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スタートアップで活躍してきたPdMが今スムーズを選んだ理由/課題は仕組化【フロー効率を高め、より早くユーザーに価値を届ける組織へ】スムーズ 伊藤淳

こんにちは。スムーズ採用担当です。

今回は、7月1日にプロダクトマネージャーとして入社した伊藤淳のインタビューです。
新卒からベンチャー・スタートアップで活躍してきた彼が、なぜスムーズにジョインしたのか、これからどんな未来を実現したいのか、熱く語ってもらいました。

【伊藤淳 PROFILE】

東京大学 経済学部 経営学科 卒業。
2013年、新卒で株式会社VOYAGE GROUP入社。プロデューサーとしてポイントアプリや女性系メディア等、さまざま携わる中でVR室立ち上げに参画。室長としてEC×VRの領域にて挑戦。月間I/Oにて「A-FrameではじめるWebVR」を連載。
2019年、AR/VRスタートアップの株式会社MESONに1号社員として入社。プロデューサーとして、ファッション・観光・スポーツなどの領域でプロモーションや実証実験PJをリードし、スタジオ事業をゼロから数億円規模に拡大するのに貢献。
フリーランスの期間を経て、2023年DROBEにプロダクトマネージャーとして入社。
2024年、プロダクトオーナーとしてスムーズへ。

目次

  • キャリアチェンジの舞台裏
    • スムーズとの出会い
    • 決断の時
  • 新天地スムーズでの挑戦
    • 中の人間になったからこそ見えてきた大きな伸びしろ
    • いま、ここにいることに意味がある

キャリアチェンジの舞台裏

▽スムーズとの出会い

ーーご転職の経緯を教えてください。

転職を考えたきっかけは、組織作りに関わりたいという想いでした。
20代の頃は、どのようにサービスを伸ばすかのほうに強い興味があり、組織に対する興味が強いほうではありませんでした。しかし、様々な経験を経る中で、むしろ事業を伸ばすための組織構造やマネジメントに興味を持つようになりました。
”自分の思う良い組織・勢いのある組織・ビジョンを共有できる組織” を創っていきたい。そう思ったときに、前職では当時の状況や構造的に、自分が組織作りにすぐ関わるのは難しそうだと判断しました。そこで転職を考え始めたのです。

知人からの誘いもありましたが、幅広く情報収集する必要があると思い、エージェントからも情報を得るようにしていました。その中で紹介された企業のうちの1社がスムーズでした。

ーーたくさんの企業様とお会いしたと思いますが、スムーズの選考を受けようと思った理由は何だったのでしょうか?

事業が面白いと感じたのと、小泉の人柄です。
事業に対して感じた面白さは2つあります。

1つ目は、「課題設定がシンプルで分かりやすい」ということです。
引越しの初期費用が高いことによって新しい生活へのチャレンジが難しいことは、誰もが納得できる強い課題だと感じました。そのシンプルさや力強さに惹かれました。

2つ目は、「発展可能性が高い」ということです。
現在は初期費用という大きな課題に対してサービスを展開していますが、最終的には引っ越しに関わる全てをスムーズにすることを目指しています。もし自分がスムーズにジョインしたら、引っ越しの中でも別の領域に進出したり、家探しの面倒なところを上手く管理する仕組みを作ったりと、広い領域で価値を届けるサービスに拡張していけそうだと思いました。
また、事業を伸ばしていくには、新しい変化・差分に乗ることが大事だと考えています。時流に乗らないと大きなプレイヤーには勝てないからです。そういった観点で考えた時に、スムーズのサービスにおけるチャットでのやり取りは、生成AIなど新しく生まれてきているテクノロジーとの相性が良いと感じました。SUUMOやホームズとは全く違う切り口で新しいユーザー体験を提供できるのでは?という可能性に想像が膨らんで、ワクワクしたのを今でも覚えています。

ーーそんな風に感じてくださっていたのですね。選考に進まれたもう一つの理由である小泉さんのお人柄についても、ぜひお聞かせください。

小泉は、「ロジカルさ」と「仲間を大切にする人情味」の両方を兼ね備えている人だと感じています。

まずロジカルさについて。
事業やサービスの細かいところを聞いた時に、金融分野でもUXに関しても、こちらが納得できる強い意見を話してくれました。またリスクの話も含め、理解のために掘り下げる質問をした時、「たしかにその通りだけど、こんな考え方もあって、トータルとしては問題ないと思っている」「早期に新しい機能をリリースして、他社に真似されても大丈夫なようにしたい」など、率直に自分たちの事業の弱みやまだできていないところを認める姿勢から、立場に関わらずフラットに討議できる人だと感じました。

次に仲間を大切にする人情味について。
面談の中で小泉が「どの事業であてるかは極論なんでも良い。誰とやるか、誰と成功して喜び合うかが大事。今集まってくれている最高の仲間が自分を信頼してくれているから、この最高の仲間と一緒に成功したい。」と語ってくれました。これは自分の考えにも近いですし、このような考えを持っている小泉と一緒に事業を作っていきたいと素直に思いました。

メンバーとディスカッションする小泉

▽決断の時

ーースムーズで内定が出たとき、決断するにあたって迷うポイントはありましたか?

ありました。
実は、スムーズ含めて5社くらい内定が出ていた状態で、正直どこにするか決めかねていました。スムーズに対して直観的に「良いな」という感覚はあったものの、事業として勝ちきれるという確信が持てずにいたのです。
そんな中で、スムーズ側から事業KPIを共有してもらうタイミングがありました。そこで、スムーズが勝てる組織・事業か判断するため、自分なりに事業計画を構築し、そこから生まれた疑問についてディスカッションする時間をもらうことにしました。

ーーそのディスカッションを経て、スムーズなら勝てるという確信が持てたからこそ入社を決意されたのですね。

その通りです。
それに加えて、意思決定の決め手となったものが3点ありました。

1つ目は、社員のみんなの優秀さと人柄の良さです。
ディスカッションでは多くの人が出席し、忙しい中で2時間というかなりの時間を私のために使ってくれました。その時間の中で、マーケやシステムなど、全員がそれぞれの専門領域の観点からかなり真剣にかつ真摯に向き合っていました。
ただ事業理解が深まっただけでなく、みんなが事業に対して深く考えていること、各々の優秀さ、人柄の良さが、ディスカッションを通してよく伝わってきて、このディスカッション自体が私にとって大きな意味のあるものになったと感じています。

2つ目は、自分のスキルが活きそうだと思えたことです。
スムーズには、しばらくフルタイムのPMやPdMがいませんでした。それによって交通整理が上手くできておらず、新規機能開発ができずに既存の問題を解決する守りの開発をしている時期が長かったようです。にも関わらず、安定的にしっかり売上が上がっていました。これは本当に凄いことです。
ここに自分が入って、仕組みを整えたり、みんなが同じ方向を向いてどういう価値をどう発揮していくのかロードマップを敷いたり、一つひとつのタスクの交通整理をしたりすることで、より事業が伸ばせそうだと思えました。

3つ目は、サービス自体の手触り感です。
スムーズの他に、生成AIなどのより先進的な技術を活かしたスタートアップからのお誘いもありました。最先端の技術で事業を展開していて、もし自分がジョインしたらエキサイティングな挑戦ができると感じました。その一方で、多くの人に価値を届けられるようになるまでは、まだしばらく時間がかかるのではとも思いました。
私がやりたいことや得意なことは、より多くの人に価値を届けることです。既に課題解決が出来ているものに対して、新しい機能やテクノロジーを導入したり、メンバーが最大出力を出せるように仕組みを整えたりすることで、よりユーザーを増やしていくことに興味がありました。
ですので、既にたくさんのユーザーを抱えるスムーズを5倍10倍に伸ばすことにコミットする方が、より私のやりたいことに合っていると感じました。

新天地スムーズでの挑戦

▽中の人間になったからこそ見えてきた大きな伸びしろ

ーー入社後1カ月も経っていない中ですが、スムーズの印象はどうですか?入社前後でギャップに感じていることがあれば教えてください。

実際に入社して一緒に働いてみて感じたことは2つです。

1つ目は、仕組みが未整備なことによる大きな伸びしろです。
もともとスタートアップでの経験もあるので、カオスな環境への耐性はある方でした。それでも、会社を上手く回していくためのシステムや制度が、想像していたよりもずっと整備されていない印象を受けました。この規模の業務を各々の工夫と手動運用でカバーしながら回しているのは、純粋にすごいな、頑張っているなと思いましたし、これから改善していきたいと思いました。
ここはある意味、私が一番得意なところだとも思っています。物事を仕組化して、みんながより気持ちよく働けるように、より本質的に頭を使うべきところに使えるように単純作業をなくしていく。そういう伸びしろが多分にあると感じています。

2つ目は、社員のみんなの人柄の良さです。
月並みな表現になってしまうかもしれませんが、全員すごくフレンドリーです。親切で、距離感がちょうど良く、いい人しかいません。
優秀だけど人当たりがキツいという人もいません。全員真摯に向き合ってくれます。同じ方向を向いて問題解決を主語に話し、前を向いてどうすべきか語る人たちです。
みんなの人柄は入社の決め手になった要素の1つでしたが、一緒に働いてみて改めてみんなの素敵さを感じています。

創立5周年記念パーティー

ーーこれからスムーズでどんなことをやっていきたいですか?

会社から期待されていることとしては、プロダクト全体を見ていくことです。ユーザー体験や収益の部分、マーケティングに関わることも含め、プロダクト全体を見れる会社の柱となっていく必要があると思っています。
今は小泉がそこをやっているので、今後は自分がその役割を担い、小泉には経営に集中してもらえるようにしたいです。そして、事業としての非連続な拡大を考えたり、会社組織全体を見たりするところに対して、よりリソースを割ける状態を作りたいです。
そのためにも、プロダクトは安心して自分に任せてもらえるようにすることが、私のミッションです。

まずは開発チームで「1つのテーマに対してみんなで取り組み、サイクルを高速で回していく」ことを仕組みとして整え、推進していきたいです。リソース効率ではなくフロー効率を高めることで、短いリードタイムでユーザーに価値を届けられる開発チームにしたいと考えています。
これまでのスムーズでは、開発チームのメンバーが各々のタスクを独立して担当していました。例えば、開発者1人で1カ月かけて1タスクをやるとしたら孤独じゃないですか。そうではなく、1タスクを4人で協力し、1週間でリリースして結果を見るというサイクルに変えることで、より早くユーザーに価値が届くようになる。またそれだけでなく、開発メンバーにとってもやりがいを感じやすくなり、ユーザーや技術についての学びが溜まりやすくなる。こういう勢いのあるチームに変えていきたいですね。

▽いま、ここにいることに意味がある

ーー伊藤さんの作りたい組織とは具体的にどんな組織でしょうか?

「スムーズに関わってくれている人全員が、人生のこのタイミングでスムーズにいる意味があると思えている組織」が良い組織の大前提だと捉えています。各メンバーが人生でどういうことを成し遂げたいのかを理解し、それをスムーズの文脈に当てはめて「こういう理由でこういうことを任せたい」「チームとしてこういうことをやっていこう」というコミュニケーションを取れる状態。これを実現したいです。

単純にやっていて楽しいことや成長を実感できることも大事です。そのためにも、みんなで1つのことを成す組織構造が必要だと考えています。
例えばエンジニアの場合、他人と一緒に作業をすることで学べる事がたくさんあります。みんなで1つの機能を作って、チームで振り返り、学びを得て次に生かす。そういうループを作れると、開発の生産性が上がるだけでなく、スムーズにエンジニアとして関わる意味も作りやすくなります。

私自身、「人生を使ってジョインしてくれる仲間だからこそ大切にしたい」という小泉の考えに強く共感しています。人を駒として見ず、その人をその人として愛するスタンスが素敵だなと感じています。
だからこそ、私もそれに沿った組織作りをしていきたいです。

ーーこれからスムーズにご入社される方にメッセージをお願いします。

スムーズはここからさらに急成長していきますので、今ある「複雑性」を受け入れつつ前向きに仕組みを作っていくことを楽しめる方にぜひご参画いただきたいです。
スムーズには創業から5年の歴史があるので、過去の取り組みの結果、ソースコード、資料など、組織全体についてもシステム開発についても複雑性の高いものが残っています。貴重な資産である一方で、これから事業や組織を拡大する上では、もっとシンプルでスケーラビリティが高い仕組みが必要です。
この仕組みを創っていくことに興味がある、楽しんでやれる、という方がいらっしゃいましたら、ぜひスムーズをおススメしたいです。

プロダクト開発において、PMがおらず開発の仕組みも整っていない状態でこれだけ売上を上げているスムーズは、かなり稀有で面白い存在です。その裏には、これまでの知見やエネルギーがすごく溜まっています。ここに仕組みや構造を導入して一気に事業や組織を伸ばす経験は、かなりエキサイティングだと思っています。
素敵な仲間とサービスを伸ばすという経験をしてみたいという方は、ぜひスムーズに興味を持っていただければと思います。一緒に勝利の美酒を味わいましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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