先日、SHIFT ASIA開発プロジェクトマネージャー ” CASEY ” 主催による、記念すべき第1回
「俺たちのAgile!! - Agile勉強会 - 」が行われました!!
「俺たちのAgile!! - Agile勉強会 - 」とは・・・
アジャイル開発(以下、Agile)について深く理解したり、実際のプロジェクトに導入してみたいSHIFT ASIAのメンバーのための社内勉強会。Agileに関する知識や方法論などを社員同士で共有しながら、SHIFT ASIAで働く全員がエンジニアとしてスキルアップし、成長できるよう自主的に企画された活動です。その日の仕事を終えたメンバーが気軽に参加し、社員同士のカジュアルな意見交換を通してお互いを高め合うことができるよう、ゆるい形でスタートしました。
5月に入社したてほやほやCASEY。終業後にもかかわらずSHIFT ASIAメンバーのスキル底上げの為に!と、プレゼンターを買って出てくれました。なかなかアーティスティックな手書き資料まで作成してくれれたCASEY。素敵です。
冒頭、私のような非エンジニアの素人(人事採用担当)にも理解できるよう、「Agileって何でしょう?」「どんなイメージ持ってますか?」から始まった勉強会。
CASEY 「Agileって、どんなイメージ持ってますか?」
SONIC 「プロジェクト進行に限らず変化に強いツール」
TOCKY 「今の時代とニーズに合っている。社会の変化のスピードに合っている開発体系」
ASHA 「スピード感持って、チームワークが重要となる開発方法、かな?」
TAKE 「早く動くものをリリース。世の中の変化に追随していく試みが形となったもの」
※上記全員日本人。社内では全員ニックネームを使用しています。
在宅勤務実施中のためリモート勉強会
で、結局「Agile」とは?
”時は2001年、アメリカ、ユタ州スノーバード、ワサッチ山脈の麓・・・
17人のソフトウェア開発従業者が集い「アジャイルソフトウェア開発宣言」が考案された。”
”私たちは、ソフトウェア開発の実践
あるいは実践を手助けをする活動を通じて、
よりよい開発方法を見つけだそうとしている。
この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。
プロセスやツールよりも個人と対話を
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを
契約交渉よりも顧客との協調を
計画に従うことよりも変化への対応を
価値とする。
すなわち、左記のことがらに価値があることを
認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。”
※出展(https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html)
これだけ。これ以外の何物でもない。これが源流。ということだそうです。
こういう気持ちで開発するんだな、、というのはわかりましたが、
抽象的がゆえにけっこう物議をかもす内容なんだそう。。
↑ ができた背景として、「Agileの12原則」なるものが存在しています。
- 顧客満足を最優先し、価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します。
2. 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げます。
3. 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔でリリースします。
4. ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。
5. 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。
6. 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。
7. 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です。
8. アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。一定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません。
9. 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意が機敏さを高めます。
10. シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です。
11. 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み出されます。
12. チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します。
※出展(https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html)
これらの原則を表面的に理解して、Agileを適応する開発現場が出てきていて、懸念視されているのだとか。特にNo.5なんかは、「言ったことに従う人を集めてプロジェクトを構成する」といったニュアンスで解釈されていることがあるなど、ビジネスで都合の良いように解釈され、現場に混乱をまねくことがあるようです。(こういった、コンセプトを間違って理解して適応している人たちには「闇アジャイラ―」という異名があるそう…)
とはいえ、理解しきれないところもありますよね。 理解できないところを突き詰めて勉強していき、それが「効果的な開発手法って何だろう?」と考える糸口になり、そこから新しいツールが生まれていくのだそうです。
CASEY揮毫。
たしかに、「なるほど、わからん」ので、ある程度Agileをとっつきやすいようにするために出てきたのが「Srcum」なのだとか。Agile開発手法の中でも、広く活用されている手法なんだそうです。Scrumの他にも手法がいくつかあるみたいですね。
Scrumとは?
※出展(https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf)
Scrum創設者のKen SchwaberさんとJeff Sutherlandさんという方が定義したフレームワーク。オンラインでガイドブックも無料公開されています。2年に1回くらい刷新されるみたいですが、コアな部分は変わっていないそう。次回以降みんなで読み解いて理解を深めていきます。
Agileといえばシステム開発を中心に知られるようになったものの、あらゆる仕事において有効なビジネスフレームワークとして注目されていますよね。ということで、私(人事採用担当)も勉強会の恩恵にあずかりたいと思います。
みんなで知識を共有して、一緒に成長していきましょう!
おわりに
今回ご紹介した「俺たちのAgile!! - Agile勉強会 - 」のように、SHIFT ASIAでは社員の知識向上やスキルアップを目的とした社内勉強会(テーマ例:最新テクノロジー、日本語学習など)も盛んです。やりたいことがあれば、自分たちで知恵とアイデアを出し合いながら企画し、取り組むことができる環境がありますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。