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元、認知神経心理学(Computational Neuroscience)の研究をしていたPMが考える将来ビジョン

こんにちは。

~テクノロジーを介して地方に力~をミッションにしているテクロコ採用担当の井上です。

今月から、もっと弊社のことを知ってもらうために社員インタビューを始めます!

TechLoCo’s professionals第一回目は、PMの吉田さんに、お話をうかがいました。

吉田さんは、メディア企業や広告でご経験されて、元データベースエンジニアであり、データサイエンティストでもある方で、テクロコの中核となる優秀な人材です!

現在のお仕事内容を教えて下さい。

マーケティングロジックとプロダクトの開発に従事しております。特にATOMという広告分野とライクルというソーシャル分野の中小・ベンチャー企業支援プロダクトを担当しています。

その領域に携わり始めた背景は?

これまで前職などで数十億円ものマーケティング予算が動く大企業に向けたマーケティング支援をする一方で商店街の活性化のためにどんなことができるのかといったプロジェクトを作っていました(最終的には実現にいたりませんでしたが)。その経験を経て、中小企業向けマーケティングのデータサイエンスの難しさや事業開発の難しさを感じるのと同時に日本における課題に真正面から直面した感触がありました。時代の流れとして技術的には大企業向けのマーケティング手法を中小企業向けに、かつ手軽に使えるようにできるという確信があります。テクロコの技術とソウルドアウトグループの知見が合わさってこそ実現できると感じて携わらせていただいています。


仕事で心がけていることや、大切なことってありますか?

PMはプロダクトの方向性や開発進捗と合わせてプロダクトリリースのタイミングや方法を考えるたり、よりよく使ってもらうためにどんな機能が必要になるのか考える仕事になります。そのような役割の中で課題発見・協調・コア技術の打ち出しの3点は意識しています。課題発見というのはプロダクトが目指す方向性がどんな課題を解決するためのものなのかという視点です。ここはソウルドアウトオプトグループにたくさんのお客様との接点から凝縮された課題感があります。これらを吸収し、解くべき課題を順番づけするということになります。

協調というのはPMは一人では何もできないです。課題発見から開発、サービスのリリースまで多くのメンバーの協力なくてはたっせいできません。協調や共感をえるための背景を伝えることには気をつけています。最後にコア技術についてはテクロコが独自に持つ技術をどのように醸成していくかということです。もちろん私一人では作れるものではなく多くの優秀なエンジニアと一緒に作っていきたいと思っています。これはプロダクトとしての差別化の話にも繋がり、大企業向けプロダクトと中小企業向けプロダクトはここにも違いが出てくると考えています。技術とサービスを融合していく難しさと楽しさを感じています。

成果を出すノウハウを教えてください!

さっきも言った、協調という部分にあるかなと思います。課題発見においてはセールス+マーケがお客様からいただいたご意見をもらいますし、開発という点では課題を解決する方向性をエンジニアに理解してもらって開発が進みます。開発されたものをまたセールスサイドに返していくといったハブの役割が果たせることが成果を出すことにつながると信じています。

吉田さんにとって「プロフェッショナルを生み出す要素」って何だと思いますか?

知識と経験の融合だと思います。

テクロコのPMは現在4名ほどおり、それぞれの知識と経験をおぎあいながら開発思考を鍛えています。4名はそれぞれ経験が異なり、営業出身、運用出身、開発出身、分析出身といった形で経験も知識も異なります。こういったメンバーが知恵を出し合うことでより良いものができていくと考えており、こういった連携がみんなでプロフェッショナルになっていくのだと信じています

お話を聞いて、今まで経験してきた具体的なお仕事のエピソードがあれば教えてください!

総合代理店で働いていたとき自動車業界へのデジタルマーケティングのデータストラテジストというデータ戦略をどうするかいった役割をしていました。役割名としてはPMではないですがおこなっていることはPM同様になります。データに関連したサービスを顧客に提案、設定、開発をするのですが、代理店での動き方から提案書の作り方といった初歩的なこともエンジニアをしていたことで全くわからなかったのです。当時の上司はそんな自分でもできることを見極めてぎりぎりストレッチできるところまで頑張らせてみるといった方針を持った人でした。副上司にあたるディレクターの支持を仰ぎながら自動車業界のマーケティングプランを5年分作った経験から開発関連会社、グループ会社、自社のメンバーや上司と協力して一つのプランを作るという経験が自分を作ったのだと思っています。

そのほかに広告における数理ロジックの開発をして、いくつか論文を共著で発表されました。アドネットワークやDSPを開発していたのですが、配信している当事者だからこそもてるデータに触れることができました。当時としてはそういったビッグデータと呼ばれる有象無象のデータを使った先進的な配信ロジックを世の中に発表できたことはいい経験でした。



テクロコの将来のビジョンを教えて下さい。

中小企業へのマーケティング、ベンチャー企業が必要としているマーケティングはそれざれ違うだろうと思っています。前者は簡単に予算を最大化できるマーケプランと実行。後者は市場発見のためのテストマーケとKASOKUと連携した資金支援。我々の興味としては小さな短期のイベントでも人が集められるソリューション作りを目指しています。単純に私が盆踊りを好きで恵比寿盆踊りや表参道盆踊りといったあまり告知のないものにも顔を出すので、イベントと人の流れというものを可視化していきたいと思っています。我々はそういった難しい課題を解決できると信じており、ここ2ヶ月でも多くの優秀なエンジニアが弊社の思いに共感して入社しました。技術力は確実に上がっています。一方でそれを活かすための課題をもっともっと知りたいです。お取引させていただいているお客様、お取引させていただいている開発会社様、配信媒体様、ソウルドアウトグループ、オプトグループの方達といったグループ連携によって加速させていきたいです。もっともっと多くのご意見をいただき、多くのサービスを生み出していく、そんな近い未来を描いています。

吉田さんの将来のキャリアパス、ビジョンみたいなものってありますか?

ATOMをより簡単に使ってもらえるようにすること、ライクルのサービスラインナップをふやして、広告とソーシャルの垣根をなくすことです。私はもともと認知神経心理学(又はComputational Neuroscience)という分野の研究をしていました。ものの価値の見積もりと学習方法の関連がメインテーマでした。私はビジネス的に成功するプロダクト開発をしたいという一方で人の行動を理解したいという欲求が大きいです。究極的にはその接点が自分の未来なんだと思います。

社会(世の中)に対しての視点や想いについて

人が減っている、将来が見えない、貧困家庭が増えているといった日本社会の課題がある一方で、多くの外国人観光客に日本を楽しんでもらう、住んでもらっているという構造の変化が起きています。一方技術力は進み、自動翻訳機器は進化し、決済は円を持つ場面が減るといった技術と社会の接点の変化がダイナミックに感じられる時代でもあります。こんな時にこの接点をマーケティング視点から支援できるテクロコのプロダクトはすごいなと率直に思いますし、今やらなきゃとも思います。

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