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リレーインタビュー9  考えすぎて動かないより「まずはやってみる」(CLUTCH ブランドマネージャー)

ソーエキサイト社員をご紹介するリレー形式インタビューの9人目は・・・

運営グループの『神尾 裕史(カミオ ユウジ)』エリアマネージャーです。

今年7月にオープンした新ブランド「CLUTCH」のブランドマネージャーを務める神尾AMは、他の新規事業にも携わるなど、止まることなく常に挑戦し続けています。

プライベートでは食べることが好きな神尾AM、実は仕事以外でも挑戦したことが、、

新規事業は構想してる時が1番楽しい

ー今の業務はどういうことをしているのか教えて下さい。

主にインターネットカフェ「CLUTCH」の立ち上げですね。これまでは出店に向けてブランディングをしていましたけど、今は1号店のマーケティングと2号店の出店準備、あとはマニュアル作りだとか内製化をやっています。

ーそもそもCLUTCHはどこから始まったんですか?

CLUTCHは、合宿で結成されたゲラゲラのリブランドのプロジェクトが元になっています。メンバーと一緒に色々と考えていくうちに、機能、サービスを絞り居心地に特化したシンプルなマンガ喫茶を作ろうってなって。それを社長に提案して動き出しました。

ー「CLUTCH=ネットカフェ」と限定していないって聞いたんですが、そうなんですか?

将来的にはネットカフェ以外の空間提供業にもチャレンジしてみたいですね。CLUTCHという箱に、カラオケやダーツなどの色々なコンテンツを入れたら面白いと思っています。CLUTCHっていう空間の中に入ったら時間課金がスタートして、出る時に「〇時間で〇円」という入退店のシステムがあればいいと思っています。今も次の新店のオープンに向けて色々考えている段階で、オープン時期をずらさないように頑張っています!

ー新卒入社ですよね。当時はどうしてベンチャーバンクを選んだんですか?

その時(2008年)のベンチャーバンクは「とにかく新規事業をやっていこう」って言っていました。「好きを仕事に」っていうテーマがあって、色んな事業があって新規事業も起こす。それが面白そうだなって思って。それが4月1日の入社当日に、男性は全員マンガ喫茶の店長、女性は全員LAVAの店長って言われて(笑)。内定が出た時はまだネットカフェ事業部はなかったんですけど、内定が出た後にネットカフェを運営していたアイデアリンクっていう会社と合併して。「話が違う!」ってざわざわしました(笑)。もちろん今はそんなことないですからね!

ーそうだったんですか。いきなり店長をやることに抵抗はなかったんですか?

正直、当時は店長をあまりやりたくなかったので、最初は結構文句を言ってましたね。ただ面倒を見てくれた人に、「一生懸命やってもいないのに文句ばっかり言って、君は本当に子どもだな」って言われたので、とりあえず頑張ってみるかと。実際にやってみたら、すごくできることが多くて楽しかったですね。配属されたのが入社した年の6月くらいで、それから1ヵ月後には店長になりました。なので店長になってからアルバイトの子から仕事を教わるんです。アルバイトでもやっぱり自分に教えてくれた先輩だから「あれやっといて」とも言えないし、自分でやるしかない。人間関係やマネジメントで悩みましたし苦労もしましたけど、その3ヵ月後くらいには2店舗を持って、どんどん環境の変化があったので面白かったですね。

ー初めはやりたくなかった店長の仕事に楽しさを見出したんですね。

当時はオープン席ばかりだったんですけど、そこを個室にしてもいいし、店独自のキャンペーンを考えてもいいし、何にでも挑戦できて、これは経営と一緒だなって思ったんですよね。当時のネットカフェは個室が出始めた時期で、個室を提案するとバンバン売り上げが上がって、過去最高(の売り上げ)が出たりして、成功体験を積めました。夏には新宿とかでプラカード持って外に立ってましたし、売り上げに対する執着はすごかったです。

ー複数店舗の店長だった時期は長かったんですか?

そうですね。1店舗だけを持っていた期間は3ヶ月くらいしかなくて、佐伯社長(当時は部長)が来るまでの6年くらいはずっと2、3店舗を持つ店長でしたね。当時のAMは2人かいなくて、1人24店舗ずつ見ていたので結構大変だったと思います。結構どころじゃないですね(笑)。そこに社長が来て面談をして、店長会議で新たなAMを発表しました。AMになりたての時は、上野店と松戸店の店長もしながらだったので結構きつかったですね。

ー佐伯社長が来る前と来た後では結構変わりました?

そうですね。ピリッとしました。それまでは上司はあまり店舗に来ないし、予算とかも曖昧だったので、今から考えるとそこまでガツガツ仕事していたわけではなかったかなと。社長が来てからは毎週ミーティングがあったんですけど、これまでと違って緊張感のある、内容の濃いミーティングだったので、会議の前に足が痺れたりしました。

ー毎週何を報告するんですか?

報告するために何かするんです(笑)。実は当時、進路に悩んでたんですけど、「この社長なら本当にどうにかしてくれそうだ」と思いましたし、勉強になりそうだと思ったので、続けようと決めました。

ー進路に悩んだのはなぜですか?

やり切ったというわけではないですが、仕事に慣れてきてマンネリ感がありました。店長になりたての時は色んな店舗で振る舞いを変えてたんですよ。すごく厳しく言ってみたり、お友達感覚になってみたり、できる風を装ってみたり(笑)。どれが自分に合ってるのかなって試行錯誤をしてたのが、だんだんこのパターンで行こうみたいなものが出来上がってきた時に、試行錯誤をしなくなってきたんです。

ーちなみに最終的にはどういうパターンで落ち着いたんですか?

1番最初はなめられないように「分からない」って言わないようにしてました。分からないことがあったら一旦保留にして先輩に聞くようにしてたんですけど、最終的には自然体になりました。上司が作るお店はすごく良くてスタッフのレベルも高かったので、それを真似しようと思ったこともあったんですよ。ただ、自分には向いてないタイプなんだなって分かりました。そのキャラクターに徹しきれないし、何より自分にストレスがたまる。それに複数店舗を持っていたら、常にそのお店にいるわけじゃないじゃないですか。たまに来たやつがガミガミ言ってもね、、、。スタッフがその場だけやってるフリをするなら意味がないし、やっぱりスタッフを信じて任せる方が自分に合ってるなって思いました。

「気合い」ではなく「戦略」へ

ーAMになってからはやることが変わりました?

個人の感想ですが、店長として3店舗持ってた時も遠隔管理だったので、各店長とやり取りをするのか、アルバイトのリーダースタッフとやり取りするのか、ぐらいの違いかもしれないですね。他には考えなきゃいけないことが増えたとか、今まで以上に長期的に物事を考えなきゃいけないとか。あとは各店長のタイプを考えるようになったかもしれないです。僕から直接スタッフに言っても、そこは店長のやり方もあると思いますし。

AMになった時は楽しかったですね。店舗運営っていう本質的なことは大きく変わらないじゃないですか。知ってる業態、知ってる店長たち、知ってるスタッフとやってるので。ただ仕事が変わって責任の大きさも変わって、求められる成果も難しいことが多くなったんですが、やっぱり楽しかったです。もっと新しいことを考えられるな、見つけられるなって。

ー社長からよく言われたことはありますか?

根拠を聞かれましたね。それまでは感覚で物事を言ってることが多かったんだな、って思いました。あとは具体性ですね。「競合の方が席が広いんですよ」って言ったら「何センチ?」って。今まで1度もそんなこと言われたことなかったのに。「みんな言ってますよ」って言うと、「誰がそう言ってるの?」って。「誰と誰です」って言ったら、「みんなじゃないじゃないか」とか。ミスリードするなってよく言われましたし、具体的な数値や定量的に言えるようにしろ、ともよく言われました。それまではプラカードを持って立ってたら売り上げが上がった時代もあったので、「とにかく気合いだ」みたいな感じだったんです。でもそうじゃなくて、仮説や狙いを持ってちゃんとKPIを設定して、うまくいかなかったらどういうリカバリーをしてとか、ちゃんと考えなさい、って。それまでは特に戦略がなかったってことですよね。

ー今は仕事をしていてどういう時が1番楽しいですか?

誰かと一緒に作業をするとか構想を語るのが1番楽しいですね。本来は人見知りなのに、人と何かやるのが好きなんです(笑)。「こういうの面白いんじゃない?」とかあーでもないこーでもないと。あと「できなかったことができるようになった」って成長が実感できる時も、やっぱり楽しいですね。

ー今後のキャリアについては?

偉くなりたいって気持ちと、今の仕事が楽しくできればいいっていう気持ちと、半々くらいなんです。CLUTCHや新規事業を構想してる時が1番楽しかったので、そういうのを考え続けられたらいいですね。でもCLUTCHみたいに、ゲラゲラっていう今までの経験があって、そのエッセンスを入れて新しいものを生み出す、という方法ならやりやすいですが、これをまったくの0から作るってなると、ものすごく大変だと思います。ブランド名や看板を決めるのだけでも、こんなに悩むんだと思いましたしね。デザインとか自分の苦手な分野と向き合わなくちゃいけなかったのは難しかったです。

みんなで「神ザップ」に挑戦!

ー趣味は何かあるんですか?

飲みに行くのは好きですね。1人では飲まないんですけど、仕事の人や友達とかと。誘われたらよっぽどのことがない限り断らないです。あと食べるのも好きですね。おかげでわがままボディに(笑)(お腹をなでる)。

好奇心は結構強い方で「新しい店あるよ」とか聞くと、行きたくなります。

ーソーエキサイトのメンバーは、声を掛けると乗って来ますよね。

そうですね。ノリがいい人は多いと思います。「こういうのやらない?」って言うと意外と「No」って返って来ないですね。そういう意味では言い出しっぺにならなくちゃなと思っています。僕はもともとリーダーシップをとるタイプじゃなかったんですけど、店長やAMをやっていく中で、人に働きかけたりできるようになったので。前はふざけて「神ザップ」っていう糖質制限をみんなでやったんですけど、あれも「自分もやるから一緒にやろうよ」っていうスタンスで声を掛けました。

ーあの時は結構痩せましたよね~。

全員8kgくらい痩せました。去年の12月にダイエットを始めるからって、全員で11月30日に歌舞伎町の寿司食べ放題に食べおさめに行ったんですよ。カニみそを30個とか頼み過ぎちゃって、ジャンケンして食べさせ合う。その後に体重計を買って、歌舞伎町の東宝シネマの前で全員体重計って。たぶんここで体重を計った人は僕たちしかいないと思います。通行人の前で(笑)。それで毎週何kg落ちたって報告し合って2ヶ月くらいやったんですかね。それから我慢してるものを解禁して、みんなで焼肉に行ったりしました。そして全員もれなくリバウンドしました(笑)。

考えすぎて動けないよりは、、、

ーソーエキサイトはどういう会社だと思いますか?

面白い会社だと思いますね。人にはすごく寛容だと思います。変わった人や色んな人がいても嫌だなって人はいないですし。僕もみんなも割と素が出せてるんじゃないかなと思います。だから風通しはいい風土なのかな。僕はこの会社しか知らないので比較の対象がないですけど、会社の人たちが好きです。

ーソーエキサイトが合ってたんですね。

だと思います。だから今も残ってるんだと思うし、愛着もある。うちは提案しやすいと思うんですよ。何だったらある程度は店長の裁量でやってもいいですし。僕は悩むより先に行動するタイプなので失敗もしますし、それが致命的な失敗だったらまずいと思いますけど、あれこれ考えすぎて結果動けないより、まずはやってみる方がうまくいく方が多いんじゃないかなって思います。

ー店長の成功体験をもっと増やしたいですよね。

そうですね。その時が1番楽しいので。それがないとしんどいですし、自信を持って「これをやればいいんだよ」って断言できなくなってきちゃうと、つらいと思います。

今のHailey'5cafe、俺の部屋は会社にとって希望の星だと思うし、その中の1個にCLUTCHもしていかないと、って思ってますね。新規事業もそうなんですけど、CLUTCHで稼ぐようにするっていうのが自分の使命だと思っています。今が頑張り時ですね。

ー神尾さんはいつもポジティブな印象ですね。

どうせ働くなら楽しい方がいいと思いますし、僕はプライベートでも店長たちと遊んだりしてますよ。何かを一緒にやるって楽しいじゃないですか。仕事も一緒だと思います。同じ仕事でも楽しいものとか興味あるものとか、やっぱりあると思うんですよ。そういうのを誰かと一緒にやった方が楽しいと思います。だからスタッフも店長に対しても、どうせ働くんだったら楽しく働いてほしいって思ってます。

ーもし今の仕事が楽しめなかったら、環境を変えたいと思いますか?

僕自身が迷ってたけど転職しなかったタイプなので・・・でも結果的には良かったと思います。なので職場じゃなくて仕事の内容を変えるっていうのもありだと思いますよ。僕は何でこの会社に留まれたかっていうと、成長曲線とかモチベーションって上がったり下がったり波打つと思うんです。で、下がって来た時にちょうど違う仕事に挑戦できてるんですよ。AMになったり、新しいブランドを立ち上げることになったりとか。もちろんずっと専門的に同じ分野を追求できる人は尊敬します。ただ僕自身は環境や仕事内容を変えるのもいいかなって思ってます。

ーこれから入る新しい仲間にはどういう人に来て欲しいですか?

何にしても一緒に前向きに頑張れる人が良いですね。それさえあれば他には何にもいらないような気がします。

ーじゃあ最後に、次は誰を紹介したいですか?

横塚さんですね。バックオフィスの職人的な人がいいなって思っていたので。横塚さんは佐々木さんの同期で僕より6つくらい上なんですけど、横塚さんていう人を知りたいです。隣の席なんですけどね(笑)。

ーそれでは次回は横塚さんの仕事に迫りたいと思います。お忙しい中ありがとうございました!

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