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時代でも流行でもなく、人がスカイアーチのターニングポイントを作り出す。今後はAIを活用しユーザー視点を強みにしたい。

スカイアーチ創業メンバーの1人、松田昭穂さんへのインタビューです。営業本部マネージャーとしてフロント営業やバックエンドメンバーのマネジメントを行う松田さんに、19 年間のスカイアーチの変化や会社の未来についてお話しいただきました。

新たなビジネスが確立されたいい時期に創業し、お客様に恵まれた

創業したのは19年前。社長を含む7人で立ち上げました。19年前のITというと、Amazonがサービスを開始したばかりの頃で、今のようにスマホがあるわけではなく、webを使ってビジネスを展開することが最先端な時代でした。その頃に「iモード」のサービスが始まったことでケータイゲームやメールが流行し、スカイアーチはそれらの新しいビジネスをお手伝いさせていただくところから始まりました。当時、強力なIP(知的財産)を持つ企業とお仕事をさせていただいていたのですが、お客様は自分たちのIPをどうやってケータイの中で動かすのかという知見がなく、一方我々はゲームのプログラムは分からなくても、それをサーバー上で動かす知識や技術がありました。それらを提供することで、ビジネス価値を感じていただけたのではないかと思います。

また、昔はケータイコンテンツは5秒以上止まったらダメ、というルールがあり、そのノウハウがあるというだけでも差別化になり、「24時間365日iモードを問題なく動かせる」我々のマネージドサービスの需要は徐々に高まりました。非常にいい時期にビジネスを立ち上げて、お客様に恵まれたと感謝しています。

時代の変化より"人"がスカイアーチのターニングポイント

19年間でインターネットの世界は当時からは考えられないような発展を遂げ、市場やお客様のニーズが移り変わり、それに伴ってスカイアーチも大きく変化しました。我々にとって変化のきっかけは時代の潮流やお客様の声ですが、会社としてのターニングポイントは、"人"だったと私は思います。

クラウドのような新しいサービスを取り入れるときには、エンジニアや営業をはじめ、あらゆる立場の人を巻き込むことに苦労します。エンジニアにしてみれば、培った技術資産を活かしたいと思うところを、新しい領域でゼロからスタートするわけですから、歩み寄りに時間がかかるのは当然のこと。

その課題を解決するために、AWS導入の際にはエキスパートエンジニアの福島さんを採用したことが起点となりました。福島さんはトップエンジニアとしてクラウドの先見もあり、現場エンジニアからしても目標とする人です。彼が発信することによって、「自分たちもそうなっていかなければいけない」という意識が芽生え、スムーズにクラウドへの移行ができたんです。福島さんが来てくれたことがスカイアーチの大きなターニングポイントで、彼がいたからこそ、AWSにコミットできました。

もう一つのターニングポイントは、営業の安達さんの「AWSやりましょう!」という声ですね。営業から前向きなメッセージを発信できたことで、新しいスカイアーチに変われたと思います。

(女性営業リーダー安達さんインタビュー)

AWS導入を社内に起案した女性営業リーダー。"仕事嫌いの私が、お客様のために挑み続けるスカイアーチの営業は好きになれた" | 株式会社スカイアーチネットワークス
営業リーダー安達瑛子さんへのインタビュー。元々は「ノルマのある営業はしたくない」と仕事嫌いだった安達さんが、今では女性唯一の営業チームリーダーとして活躍しています。スカイアーチの営業は他と何が違うのか、何に惹かれてのめり込んだのか。安達さんの体験や自身の変化についてお話しいただきました。 ...
https://www.wantedly.com/companies/skyarch2/post_articles/181001

ターニングポイントを作ってくれた福島さんと安達さんは、どちらも創業メンバーではありません。新しいメンバーが入ってきたことでスカイアーチが変化し、活性化された例です。今後も、会社のターニングポイントは"人"によって起こるものだと思いますし、会社に革新を起こすような、そういう人が入ってきてほしいと願います。

クラウドは生活基盤に。AIを活用したサービス改善が必要な未来がくる

テクノロジーはこれから益々進化し、いずれはサーバーやクラウドという言葉が使われなくなり、どこのクラウドを使っているかとか、そういう次元のことを気にしないほど、生活基盤になっていくのではないでしょうか。そのような環境で我々がどうマネージドしていくかは非常に重要なテーマで、今後はよりユーザーの視点のマネージドサービスに変わっていくべきだと考えています。

現状のスカイアーチのマネージドサービスは、「問題なく動いているか」という事業者側の視点でサポートしていますが、これからはよりユーザーエクスペリエンスに意識が向けられるようになり、どれだけユーザーの立場でサービス価値を上げられるか、という指向に変わっていくと思います。だからこそ、AIを活用するなどユーザー指向をサービスを組み込めるような仕組み作りが必要です。その先駆けとして、最近社内にAI研究チームを設置しました。"お客様のビジネスの成長をITでデザインする"という言葉に込められている本質は、お客様のビジネスを見るのではなく、ビジネスの成長を意識するということです。お客様と共にユーザーを研究しサービスを構築していくような、"ユーザー視点"をスカイアーチの強みにしていきたいですね。

専門性に特化したチーム作りをしたい。AI研究チームはその先駆け

働き方が多様化する中で「スカイアーチで働きたい」と選んでもらうために何ができるかということは常に考えていて、その1つとして、仕事の選択肢を作ることと、専門性の高いチーム作りに取り組みたいと考えています。

例えばエンジニアに対しては、サーバー管理という保守的な部分だけでなく(これももちろん重要な仕事ですが)、プログラム開発やAIなど、デザインできるような仕事を作り出し、エンジニア力を発揮できる機会を提供したい。チャレンジしたい領域にジョブチェンジができるような環境を用意して、働き方に選択肢を持たせたいと考えています。営業職においても、今は顧客ごとにチームが分かれていてみんな同じように映っていますが、極端に言えばサーバー運用保守を専門とするチームとか、領域ごとにチームを分けて、それぞれのチームの色をはっきりさせる。よい専門性の高いチーム作りに取り組みたいです。それらのチームが協調し、複数のノウハウを組み合わせたビルディングブロックが実現することで、お客様へ全方位の提案ができるようになります。一人の営業が全てを網羅するのは難しいので、チーム化していくのは一つの戦略でもありますね。

専門性という意味では、AI研究チームはその先駆け的な存在です。「AIは便利でいいよね」とみんな言いますが、実際にそれを一つのビジネスパーツとしてお客様に提供する時にどんな手段があるのかは、まだ明確ではありません。AIをどう活用すればどんな効果があって、そのためにはどんな技術やデータが必要なのか。ビジネスとして活用していくための基盤を研究するチームです。自分たちで研究レポートをしてみようということで、通常業務とは別に専任チームを立ち上げ、活動が始まりました。

(AIチームリーダー安藤さんインタビュー)

AIに親しむために、まずは「遊び」から。AWS DeepRacerを社内に導入してF1レースを企画したい。 | 株式会社スカイアーチネットワークス
AIに興味のあるメンバーが集まって立ち上がったスカイアーチのAI研究チーム。今回は、AIチームのリーダー営業本部の安藤祐輝さんへ、チームの活動や個人的に今業界で興味のあることについてお聞きしました! ...
https://www.wantedly.com/companies/skyarch2/post_articles/184068

人は自分の判断でしか動かない。思い切って自己投資ができるに入ってきてほしい

スカイアーチでは全く未経験のメンバーも採用していますから、安心して飛び込んできてほいです。初心者の場合は勉強しなければいけないことが沢山あるので、そこに自己投資ができるかどうかが重要。"自己投資"はすごく難しくて、自分の時間を削ってでもこれがやりたい!というような意識がなければ中々継続できません。人は人の決断では行動できず、自分で決めたこと、自分で決断したことでしか動かないもの。それを自分事として捉えて努力する人は、自己投資ができる人だと思います。また、最初から自己投資できる人は少ないので、そのきっかけづくりをすることは、我々マネージャーの課題です。それぞれの役割を果たしていく、そういったチームビルディングにも積極的に関わってきてくれる人に、入ってきてほしいと思います。

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