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事業戦略だけでなく、働く上での幸福度を追求したい

1. 幼少期〜学生時代

当たり前に流されるのに抵抗感があった

幼い頃から世の中の当たり前だとか、常識に流されるのに抵抗がありました。どうして言われたことをやられなきゃ駄目なんだろうかと(笑)。育ってきた国や環境が限定されるほど、価値観や基準って狭まってしまうという危機感があって、改めて外から日本や自分の置かれている環境を見てみてみたいと思っていました。

「周りに流されている場合じゃない」就活をせずにフィリピンへ

アルバイトで貯めたお金で留学に行ったのが大学3年時。就職活動と被る時期ではありましたが、当時なぜだかその選択が全然魅力的に感じれなかったんですね。「これから40年以上も働くのだから、周りに流されている場合ではない」と(笑)。

留学したフィリピンでは語学の勉強をしながら、食いつなぐために親会社でインターンをしていました。そこで感じたことが2つあって、一つは、「仕組みを作った人が一番すごい」ということ。インターン先で歴代トップの成績をとったんですが、その嬉しさよりも「こんな学生でも活躍できる、そんな事業の仕組みを作った人の方がすごいのでは」と思いました。それが事業を生み出すことに興味を持ったきっかけでしたね。

事業は人がつくることを実感したインターン

そしてもう一つは「組織作り」についてです。私が入った頃の組織状態は、個人のインセンティブに目が行くあまりメンバー間で足の引っ張り合いがよくあり、非常にギスギスしていました。しかし部署のマネージャーが変わったことでガラッと雰囲気も良くなり、しだいに業績自体もアップしたんです。その時「事業は、人がつくるんだ」と改めて実感しました。

2. シェルフィーとの出会い

友人の紹介で設立3ヶ月のシェルフィーへ

このインターンでの2つの学びを通して、企業の立ち上げに参画し、事業作りだけではなく組織作りへも注力したい、そんな思いが日に日に強くなりました。 帰国後、立ち上げ間もないスタートアップの企業を探していた節に友人が紹介してくれた会社、それがシェルフィーとの出会いでした。当時まだ設立3ヶ月で東新宿にある古いマンションの一室、代表の名前は中国人ぽいし、大丈夫か!?(笑)と一瞬疑ったんですが、代表の呂と会って、とにかく熱い人だと惚れ込み、2日後からインターンとしてジョインしていました。

インターンから大学中退、社員に

その後、いろいろお誘いいただいたり起業したりと他にも選択肢はあって悩んだのですが、半年後には社員としてシェルフィーへ入社し、1年後には大学を中退して、今に至ります。決め手は「変数の多い意思決定の機会が多い環境」という私の環境選びの軸に合致していたことと、何よりもこれ以上のメンバーでやれることはないと感じたことが大きかったですね。

3. 現在の仕事

建築業界のあるべき姿を考え、それを実現していく

クオリティマネジメント(以下:QM)という部署のマネージャーをしています。 この部署の醍醐味は、建築業界という巨大市場に対して、常に新しい仕組みづくりができる点です。「建築業界のあるべき姿」を考え、それを実現させていくことが求められます。建築のプロジェクトでは、情報格差や共通認識の非形成によるトラブルがかなりの頻度で起きています。そこで、QMが業界全体及び各ステークホルダーに対して提供できる価値は何かを考え、現場での対応はもちろん、社内の他部署と連携を図りながら、価値創造を促すという役割を担っています。 QMの詳しい説明はぜひこちらを読んでみてください。 https://www.wantedly.com/companies/shelfy/post_articles/29343

メンバーの幸福度の高さが事業の成長に繋がる

マネージャーとして意識しているのは「仕事での幸福度を生み出すマネジメント」です。私が考える仕事における幸福度とは「達成感、やりがい」のことで、それは自分で考えた提案や行動が実現されることで高まると考えています。 なので同部署のメンバーには自分の頭で考えてもらうようにし、出てきたアイデアを提案できるまでチームで仕上げ、アウトプットまで落とし込む。そうして小さい目標や課題を達成していくことでメンバーの幸福度は徐々に積もり、自信となり、結果的に事業に貢献することにもなります。これって短期的には目の前のタスクもあってやるべきことが増えるのでメンバーも私も大変なんですよね(笑)。ただ、中長期的には絶対に個人にとってプラスになるし、それが必ず組織・事業に帰ってくると考えています。

自分の役割は方向性を決めること

マニュアル通りのオペレーションだけではどうしても仕事の幸福度は低下していきますよね。QMはマニュアル化できないことや、Webにノウハウなどもない場合も多く、咄嗟に複雑な判断を迫られることもあります。マニュアルでベースの底上げはできても、その先はメンバー1人1人の頭脳が一番の武器になります。だからこそメンバーには、現状に満足することなく常に新しい提案や意見を意識してほしいと思っています。自分の役割はメンバーが迷わないように、方向性を決めることくらいです。 働くことって人生の選択肢の一部だと思うので、メンバーには働くことの喜び、仕事の幸福度を上げられるような働き方を刷り込んでいきたいと思います(笑)

4. シェルフィーについて

"−1→0"にする事業のおもしろさ

建築市場は取り組むべき課題が数多くあります。シェルフィーの事業は、0から1を作るのではなく、むしろ−1から0へと作り直すイメージです。そんなマイナスからのスタートだからこそ、ワクワクするんです。また建築業界は日本で2番目に大きな市場であり、そんな巨大市場に対して今後、新しいサービスを提供し続ける可能性を秘めたシェルフィーは、自分が取り組む事業として魅力的に感じています。

納得感を持って働く文化は事業と同じくらい魅力的

組織づくりに力を入れている点も非常に魅力的ですね。これは代表の呂の失敗経験から学んだことでもあるのですが、スタートアップの初期フェーズから組織にこれだけ力を入れている会社はないのではないでしょうか。また、ダイバーシティがあるのも魅力ですね。尖っててもいいんです(笑)これはインターン、社員の壁はなく、誰の意見でも本質的な意見なら耳を傾け、しっかりとアウトプットまで落とし込むカルチャーが浸透してるからだと思います。目の前のことだけにとらわれず、お互いにリスペクトを持ったうえで、議論をおそれず納得感を持って働く文化は事業と同じくらい魅力的だと思います。

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