ソーエキサイト社員のリレー形式インタビューの11人目は・・・
管理グループシステムチームの『中谷 達也(ナカタニ タツヤ)』さんです。
みんなにいじられる愛されキャラの彼ですが、店長職を経て現在は店舗のシステム管理を担ってくれています。困ったことがあれば「とりあえず中谷さんに」と頼られていますが、もともとはまったく違う夢を追って東京へ!これから彼が目指すところは・・・?
店舗の「やりたい」とSEをつなぐ架け橋に
ー今の仕事内容について、どんなことをしているか教えて下さい。
仕事内容は、パソコンとかパソコンに入っているオンラインゲームとか動画のサービスの管理です。うまくアップデート当てたりとか、ちゃんと見れるようにしたりとか。あとお店から「〇〇が壊れました」って連絡が来るので、状況を聞いて「こういう風に対応してもらっていいですか?」って対応したり、そういうことを松島さんと2人でやっています。
ーお店のパソコンに関することは中谷さんに聞けばいいんですね?
僕に聞いたら僕がyahoo!で調べます(笑)
ーHailey'5 Cafeの予約システムとかそういうものも中谷さんが?
システム開発は松島さんと佐藤(真弓)さんと、他社から来て下さってる方とかが。
ーポジションは社内SEになるんですか?
っていうわけじゃないらしいんですよね。SEっていうとシステム開発もできる人になるので。
ーじゃシステム管理・運用の開発以外のところって感じですね。
『システム企画』っていう職種みたいです。店舗のスタッフさんがシステムを使ってうまくオペレーションできるように考えたりとか、「お店の要望でこういうのを取り入れたいんですけど」って店舗とSEさんとの間に入る仕事みたいな。
ー店長職から今のシステムの仕事に就いたのは何年前なんですか?
システム担当として本部に来たのは1年前くらいです。2017年の8月くらい。
ーそれは社内でそのポジションの募集みたいなのがあったんですか?
いや、もともとは松島さんが10年くらい1人でやっていて、Hailey'5 Cafeのシステム開発とか仕事が増えても「手が回らない」って言いながら1、2年ずっと1人でやっていたんです。それで、人も足りないしちょうど自分もバックオフィスでやってみたいなって思っていたので・・・
ー社内公募じゃなくて、そういう事情を知ってたから中谷さんから「やりたいです」って言ったんですね。
はい。店長時代から松島さんとそういう話をできる関係でもあったので。
ーよくコミュニケーションを取ってたわけですね。それで「やってみない?」ってスカウトされたみたいな感じですか?
いい感じで言うとそうです(笑)僕は細かいところが気になるので「向いてるんじゃない?」っていう話をされて。
ー店長時代から結構細部が気になる方だったんですか?例えば使ったものを戻す位置が1ミリずれてたら直すとか。
お客さんが見てどう思うか分からないようなところや、何人がそんなことを思うんだみたいなところも「ちゃんと戻そうね」ってすぐにこうやって・・・(※ペットボトルのミネラルウォーターの名前がちゃんと見えるように回して再現)
ー本当にそうなんですね!
別に潔癖とかじゃないですけど、自分なりのこだわりの置き方みたいなのがあるじゃないですか。
ーないない!(笑)
ないですか?こうとか・・・例えば、例えばですよ?こう置こうね、みたいな。
ーそれは仕事だけじゃなくて日常においてもなんですか?
日常は部屋がすごく綺麗とかではないし、自己満です。
ー実際にシステムの方で1年くらいやってみてどうでした?
やっぱりPOSの料金の設定とか金額を間違っちゃうと大変なので、1年経った今でもすごくビビりながらやっています。もともとビビりなんですけど、でもそれも向いてるらしいです。
ーテストで見直しをめっちゃするみたいな?
そうです。学校のテストは自分の点数が悪くなるだけだからいいんですけど、POSはお店のものなのでお客さんに言われちゃうじゃないですか。でもそれでも失敗しちゃうんですけどね(笑)
そんなに時間をかけなくてもいいのかもしれないですけど、一応確認しないとと思って。「失敗しても大丈夫だよ」って言われると逆に「本当に大丈夫?」って思います。
ー色々言われて面倒臭いとは思わないんですか?「好き勝手言いやがって」とか(笑)
そういう場面もありますけど、やりたいんだからしょうがないです。でもシステム上無理なこととかできないことはできないって言わなきゃいけないので、どうやって言おうか考えます。
例えば「機械はこうだけどうまいことスタッフのトークで何とかします」とか言われても、いや、それはちょっと・・・そうはならないんじゃないかな?って。悪いパターンも考えて提案しなきゃいけないと思ってますね。
ー例えば何かやりたいことがあって「こういう形で実現できるんじゃないですか?」って言われたとしても、その粗を探すというか・・・
そうですね、その方がしっくりきます。「最後に自動で割り引かれるようにしたい」とか「最後の会計でシャワーを無料にしたい」とかはできないので、「じゃ伝票に赤ペンで丸しときます」とか。機械じゃどうにもならないから分かるんですけど、それを忘れちゃうと・・・
ー人間に頼り過ぎるのはミスが出やすくて良くないっていうことですね。
それありきでPOSの依頼をやるのはちょっと心配なので、一応「本当にやっていいですか?」って確認します。結局それでもやりたいって言われたらやるんですけどね。
ーそういうポジションにいても中谷さんは誰にも嫌われてないですよね。
そうですか?松島さんが代わりに嫌われてくれるので(笑)悪口じゃないですけど、松島さんは自分が話し掛けづらいオーラを出しててもあまり気にしなそうですね。自分でも言ってますから(笑)
そんな松島さんとバランスがいいとは言われますね。僕は断れないから頼みやすいし言いやすいって。かたや松島さんは「無理です」って普通に言うので「くそっ、自分だって!」って思います(笑)
声優目指し上京!が、オーディション当日に出勤
ーそもそも最初はアルバイトからだったんですか?
アルバイトですね。20歳の時に上京して来て、専門学校に通いながらアルバイトをしていました。3年くらい経ってから契約社員のお話をいただいてアルバイト店長として1年やって。その後専門職正社員になってさらに1年やって、そこから今の総合職正社員になりました。
ー何か目的があって上京したんですか?
声優さんになりくて。ナレーションをやりたかったんです。高校を卒業して大阪の専門学校に行って、仕事のために東京に出てきたんです。大阪にいた時も初めてアルバイトしたのがマンガ喫茶だったんですよ。
ーそうなんですね。なんでその時マンガ喫茶にしたんですか?
家から近かったし、夜中も働ける日があったら働けるので。
ーなるほど。ナレーションを目指すきっかけは何かあったんですか?
朝やってた『おはスタ』って見てました?知ってます?あの山ちゃんに憧れて。結局何の絡みもなく終わりましたけど(笑)
ー専門学校は2年くらい行ったんですか?
学校2年と、東京に来てから養成所みたいなところに。
ー仕事はあったんですか?
テレビのはなかったんですけど何回かはありました。例えばウルトラマンてテレビでは喋らないじゃないですか。でも着ぐるみショーのウルトラマンは喋らなきゃいけないんですよ。
ーどこかのデパートとか遊園地とかで?
競馬場。誰がウルトラマンのショーを見に来るんだよって思いながら。
ー子供います?(笑)
ちらほらいましたよ(笑)仕方なく連れて来られた子供みたいな。
そういうことを22歳までやってました。
ー22歳で諦めたんですか?
1年おきに更新みたいなオーディションみたいなのがあって、40人から20人、そして5人になっていくんです。選考が進んで最後の5人まで残ったんですけど・・・オーディションの日に店長から「遅番いないけどどうなってるんだ」って連絡が来たんです。当時、僕はアルバイトリーダーとしてお店のシフトを作ってたんですけど、シフトに遅番を入れるのを忘れてたんですね。それまでシフトを入れ忘れたことなんてなかったのに。自分が悪いんですけど、その時はもうオーディションのことで頭がいっぱいで。1人番だからどうしようもなかったです。
ーそれで中谷さんが出勤することになって、オーディションに行けなかった?
店長から「俺に出ろって言うのか」って言われたので。その店長を本気でぶっ飛ばしてやろうと思ってたんですけど、今でも仲いいんですよね(笑)
ーもしそれがなかったら声優になってたかもしれないですね。
それがなくても声優は難しいから、やってはなかったかもしれないです。
僕の周りはそんな人ばっかりですね。知り合いもみんな大阪に帰っちゃうし、難しいですよ。だからあの時は当時の店長をボコボコにしてやろうって思いましたけど、結果オーライかなって思って今も仲良くしてます(笑)
実はその人と僕、一緒にアルバイトで入社したんですよ。彼はフリーターで1年くらいで社員になったんですけど、その時から「俺が移動したら一緒に来い」みたいな感じでした。ずっとその人と一緒に働いてたんです。
会費制でも50人も集まった仲間を送る会
ー中谷さんはこの会社だけですよね。途中で辞めようとかは思わなかったんですか?
店長として担当したお店が十何店舗かあるんですけど、1年置きくらいに変わってたので飽きなかったんです。当時の池袋店、所沢店、ひばりが丘店、川越店とかですね。
ー仕事のやり方は一緒だけどスタッフが一気に変わるから、会社が変わってるような感じ?
そうです。今も2店舗持ってる店長さんいますけど、当時も常に2店舗とか3店舗とか持っていて。毎年変わるんですけど、1年の間にも持ってる2店舗のうち片方が別の店になることもあったので全然飽きなかったですね。中には3ヶ月くらいで急に店長が辞めちゃったりとかもあって、そうすると1年満たないで配属が変わるじゃないですか。もうちょっとやりたかったなぁって思うお店とかもありました。
ー中谷さんが店長時代から、今も仕事において心掛けていることって何かありますか?ポリシーとか。
心掛けてること・・・(沈黙)ちょ、ちょっと時間を置いていいですか?
ー店長をやってた時は何が楽しかったですか?
Hailey'5 CafeとかCLUTCHはある程度出来上がったお店なんですけど、ゲラゲラって店長が自分で考えた施策をやったり、お店の装飾をしたりできるんです。設備の工事みたいなのはさすがにできないですけど、そういう自由なところが面白かったです。なのでお店も色々で統一感はないですね(笑)こっちの店は黒いけどこっちの店は白いとか。だからそれに合わせてポスターを貼ったりして。だいたい古いお店が多かったので、できるだけ綺麗に見えるように工夫したりとかして、面白かったです。僕はHailey'5 Cafeでは働いたことないですけど、ゲラゲラの店長が好きでしたね。
ーじゃここはどんな社風の会社だと思いますか?
僕はここの会社しか知らないんですけど、ここを辞めて転職した人とかに聞くと、人間関係とかうちの会社の方が良かったって言われますね。この間もびっくりしたんですけど、長谷川さんを送る会(※新店オープンに向けて遠方へ引っ越すため)したじゃないですか。あれだって会費制でお声掛けしたのに、まさか50人も集まると思ってませんでした。
うちは誘うと来てくれる人が結構いますよね。その送る会の話をついこの間も辞めた人に言ったら「そんなに来るの?」って驚かれました。
さっきは飽きないから続けてたって話しましたけど、人間関係が良くて続けてる部分もすごく大きいと思います。そういうのは当たり前じゃないんだって。
ー長谷川さんの人徳もあると思いますけど、それでもなかなかこんなには来ないと思います。それに辞める人がいないですよね。店長も分社化してからほとんどいないんじゃないですか?
前は多い時期もありましたけど、それからはないですね。
ー居心地がいいから辞めないんでしょうね。そいえば中谷さん、西田さんとのいいエピソードがあるって聞きましたよ。
誰が言ったんですか?(笑)実は昔、僕が正社員になれるかどうかで当時の上司に西田さんが呼ばれたことがあったんです。その後西田さんが僕に「大丈夫だったよ」って報告してくれたんですけど、その時西田さん泣いちゃって。
ーいい話ですね!
それまで冷たい人だと思ってましたけど、嬉しくて僕まで泣いちゃって。
ー中谷さんは他人を蹴落としてとか、自分だけが良けりゃいいというタイプじゃないですよね。
そうかもしれないです。闘争心みたいなそういうのも必要かもしれないですけど、意見のぶつかり合いとかがあまり・・・「じゃそうしましょう」みたいにむしろ相手の意見を尊重してあげたいなっていう感じになっちゃうので。良くないって分かってるんですけど。
ーそういうタイプの人もいていいと思います!
Yesマンはダメだって言われるんですけど、まだそんな感じなのかもしれないです。
ーでもみんなNoマンだったら大変ですよ。
前に佐々木さんも言ってくれました。みんなYes,Butじゃ・・・って。なるほどって思いましたね。
ー特に管理グループとか人事グループとかはNoばっかだりと回らないですからね。
人事も無理なこととか無茶苦茶なことを言われたりするんですか?できないことは言うんですよね?
ー例えば僕は採用なので「何人をいつまでに採りたい」とか言われますけど、はっきり言うと無理です。
そういうこと言われるんですね。
ー特に社員は、人として信頼できるかどうかをすごく見てるんですよ。アルバイトの採用も、面接官はたぶんみんなそこを重視してると思いますよ。
店長ですか?それはあると思いますね。店長はお店にずっといるわけじゃないので「この子は本当にちゃんとやってくれるかな」って。
毎回違うトラブルの原因をとことん追求する
ー今社内SEの募集をしてるんですけど、どういう人と働きたいですか?
飽きないで原因が分かるまでとことん追及する、そういうこだわりがある人がいいなと思います。この1年やった中でも同じトラブルの原因ってなくて、毎回違うんですよね。毎回違うから毎回原因を探るんです。「スタッフさんがこういうことしたんじゃないか」とか追求して。松島さんも同じことがまた起きないように徹底的に考える人なので、やっぱり気になるんだと思うんですよ。僕も気になりますし。何でこうなったんだろうとか、何でこういう動きをしてそうなっちゃったんだろうとか。なので同じようにとことん追求できる人がいいですね。
ーどういうエラーがよく起きるんですか?
例えばスタッフさんから「ネットが繋がらなくなりました。何にもしてないんですけど」って。そういう時はだいたい店長さん不在のお店で起きて、それで僕のところに電話がかかって来るんです。画像を送ってもらったりしても分からないので店舗に行ってみたら、刺さってるLANケーブルが違ってるんですね。スタッフさんは「僕何にもしてないんです」って言っていて、落ちた時は何もしてないと思うんですけど、たぶん抜き差ししてる間に間違って刺しちゃって、そのままおかしくなっちゃったとか。そこに行き着くまでに色々調べるんですよね。カメラとか、何でこれがこうなってるんだって辿ったりとか。そして「こうしておけばもう起きないね」って最後に対策をして終了です。
ー中谷さんも松島さんもそういうのが好きなんでしょうね。
松島さんくらいになるとだいたい当たりつけるからいいんですけど、僕はまだ分からないので本当に1つずつ試したりしないといけないんです。そういうのが苦じゃない人がいいんじゃないかな。
ー確かに、僕が「このケーブル使えない」って言って中谷さんが「調べます」って言った時に、自分ではその発想はないなって思いましたね。すぐ「壊れてるんだな」って思って。
壊れてるかどうかも確認したいので、ダメだったミーティングルームで繋いでみて調べなきゃいけないし、大丈夫って言ってたここのミーティングルームでも念のため繋げてみます。線も替えなきゃいけないし。買っちゃえばいいかもしれないんですけど、結局モニターが悪かったらケーブルを新しくしても意味ないですからね。
ー将来の夢はありますか?
今考えてます。システムも色々と面白いことがあるから、もっとSEみたいな専門の知識も取り入れてできることを増やしたいです。店舗運営も面白かったので、もし本社でミスしちゃって店舗から何か「持って来い!」って言われたら「もちろんやります!」みたいな感じですけど。
ーじゃ最後に、次に紹介するとしたら誰にしますか?
小原さんで!
あと、あれもういいですか?ポリシー。
ーあ、言って下さい(笑)
言わなきゃ良かった(笑)さっきは出てこなかったんですけど、店長の頃から変わってないこと何だろうって思ったら、スタッフさんに指示を出したりするので、本当に何も知らない人でも分かるように丁寧に対応してるつもりです。メールの文章も分かりやすくとか。
ーだから今もスタッフさんからも頼られているんですね。お忙しいところありがとうございました!