スペースキーの小野(@tsugumi_o_camp)です。『CAMP HACK』などの自社アウトドアメディアを運営するOutdoor Media本部では、メディアをテクノロジーの力で新たなフェーズへ成長させるべくプロダクト開発を進めています。目指すは体験を促すプラットフォーム化。なぜ目指すのか、目指すために必要なチーム像について、メディア責任者の原田に聞きました。
原田 臣
2016年入社。Outdoor Media本部 本部長。好きなアウトドアはキャンプ。夏休みは、家族でキャンピングカーを借りて蜜を避けながら北海道1周してきました。サウナでととのえることが最近のブーム。
アウトドアはフィールドこそゴール
-これまでのメディア事業の歩みをおしえてください。
大きく3つのフェーズで捉えています。まずはじめは「立ち上げ期」。メディア立ち上げ直後はSEOを徹底したコンテンツ配信により、ユーザー獲得を最速で実施してきました。ここがある程度進んできたら、次は「マネタイズ期」。主にユーザーにマッチした広告での収益化によりメディアビジネスとして成り立たせ、地盤をより強化。この動きを着実に進めてきました。
これまでのメディアでやってきたのは、アウトドアへの興味喚起。「アウトドアっていいね」と思ってもらうことはできましたが、実際にフィールドへ行くという“行動”に起こせたかどうかは見えません。これから、行動を起こすことを促したい。体験喚起のための“プラットフォーム化”を次のフェーズで目指しています。
-行動まで促進する目的は何ですか?
やはりアウトドアはやってみることでたくさんの楽しさや気づきを得られます。私たちとしても、記事を読んで満足するだけではなく、多くの人がフィールドで楽しんでもらいたい。それが結果的に、“もっと自由なアウトドアを、全ての人へ”というビジョンへつながると考えています。
-どのようなサービスをイメージしていますか?
アウトドアへの行動を喚起しやすいプラットフォームのようなサービスをイメージしています。方法としては2つあり「直接的」なやり方と「間接的」なやり方です。
直接的なやり方は、サービスをより便利にさせるという意味です。例えば、レンタカーやアクテビティ、キャンプ用品のレンタルなどアウトドアに行くために必要なことをすべてサービスの中で完結できるプロダクト提供をイメージしています。今までは、それぞれのサービスに移動して都度予約したり準備したりしていたことがすべてサービスの中で完結できる感じです。
2つ目の間接的なやり方というのは、ブランドを通じてアウトドアに行くきっかけを作るイメージです。例えばオンライン上では、『CAMP HACK』のコミュニティ内でユーザー同士が繋がってキャンプに関する話題で盛り上がったり、一緒にキャンプに行ける仲間を探すことができるようになる。コミュニティがきっかけで実際のフィールドで一緒にキャンプを楽しむみたいな。『CAMP HACK』というブランドがユーザーの間に介在することで、もっとアウトドア体験の機会を創出するイメージです。
(↑こういった取り組みも増やしていきます)
-いつごろまでに達成できそうでしょうか。
現在、プロダクト開発チームを強化していて、組織強化の進捗によりますね。ただ、3年後くらいにはユーザー同士がつながれるサービスになっていたいなと考えています。
目指すプロダクトチームと人物像
-目標を達成するために、開発チームはどうあるべきと考えていますか?
現状はメディアですが、プラットフォーム化を実現するためにプロダクト開発を特に強化しています。エンジニアを中心として、専門的な知識や知見をもった人材が必要です。理想形とするならば、エンジニア・デザイナー・PdMが揃ったチームをアウトドアメディアのカテゴリごとに備えるイメージ。チームが盤石になれば機動力が上がり、今まで以上に各カテゴリーの特性に合わせて体験促進するための幅広いチャレンジができるようになると考えています。
また、プラットフォーム化の土台作りとしてこれまで使用していた技術も刷新しています。素地をフラットに強く変えていくためにも、エンジニアの力は必須。現状のチームはまだ未完成ですので、知識や経験を活かしてチームづくりから参加してくれる人が来てくれると嬉しいです。
(プラットフォーム化の一部として、メディアのリニューアルも実施しています)
-人物像について、より詳しくおしえてください。
サービス開発の経験がある人が望ましいですね。リーンスタートアップの思想に沿って、ユーザーのフィードバックを元にプロダクトを改善できる人。サービスのグロースには欠かせない人材ですが、引く手あまたなので採用するのはかなり難しいですが……。
人物像ではひとつに「アウトドアが好きな人」。これに尽きますね。アウトドアが好きで、弊社のビジョンに共感して、アウトドアをより身近な体験に変えていきたいという熱い想いを持った方。またアウトドア体験とは少し対照的に感じられますが、数字を冷静に読み解き分析できる「ユーザー行動を科学的に捕らえられる人」も求めています。
サービスは良くも悪くも数値データがすべて。数値を客観的に分析して、結果に対して対策がとれる思考も重要視しています。
-今加わると、どのような経験ができるでしょうか。
必要としている技術スタックは求人票に記載の通りですが、特にReactやLaravelの経験がある方は、チームのリード的存在として活躍いただけるかと思います。また、今後はAIのアルゴリズムを用いた構想などもあるので、AIや言語解析など専門的な知見をお持ちの方も歓迎しています。前述の繰り返しになりますが、完成したチームではないので各々が目的意識をもって比較的自由に動くことが可能。担当範囲があってないようなものですので、試したいこと、やってみたいことがある人はやりがいのあるおもしろい環境なのではと思っています。
-最後に、読んでくれている方にメッセージをお願いします!
これは面接時にエンジニアさんによくお話することなんですが、自分の技術は好きなものにこそ費やすべきだと考えています。
例えば受託会社にいる方であれば、それを一部の業界にだけ提供するのはもったいないなと。自分の技術を磨きながら好きなものに投資して、その業界をよくしていくことができる。アウトドアが好きなエンジニアのみなさん、テックの力で業界をもっと良くしていきましょう。そして、一緒に未来をつくりましょう。
-ありがとうございました!
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