザの反応速度やユーザーに見えるビジュアルに注意を払いながらWebサービスを構築します。
バックエンド開発者(Back-end) は、ユーザーには見えないけど必要なサーバー部分を構築する仕事をします。クライアントから受信したデータを操作できるアルゴリズムやビジネスロジックを開発します。
Web開発者はIT分野での応用範囲が広く、ハードルは一般的に低いです。未経験の方が開発分野に初めて挑戦する際、最も多く選ぶ進路の一つです。
2. SI/SM などコンピューターシステム開発者
国内で最も多くの開発者が従事している分野です。SI(System Integration) 開発者 は、企業や公共機関のコンピューターシステムを開発し構築する仕事をします。
通常、コンピューターシステムはクライアントとサーバーで構成されています。クライアントはC、Java、C#、Web(HTML/JS)などで実装され、サーバーはC、Java、PHP(Web)などで実装されます。
SM(System Management) 開発者 は、SI分野の開発者たちが開発したシステムを運用または保守する作業を担当します。顧客の要望に応える業務を主に行うため、多くの人と関わる業務と言えるでしょう。
3. モバイルアプリケーション開発者
モバイルアプリケーション開発者は多様な性格を持っています。
モバイルゲームを開発する場合、ゲームプログラマーになるかもしれませんし、金融業界や公共機関のアプリを開発する場合はSI/SM開発者に分類されることもあります。
Web開発に次いで、特定の分野を除いてはハードルは低いです。特にモバイルアプリ開発は、趣味で開発して収入を得られる利点があるため、多くの人が挑戦する分野でもあります。
4. ゲーム開発者
最近では、PCゲームからモバイルゲームへの移行が進み、モバイル環境のゲーム開発者の比率が高まっていると推測できます。ゲーム開発は多くの機能を実装する必要があるため、正直なところハードルはかなり高いです。
ゲーム開発者は、大まかにゲーミングプレイ(Gaming Play) 開発者 と ゲーミングエンジン(Gaming Engine) 開発者 に分けられます。
ゲーミングプレイ開発者は、例えばオーバーウォッチやリーグ・オブ・レジェンズなどのゲーム内キャラクターの動きや、環境の実装に携わります。できるだけ自然な動きを実現するため、非常にむずかしく、多くの時間がかかります。
ゲーミングエンジン開発者は、ゲームがスムーズに動作するようにする仕事を行います。ゲーム全体を動かすUnityなどのゲームエンジンを開発する役割です。
ゲーム開発者を夢見るなら、WindowsベースのMFCやAndroidベースのJava、iOSベースのObjective-Cなどを学習すると良いといえます。
5. データサイエンティスト
データサイエンティストは、最近注目されている職業の一つです。ビッグデータと機械学習の分野が台頭する中、データの管理と収集能力が重要になりました。
データサイエンティストは、データの管理に従事します。
これを職業にするためには、博士号まで取得する必要であると考えている方も多いかもしれませんが、 仕事の範囲が広いため、必ずしも大学院に進学しなくても関連知識とスキルを磨けば、十分に挑戦できるといえます。
6. アルゴリズム開発者
身近なところだとYouTubeアルゴリズムって耳にしたことありませんか?
これはYouTubeで個々のユーザーに最適なコンテンツを提供するプロセスを指し、それを導くのがアルゴリズム開発者です。
YouTubeでユーザーに最適化された動画をおすすめするロジックを組むことをはじめ、Googleマップようなマップアプリで、ユーザーに最適なルートをおすすめするロジックを組むことまで、さまざまな業務に従事します。
また、アルゴリズムの管理を行うこともあります。特に最近はディープラーニング、機械学習、AI分野でアルゴリズムが多く使用されているため、人工知能分野に興味がある方にとって注目すべき職業と言えるでしょう。
その他にも、自動運転車、ロボット、IoT内のソフトウェアを開発するエンベデッド/ファームウェア開発者、オペレーティングシステムを開発するOS/Linux開発者、JavaやPythonなどのプログラミング言語を開発または解析するプログラミング言語/コンパイラ(Compiler)開発者なども存在します。
コンパイラとは、特定のプログラミング言語で書かれた文書を別のプログラミング言語に変換する言語変換プログラムのことを指します。
7. おわりに
以上でさまざまな開発者の種類をご紹介しました。
開発者といっても思ったより多種多様だと思いませんか?
ご紹介した中に興味がある分野はありましたか?
スパルタコーディングクラブでは開発者になりたい初心者・未経験の方のためカリキュラムを提供しています。
プログラミングを少ししてみたよという方ももちろんですが、現役開発者とメンターによる1:1サポートにより初心者の方にも安心してご受講いただいています。
スパルタコーディングクラブで開発者としてのキャリアを始めてみませんか?
スパルタコーディングクラブ8週間コースに関する詳しい情報はこちらから