「1週間は4日しかないと思え」スマートニュース7人目のメンバーが語る イノベーションを生む仕事術
2015年、スマニューにもチームプレイの時代がやってきた
SmartNews Adsの開発を担当している、鈴木陽貴です。ゲーム会社でオンラインゲームの開発に6年程携わった後、2014年3月にスマートニュース7人目のメンバーとして入社しました。現在、東京オフィスのメンバーは70人。最初は属人的だった業務やコミュニケーション手段も、人数が増えるにつれて変化していきました。
2015年、組織が40人規模になった頃のこと。それまでの個人頼りから、チームプレイの時代が到来しました。チームで仕事をするには、それぞれがどの業務を担当しているかを可視化しながら、連携することが重要。今までは誰が何をしているか、あえて連携しようと思わなくても把握出来ていた。けれど、仕事の進め方自体を大幅に変えなければいけなくなりました。
仕事の仕方は人それぞれ、どういうやり方が合っているかも人それぞれ。環境、部署や役職、チームによっても人それぞれ。新卒でもないし、数社経験してきているメンバーが殆どです。自分のスタイルをみんなが持っていると思います。そんな中で、僕が仕事で大事にしていることをご紹介します。
エンジニアは自分より後に作業をする人に配慮することが基本
エンジニアのチームプレイは自分より後に作業をする人に配慮することが基本。自分のタスクのせいで誰かの待ち時間を作らないことも大切です。後に作業する人が並行できるタスクが無いと、単体のタスクへの問題が発生するだけでなく、その人がやることが一時的に無くなってしまいます。
また、全体工数が4日(リリースまであと4日)の時に、2日で終わるところを3日かけてしまうと、後に作業する人は1日しかなくなります。後に作業をする人ほど煽りを受けてしまうのです。
タスクを管理する時は1週間を4日としてカウントしよう
「JIRA Software」や「Trello」等の管理ツールを使って進捗共有していますが、スタートアップなど労働力が足りていない環境では、パツパツにタスクを積んでしまいがちです。
まず、1週間で出来ることをリストアップしましょう。みんな当たり前にやることですが、その際に「やりたいこと / マストなこと」を一緒くたに考えてタスクを積んでしまいがち。結果、1週間で仕事が完結しなくなる。プランニングの時点から失敗してしまう、悪い例です。
気分がのらないことや、体調を崩すこともあります。なので、1週間を4日だとカウントして考えることが大事です。採用面接が週1件入るだけでも、履歴書を読んだり評価をしたりと3時間はかかります。あとは、仲間との雑談も必要。そう考えると、5営業日は絶対に存在しないんです。最長でも、4日として考えましょう。打ち合わせが多い人の場合は、3日でやれる「マストなこと」だけをタスク化する。そうすると、絶対に時間は余ります。
会社主導での納期が決まっている仕事は既定路線 「余った時間」でイノベーションが生まれる
余った時間で、好きなことをやります。翌週分のマスト作業を前倒しでやってもいいし、新しいサービスを試してみるとか、技術的挑戦もしてみる。いきなりやりたいことから着手するのはダメです。楽しいことを、「余った時間」でやることが大事なのです。やることをやった上で好きなことをやれば、上司にも絶対に怒られませんから。
仕事をパツパツでやると、やらなければいけないことに追われても「土日で巻き返せばいいや」と、残業や休日出勤が慢性化してしまう。そうなると、精神もどんどん病んでいきます。他の人ばかりが楽しそうに見えてきたら、かなり危険な状態です。
会社主導での納期が決まっている仕事は、イノベーションを生まない。100点満点を取ったところで、既定路線です。僕は「個人が好きなことをやった結果が、イノベーションを生む」と考えています。その確率を高めたほうが効率的だし、結果として事業もスケールすると思います。
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