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シェルフィーのメンバーが「就活生に伝えたいこと」

今週末に桜が開花を迎えるそうですが、毎年このシーズンになると就職活動していた頃を思い出します。

新卒一括採用は日本にしかない独特の習慣だと言われますが、多くの学生にとってはキャリアを含む人生に向き合ういい機会なのかもしれません。

現在シェルフィーで働くメンバーも、元々スタートアップやベンチャー志向だったというよりも、考えぬいた結果スタートアップであるシェルフィーを選んだという人が多いのが特徴です。

そこで今回は25才以上のメンバー8人に「就活に関する3つの質問」をぶつけてみました。同じ質問でも多種多様な回答が返ってきたので、就職活動中の学生や、キャリアに迷っている方の参考になれば幸いです!

仲原 知輝(マーケター/クオリティマネジメント)

・就活の時期は何をしていましたか?

当時は「わざわざレールから外れる必要ないな」と思って、一般的な就活をしていました。業界はITと決めていましたが、職種が分からず、入社してから考えるしかないな〜と思っていましたね。15社ほどESを出して、2社内定を貰いました。

・今の「就活」をどう捉えていますか?

就活は決まった流れが強い分、どうしても受動的に決めやすい仕組みになってるように感じます。

でも、ふわふわしたままで働く会社を決めるくらいなら、休学してでも自分のやりたいこと探す方がいいのになと思います。

・いま就活生に伝えたいことは?

よくあるのは「年収とかブランド」で先に会社を選んで、入社後にそこで「自分のやりたいことを探す」パターンだと思いますが、絶対逆(自分のやりたいことを極める→年収やブランドがついてくる)の方がいいってことですね。焦って決めちゃダメだよって伝えたいです。

石川 鉄兵(デザイナー/マーケター)

・就活の時期は何をしていましたか?

色々な会社を調べたんですが、行きたい会社がなかったので就活はしていません。それよりもポートフォリオを分厚くするのが大事かなと思って、自分の作品作りをしていました。

・今の「就活」をどう捉えていますか?

行きたい会社がない人も強制的に参加させられるのはどうかなと思います。参加しなくてもどうとでもなるのになって。

・いま就活生に伝えたいことは?

「しなくても絶対なんとかなるよ」って伝えたいです。笑

どんな会社でも本当に入りたければいつでも入れるから、「この会社なら頑張れる!」って思える会社に出会うことの方がよっぽど大切だと思います。

緒方 周平(プロダクトマネージャー)

・就活の時期は何をしていましたか?

友人と立ち上げたスタートアップで週7で働いていました。同級生は普通に就活している人の方が多かったですね。

・今の「就活」をどう捉えていますか?

就活以前に、日本の教育システムが問題なんだと思います。「自分が何をやりたいのか」を考える機会がないから、急に就職って言われても学生はどう動けばいいのか分からない。

学生のほとんどがやりたいことが定まっているような社会だったら、今のシステムでも問題ないし、理にかなってるのではないでしょうか。

・いま就活生に伝えたいことは?

「本当に行きたい会社」があるなら就活はいい手段だと思います。ブランドや条件に惹かれてそう言ってるんじゃなくて、本当にそう思ってることが大前提ですが。笑

やりたいことが分からない学生は、まずは「仕事を得る手段は就活だけじゃない」という考えを持つことからだと思います。

坂上 幸大(開発マネージャー)

・就活の時期は何をしていましたか?

高専からの就職だったので、各社の採用ページ等は見ていましたが、当時は学校にあった推薦のリストから選んだ感じでしたね。4月3日に開始して、4月10日に決まりました。

・今の「就活」をどう捉えていますか?

社会に出たことがない状態で、1年後に働く会社を決めるというのは大変だなと思います。1回働けるなら働いた方がいいというのは間違いないですね。

一方で、最近はwantedlyのように学生が会社を知るための仕組みが増えていて、いいなと思います。

・いま就活生に伝えたいことは?

「周りの意見は参考程度でいい。」ということです。今の時代、一生一つの会社にいることはないから、目的ある人はそれを信じて突き進むべきだと思います。

目的がない人は行きたいと思う会社に出会うまで探すしかないんじゃないでしょうか。

竹田 拓也(エンジニア)

・就活の時期は何をしていましたか?

大型の合同会社説明会とかに何度か話を聞きに行ったんですが、面白い会社がなくて就活はすぐに辞めちゃいました。なので、卒業後は放浪の旅に出てました。笑

・今の「就活」をどう捉えていますか?

僕は好きじゃないです。大学の次の学校みたいな捉え方になってて、そうじゃない人もいるんだろうけど、やっぱりどうしても駆られている人が多いので。

・いま就活生に伝えたいことは?

「旅行してニート期間をはさもう」ですね。そしたら働きたくなるんで。笑

実際そうやって自分にとって遊びと変わらないくらいの仕事が見つかると人生楽しいですよ!

松井 将浩(クオリティマネジメント統括)

・就活の時期は何をしていましたか?

フィリピンでインターンしていました。何も分からないまま就活をして流されるのが嫌で、日本以外を知る&社会の仕組みを知るという2つの目的で、海外でのインターンを選びました。

・今の「就活」をどう捉えていますか?

「就活」自体には良いも悪いもないと思います。ただ、事実として新卒で入る子たちは社会のビジネスとして上手く活用されていて、それを理解して利用してやるならいいけど、そうじゃないパターンが結構多いのかなと。

基本的に就活は学生の不安を煽ってくるものだから、そもそも不安に流されない方法を考えるのが大事だと思います。

・いま就活生に伝えたいことは?

「一度しがらみとか枠組みを取っ払って考えてみること」をオススメしたいです。

「商社にいった先輩に勝ちたい」とか「親にどう思われるかが心配」とか、キャリアの評価軸が他人にある人は、一度どこかで働いてみると今まで考えてなかった軸が加わっていいと思いますよ。

鈴木 晶子(ブランドマネジメント統括)

・就活の時期は何をしていましたか?

思いっきり「いわゆる就職活動」をしてました。
総合商社か外資系企業に行きたくて、当時は内定を貰った外資系のIT企業に就職するつもりでした。

・今の「就活」をどう捉えていますか?

仕事選びって「人生をどう生きるか」という命題に直結するもので、本来そこに「勝ち負け」は無いはずなのに、当時の私も含め、就活は「他人と競うもの」と思わせるようにできてるなと思います。

あととくに女性が働くうえで一番大切なのは育休や給与といった条件ではなくて、「経験から得られるスキル」だと思うので、"会社"を選ぶのではなく"仕事(得られる経験)"を選ぶ風潮がもっと広がるといいですよね。

・いま就活生に伝えたいことは?

お金という資源はいくらでも取り戻せるので、「一番貴重な資源である"時間"をどのようにつかうか」が重要だということです。

社会人1年目という大事な資源を「月曜日が来るのが憂鬱」と思うような仕事に使うのは本当にもったいないので、「月曜日が楽しみ!」と思えるようなことを仕事にしてほしいです。

武田 佳祐(セールス統括)

・就活の時期は何をしていましたか?

高校卒業後に社会人になったので、すでに働いていました。ただ友人は全員進学していたので、消耗していく様子は見ていましたよ。笑

ただ中途と違って、新卒採用は現状のスキルを考慮しなくても受けたい会社があればぶつかっていけるので、それは素直に羨ましいなと思ってました。

・今の「就活」をどう捉えていますか?

ギャンブル要素が盛りだくさんなのに、それを当たり前の仕組みにされているのは可哀想ですよね。

そう考えると、やっぱりインターンとか社会人経験を積むのは大事で、大学生活を設計するときにインターンを組み込んでる子は賢いなと感じます。仕事選びの軸って、本気で社会と接触する経験を通して醸成されていくものだと思うので。

・いま就活生に伝えたいことは?

「色んなことに目を向けて、素直に耳を傾けてみて」と伝えたいです。

情報に振り回されて、経験したことがないものを「これってこういうものですよね」と断定してしまうのは本当にもったいない。

概念的なものに振り回されたり、視野狭窄にならないで、色んな経験をしてから判断すればいいと思います。

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