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eスポーツと映像を掛け合わせ、新たな価値を創る— ODDPLAN代表・小田さんインタビュー


こんにちは!サムシングファンWantedly運用担当石田です。

今回は、eスポーツチーム「ODDPLAN」事業責任者の小田さんのインタビューです!!🎤✨

これまでインタビューなどはずっと断ってきたという小田さんですが、

社内で12月23日にストリートファイター6の大会を開催することも相まって、なんと!今回幸いにもじっくりとお話を聞かせていただくことができました。

小田さんの熱意100%のインタビューとなっております!🔥

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ーよろしくお願いします!簡単に自己紹介をお願いします。

小田です。この会社が初めての会社です。以前は映画監督をしていました。

ゲームは5年ほどプレイしていて、累計で4,000〜5,000時間くらいです。特別うまいわけではないですけどね(笑)。

主にFortniteAPEXポケモンユナイト、第五人格、そしてリーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト(モバイル版)をプレイしています。

現在は、eスポーツ事業「ODDPLAN」の運営をしています。



ーありがとうございます!プレイ時間が5000時間とはすごい・・・!!
ODDPLANについて詳しく教えてください!

ODDPLANはチーム運営をメインに活動しており、特にFortniteの競技シーンに注力しています。

チームの構成は大きく3つに分かれています。

・競技部門:Fortniteの競技選手が中心。

・クリエイター部門:実況や解説ができるメンバーが所属。例えば、リーグ・オブ・レジェンドの公式解説者が在籍。ぷよぷよやストリートファイター6など、幅広いタイトルにも対応可能。

・ストリーマー部門:映像制作リソースも組み合わせ、配信やコンテンツ制作にも力を入れている。




ーなるほど。今回社内で行うゲーム大会には、ODDPLANに所属する実況の方が来てくれると伺いました!今回どういう経緯でゲーム大会を開催するに至ったのでしょうか?

そうです!今回は実況と、ストリートファイター6の解説で入ってくれるという感じですね。

私たちには映像制作のリソースがあるので、それをeスポーツと組み合わせて何かできないか、そんな模索からスタートしました。

正直、何ができるかは誰も分からなかったんです。

ただ、eスポーツの現場に行けば、映像が使われているのは一目瞭然ですよね。

それを見て、「うちが携われる部分や賄える部分がきっとあるだろう」と考えました。

そこから壁打ちをしたり、いろんなチームの人とお話させてもらったり、試行錯誤を重ねたりして少しずつ形にしていきました。


ー具体的にどんなことを日々されているのでしょうか?

最初は0から1人で立ち上げたので、HPの作成、SNSアカウントの作成、選手探し、タイトルに対しての勉強、キービジュアルとロゴの作成、ユニフォームの作成、Teaser動画の作成、販路を探すことを行いました。ひたすら営業もしていました。

今は選手のマネジメント、YouTube動画作成、お金回りのこと全般、グッズやアパレル展開の企画、大会の企画運営をやっています。

あとは、ゲーム関係の人ととにかく話すこととYouTubeを見倒すことも大事です・・・!


ーODDPLANというチーム名の由来は?

“ODD”にはいろいろな意味があって、例えば左右で色が違う猫のことをオッドアイと言ったり、少し変わったもの、奇妙なものといった意味が含まれています。

これがチーム名に繋がった背景には、私たちが王道のやり方だけでは勝てないと感じたことが大きいですね。

有名なチームがどっしりと構える中で、新しく立ち上げたばかりのチームは次々と敗れていく。

そんな状況を目の当たりにして、王道を目指すだけでは勝てない、何か違うアプローチが必要だと強く感じました。

ゲームの中でもそうなんです。格上の選手に正攻法で挑んでも、なかなか勝つことは難しい

だからこそ、奇策や戦略、別の角度から攻めて勝利を掴む必要がある。

そういった意味合いを込めて、“ODD”という言葉を使いました。

そこに「計画」という意味の「PLAN」を掛け合わせ、「ODDPLAN」という名前が生まれました。





ーありがとうございます。なるほど、変わった戦略で攻めていく、、面白いです!
事業の独自性について、どう感じていますか?

他のチームを100%理解しているわけではないので比較は難しいですが、、

「自分たちはこうやりたい」という強い気持ちを持ってやっています。

特にスポンサー契約では、うちの映像制作リソースを活用する形でリターンを提供するのは、うちならではだと思いますね。映像制作の会社なので、自然な流れではありますが。

ーチームの目標はやはり”世界一”なのでしょうか?

もちろん、世界一を目指していますが、まずは日本一を目指しています。

世界一と言うのは気持ちがいいかもしれませんが、今は日本の競合が多いので、まずは日本のトップチームと方を並べることが目標です。

ただ、「強さ」は一つの指標ですし、分かりやすい手法としては必要だと感じています。


ーFortniteをメインタイトルに選んだ理由を教えてください!

運営側にそのタイトルの知識や経験がないと難しいんです。

私自身、フォートナイトを5,000時間以上プレイしてきたこともあり、知見がある分、選手やコーチの意見が理解できる。

そして何より、好きだからです。好きが一番強いです!


ー「好きが一番強い」!まさに。好きなものだったらどんなことよりも本気で打ち込めますもんね。
そんな中、事業立ち上げで苦労したことはありますか?


一番苦労したのは周りの理解が少ないことですね。

「これに何の意味があるの?」と言われることも多くて。

ただ、面白さや強さって数値化しづらいものだからこそ、伝えるのが難しい。例えば、ダウンタウンが面白いんだよって言うとして、その面白さを伝えるって難しいですよね。

でも、こういう記事では本当のことを書いてほしいんです。

当たり障りのないことを書いても意味がないので。


ー現在の課題と今後の展望について教えてください。

社内外の理解を得るのが一番の課題です。

何事も体験しないと本当の良さは分からないと思うんですよ。

例えば祭りも、実際に参加してこそ熱狂が分かる

その意味でも、今度社内で開催するストリートファイター6のゲーム大会は非常に大事なイベントです。

やってみて面白くなければそれでもいい。でも、体験して感じたことを丁寧にすくい上げたいと思っています。

ー特に力を入れている部分は?

全てに力を入れていますが、特に人とのコミュニケーションですね。選手とは可能な限り直接会って、気持ちを込めたコミュニケーションを心がけています。テキストだけでは温度感が伝わらないので、音声やビジュアルも大切にしています。


ーファン向けのグッズ展開は考えていますか?

現在、ロゴとキービジュアルは完成していて、ステッカーも作りました。

eスポーツのファッションとしては、ヒップホップカルチャーを取り入れたものもあれば、例えばValorantではUnitedArrowsとコラボしたりもしています。

でも、eスポーツだけに触れている人が多いため、どうしてもeスポーツ寄りのデザインになりがちで、それがデザイナー探しの難しさにもつながっています。

ODDPLANとしては、名前の通り他と何か違うものを作っていきたいと思っています。


― デザイン人材も募集中ですか?👀

そうですね。デザイナーはもちろんですが、興味を持ってもらえる人がいれば連絡をくださいという感じです。リスペクトがある人たちと一緒にやりたいなと思っています。

これからもこういうアイディアをもっと形にしていけたらと思っています。


ー小田さんの事業への思いをお聞かせください。

「本当のこと」を大切にすることですね。

当たり障りのないことは耳触りはいいですが、それだけでは本物には刺さらないし、勝てないんです。

本物の気持ちを持って行動し、それをちゃんと伝えていく。

それが、ODDPLANのあり方だと思っています。


ー本物には本物しか刺さらない・・その通りですね。
ここで小田さんが思う、eスポーツの魅力とは何だと思いますか?

それも、これまで話してきたことと繋がるんですけど…”本物である”ということですね。

要するに、純粋なものがそこにはあるんです。どう言えばいいんだろう…例えば、ただ“勝ちたい”とか、“有名になりたい”というシンプルな感情。

そういう純粋さがとても美しいなと思っていて。それ以外は、美しくないんですよね。 面白いものを作りたいとか、面白くなりたいとか、

そういった初期衝動みたいなものが常にeスポーツ界にはあるんです。

そして、結局それだけなんだと思うんですよ。そこにこそ感動がある。 例えば、甲子園を見て涙が出るのも、“ただ勝ちたい”という気持ちがあるからだと思うんです。

甲子園に出たからといって、全員がプロ野球選手になれるわけじゃない。でも、そこに全てをかける。

その瞬間に感動があるんですよね。 eスポーツにも、そういう純粋な気持ちや感情がある。

それが僕がこの競技の魅力を伝えたい理由だし、そこに心を動かされるからこそ、もっと伸ばしていきたいと思っています。


ーまさに、純粋さが美しいということですね。

そう、純度の高い感情があるんです。

それがeスポーツの最大の魅力だと思います。


ー最後に、これからのキャリアを考えている方や記事をご覧になっている方へのメッセージをお願いします!

最後に一言…と言われると難しいですね(笑)。

あえて言うなら、自分の人生に覚悟を持って関われる仕事やプロジェクトに飛び込んだ方がいいと思います。

これは私自身が会社に入って初めて実感したことですが、

本当に『命をかけられるような仕事』に出会えると、働くこと自体が幸せになるんですよ。

別にeスポーツに限った話ではなくて、自分が心から『これが好きだ』と言えるものに携わった方がいいと思います。

給料が高いとかそういう条件じゃなく、ただ単純に“好き”と言えるものです。

将来のことなんて誰にもわからないんですから。

もし自分が『eスポーツが本当に好きだ』と、純度100%に近い気持ちで言い切れるなら、ぜひ連絡してほしいですね。80%ぐらいの気持ちならおすすめしません。

本当にその気持ちが揺るぎないのなら、ぜひチャレンジしてみてください。



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いかがでしたか?

小田さんの「本当のこと」に向き合う姿勢、100%嘘偽りないことを大切にされている部分独自の戦略でeスポーツ事業に挑む姿が印象的でした。

ODDPLANが描く「奇妙な計画」が、今後どのように形になるのか楽しみです!!

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