今回、お話をお聞きしたのは、調査Ops(オペレーション)チームで働くメンバー・大野さんです。長年働き慣れた会社を辞めて、しばらく子育てに専念したあと、シンプルフォームでの仕事を始めました。これまでの経験を大いに活かし、シンプルフォームで活躍する大野さん。日々の働く様子は、ご主人やお子さんたちにも明るい印象を与えているそうです。大野さんが家族からかけられた、嬉しい言葉とは?
もっとも大切な家族との時間と、仕事を最適なバランスに保つために大野さんが心がけていることや、チームへの貢献について考えていることをお聞きしました。
大野 璃紗|Risa Ono/Research Operation 新卒後、共済組合に勤務。主計部門で10年以上、決算や将来予測を担当。子育てのため退職し、PTAの役員を務める。2023年5月より現職。
今までの経歴を教えてください。
新卒で共済組合の団体に就職し、途中で産休と育休を挟みましたが、合計で12年間勤めました。おもに主計部門と呼ばれる部署で、決算業務や財務分析を担当していました。
長く勤めていたこともあり、仕事の内容にも満足していたのですが、状況が変わったのがいわゆる「小1の壁(※)」です。保育園と違って小学校では子どもを預かってもらえる時間が短いので、それまでと同じように働くのが難しくなりました。おまけに、子どもが通う学校はPTA活動が盛んな小学校。同業者かつ管理職である主人が激務で大変な様子を間近でみてきたこともあり、主人と同様にフルタイムの仕事を続けながら、二人の子育てとPTA活動は厳しく、退職しました。
(※)子どもの小学校進学に伴う生活リズムや環境の変化、仕事と子育ての両立の困難などの課題が生じることを指す。
しばらく子育てに専念していましたが、下の子どもが小学校に上がったタイミングで、そろそろ仕事に戻りたいという気持ちが湧いてきました。その一方で、子どもとの時間をこのまま保ちたい気持ちもあり、調整がつきやすいリモートでの働き方を希望していていました。そんな時にタイミングよく、前職の元後輩(当時、調査Opsチームのリーダーで現在育休中)から連絡があり、シンプルフォームの仕事を紹介されました。
久しぶりに連絡をしてくれた元後輩からの誘いは嬉しかったですし、シンプルフォームの事業内容にも興味が湧いたので、こちらで働くことを決意しました。彼女の言葉「大野さんにシンプルフォームの仕事は絶対合っているよ!」にも背中を押された感じです。
働かれてまだ1年にも満たないですが、すっかり業務に慣れている様子ですね
はい、シンプルフォームでの仕事は、前職との共通点が多いんです。前職では、一般的な経理部門とは異なり、保険会社・共済団体の会計に特有の「責任準備金」を計算する部署に在籍していました。「責任準備金」は法令に基づき計算するものなので、常日頃から法令の改正がないか目を光らせておく必要がありました。当然、決算に影響するのでミスは許されません。
変更点を把握し、間違いに気をつけ、締め切りまでに間に合うよう数字を組み立てていく。緊張感を持って従事する姿勢が、今の仕事に通じています。
それと、休職期間に携わっていたPTAでの経験もまた、仕事に役立っているんです。ちょうどPTA役員時代はコロナ禍だったので、リモートでのチーム作業が基本でした。みなさん、仕事と家庭を持ちながらボランティアで活動をしているので「お互い様」の精神を持ち、助け合いながら作業を進めていました。「リモートという環境下で、声をかけあい、ひとつの仕事を完成させる」というコミュニケーション術は、その頃に得たものです。これもまた今のシンプルフォームでの仕事に共通しているんです。
以前、プロダクトに影響のある情報をいち早く掴み、報告していましたね。
新しい情報に触れる際には仕事と結びつけて考える癖がついているんです。今回、たまたま気づいた行政区の再編についての情報も、SimpleCheckに影響するかもというアンテナが働き、報告しました。正確かつ最新の情報が常に反映されていることは、データベースの信頼性を図る上で非常に重要ですからね。
それと、同じチームで働いているみなさんの存在も大きいんですよ。データの入力時に迷ったり困ったりした箇所があったら、きっと同じように感じるメンバーがいるだろうと想像します。だから、疑問点はクリアにして、他のチームメンバーが困らないように事前に対応したいと思っています。
シンプルフォームの不思議なところは、リモートなのに、他メンバーの存在を感じられるところですよね。プロダクトや顧客に向けての意識だけでなく、同じチームメンバーへの気配りを忘れず業務にあたる方が多い気がします。みんなが困らないように協力しながら、より高みを目指して一緒に向かっている印象です。今までの社員インタビューでも、みなさん同じようなことをおっしゃっていたので、この感覚はきっと私だけじゃないはずです。
働いている様子を見て、ご家族から嬉しい言葉をかけられたと聞きました。
子どもたちから「お母さん、すごく楽しそうに仕事しているね」と言われました!これが本当に嬉しくて。主人からも「イキイキして働いているよね。もはや業務が趣味みたい」とも言われました。(笑)
こうやって仕事ができているのは、今までの経験が活かせて、業務内容との相性が良かったというのもありますし、チームメンバーとの関係が良いので人間関係にストレスを感じないというのもあります。ただ、もっとも重要なのが、家族との時間を確保できる点です。仕事と家庭にかける比重を自分で調節できるので、どちらとも良い距離感を保てるんです。
リモートだとONとOFFを分けにくいという方もいますが、私の場合、業務時間外にSlackで気になるメッセージを見つけたら、ブックマークをつけるだけにしています。緊急時を除いて、パソコンを開いて対応するまではしていません。家族との時間は大切なので、自分なりのルールを決めて、必要以上に仕事に入り込まないようにしています。お母さんの機嫌は大事。家族みんなに影響しますからね。
最適なバランスのためにご自身でメリハリをしっかり付けておられるんですね!今の仕事のやりがいは何ですか?
チーム全体のレベルが上がっていくことに、やりがいを感じます。今は「目検担当」という立場で、他のメンバーが入力したデータに間違いがないかチェックをする側に回っています。ミスを発見したら、その担当者にフィードバックを行っているのですが、みなさんすぐに納得し、次に同じ間違いをおこさないように対応してくれます。ミスが減り、結果的に完成度の高いデータが仕上がっていくのを見ると、手応えを感じますね。
チームリーダーの方々のお仕事ぶりからは、得るものが大きいです。ちょっと疑問に思った案件についてポロッとSlackでつぶやくと、すぐに拾って的確な答えをしてくれます。いつもメンバーに寄り添ってくれている感じがするんです。この様子を見ていると、少しでもリーダーの方々の力になれるような仕事をしたいと思います。
前職やPTA活動、それからシンプルフォームでのリモートワーク。まったく想像をしていなかった展開ですが、家族から応援してもらえる仕事が出来て、充実感があります。これからも縁を大切にして、チームに貢献していきたいです!