「おしえあうって、すばらしい。」をスローガンに、組織内DXによる人材育成や、教育・おしえあい文化醸成を、ビジネスショート動画や、動画マニュアルで後押しする、株式会社 soeasy (本社:東京都千代田区、以下 soeasy)は、米国歯周病学会認定医の宮本貴成博士(米国ネブラスカ州にて開業)と協業し、同氏が2023年1月に開校を予定する歯科助手育成スクール” UNITED EXCHANGE DENTAL ASSISTING SCHOOL”(UEDAS)に新規参入。同社のツール「soeasy buddy」を活用し、米国における歯科助手教育の新しい取り組みとして、日本版人材育成DX事業を海外展開する。
┃背景について┃
日本の歯科医療業界では、歯科医師(Dr:ドクター)や、歯科衛生士(DH:デンタルハイジにスト)が、歯科助手(DA:デンタルアシスタント)の業務を兼任しているケースが多く、株式会社soeasyでは、そうした医院の業務の効率化や、動画マニュアルを軸としたわかりやすい組織内コミュニケーションツールとして「soeasybuddy」を展開し、おしえあう文化そのものを組織に根付かせるサービスを展開してきました。
米国の歯科医療業界は、日本の歯科医療業界と違い、Dr、DH、DAがそれぞれ分業し、プロフェッショナルとして仕事を行っているのがスタンダードで、歯科助手の専門学校が単体で成り立っているという現況があります。一方、こうした米国の事例でも、歯科医療業界全般の教育分野でのデジタルトランスフォーメーション化(DX化)はあまり進んでいないという現況があります。
株式会社soeasyは、米国歯周病学会認定医の宮本貴成博士(米国ネブラスカ州にて開業)が米国で開校する歯科助手育成スクール” UNITED EXCHANGE DENTAL ASSISTING SCHOOL”(以後UEDAS)事業に、soeasybuddyを活用いただく形の協業で新規参入することで、日本の歯科医療業界の課題解決にDXで携わってきたノウハウを活かし、米国歯科医療業界の分業の強みをハイブリッドした新しい形で人材育成DXアクションを海外でも実装いたします。
(参考)
2021 年の アメリカ歯科医師会(American Dental Association、ADA)の2021年調査によれば、米国内で開業している歯科医は 201,927 人。うち開業歯科医は73%にあたる147,406 人とされ、減少傾向にあるとの報告がある(出展:Health Policy Institute 、HPI)。
こうした中、多くの歯科医が、複雑なビジネスの運営ではなく、患者の治療に集中できるモデル(Dental Service Organizations、DSO診療モデル)に移行していくことが予想され、業務効率、収益最大化のために、よく訓練された歯科助手の必要性が今後高まることが予測される。
┃具体的なアクションについて┃
歯科助手育成スクールである”UNITED EXCHANGE DENTAL ASSISTING SCHOOL”(2023年1月開講予定)では、以下の取り組みを予定しています。
◉教育プログラムにかかる時間の圧縮
→従来、6ヵ月間ほどかかっていた教育プログラムを、DX化により8週間に圧縮することを目指す。
◉ターンオーバーや人材不足の解消
→歯科助手の入れ替わり(ターンオーバー)や人材不足の課題解決に、”soeasybuddy for dental”を活用し、スクール卒業後、現場に出ての6ヵ月間”soeasybuddy for dental”を活用し、おしえあうコミュニティづくりを通じて継続的に教育できる仕組みづくりを目指す。
┃プロジェクトへの想い(宮本貴成博士*)┃
「アメリカにおいて、歯科助手の仕事はプロフェッショナルな仕事として確立しています。歯科衛生士もプロフェッショナルとして自分のユニットを持ち、予防処置に専念します。歯科助手と歯科衛生士はお互いに尊敬の念を持ち、患者教育、歯科医療における価値の創造のプロセスに最大限、チームとして貢献します。
このような理想的なチームを創るためには、歯科助手教育において、価値の創造に主眼を置いた、新たなレベルでの教育システムが世界的に必要とされています。
今回米国ネブラスカ州にて、soeasy社との協業を通じ、歯科助手教育法人を立ち上げる機会をいただきました。soeasy社がもつ、Mobile TechnologyとAIが” UNITED EXCHANGE DENTAL ASSISTING SCHOOL”のリアルでハイレベルな教育と融合した時、どのような価値を創造する事ができるのか?どのような歯科助手が教育されるのか?そのチャレンジを今から楽しみにしております。
まさにZ世代に適合した今までにない歯科助手教育法人になる、また将来的にはこの教育法人が日本に逆輸入され、日本の歯科医療業界に一石を投じることができると期待をしています。」
*宮本貴成博士
クレイトン大学歯周病学科特別教授/アメリカネブラスカ州Metro West Orthodontics & Periodontics開業/DDS、DR、CAGS、MSD、MBA
1999年 日本大学松戸歯学部卒業
2003年 ボストン大学歯周病学科大学院卒業
2004年 ボストン大学歯学部助教授
2006年 日本大学博士(歯学)
2007年 クレイトン大学歯学部助教授
2008年 アメリカ歯周病学会認定医
2008年 アメリカ歯周病学会優秀教授賞受賞
2009年 クレイトン大学歯周病学科主任教授
2009年 アメリカネブラスカ州にて歯周病専門医として開業
2011年 アメリカ歯周病学会財団/But and Linda TarrasonAward受賞
2020年 米国オマハ歯科医師会会長に就任
2021年 クレイトン大学歯学部特別教授に就任
2022年 South WestSociety of Periodontics 会長に就任
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