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幼少期の体験を経て、「今」を強く生きる。業界特化型の採用支援事業に着手することになった経緯とは。

本日は、株式会社7Reasonsの代表取締役副社長の石川さんにインタビュー。

これまでのご経歴から、現在の事業に着手した背景、そして今後のビジョンまで広く深くお聞きしました。業界課題に向き合い、着実に解決を目指す7Reasonsについて詳しく知りたい方におすすめのコンテンツとなっております。

是非、最後までお楽しみください!

⑴学生時代熱中したバンドが起点となり、楽器関連の企業へ。

⑵レガシーな産業から”常識”を変えていきたい。

⑶2028年度に売上10億円の事業部へ。

学生時代熱中したバンドが起点となり、楽器関連の企業へ。

本日はよろしくお願いいたします。まず初めに自己紹介をお願いします!

株式会社7Reasonsの代表取締役副社長を務めております石川と申します。本日はよろしくお願いいたします!

大学では、サッカーやバンドをやりつつ、バイトもゴリゴリとこなす典型的な大学生活を過ごしていました。自分で新しいことに挑戦するのが好きで、特定の団体に所属するよりも、様々な団体と仲良くすることが多く、満遍なく友人とは関係を持っていました。

大学卒業後はどのようなキャリアを歩まれたのでしょうか?

大学卒業後は、株式会社TMCという楽器関連アクセサリーを取り扱う企業に新卒で入社をしました。具体的には、ギターやベースを繋ぐ消耗品のケーブルを扱っておりました。

ケーブルは流通数が多く、定期的に買い替えが必要なのですが、値段はピンキリでバリエーションも豊富なんですよね。ものによっては音質が変わったり、演奏スタイルによって適正なケーブルが変わるため、突き詰めれば突き詰めるほど奥深い商品を扱っていました。

その中でも、TMCは日本製でハンドメイド、かつケーブル部門で日本トップシェアを誇る企業で、当時バンドに熱中していた自分にとっては輝かしい、天職に思えたので半ば勢いもありましたが、入社を決意しました。

楽器関連のアクセサリーメーカーを退職した後は、どのようなキャリアを歩んでいらっしゃったのでしょうか?

楽器関連のアクセサリーメーカーを退職後は、人材派遣・紹介会社に転職をしました。もともとは「人事・採用」の仕事をしてみたいと言う理由で、たまたま入ったのが前職だったので割と軽い考えで入社しました(笑)。創業期2年目過ぎくらいに入社し、割とベンチャーな状態から上場申請するところまで、最終的には幹部として携わらせていただきました。

日本の基幹産業・超巨大マーケットの自動車業界、その中でも肝になる自動車整備業界での広く深いペイン、それが「人材課題」でした。非常にレガシーな業界で文化面はもちろんのこと、情報流通の課題や商流の複雑さなど、ビジネスをする上での難しさを感じました。と同時に、長く日本を支えてきた業界の地盤の固さや人の関わりの強さ、積み上げられてきた価値観の意味などにも触れることができ、非常に多くの学びがありましたね。

レガシーな産業から”常識”を変えていきたい。

その後、7Reasonsに入社し、現在の業界特化型採用支援事業を立ち上げた経緯は何だったのでしょうか?

「何かしら人と関わる仕事がしたい」という漠然とした思いで飛び込んだ人材業界でしたが、この自動車業界・整備業界にもっと多くの新しい情報や若い人の力が集まることで、より一層面白い環境が作られていくのではないか?という想いが強くなっていきました。

自動車業界は、正直なところ縦割りが厳しく、重鎮に認められないと論理的に正しくても話が通らない一方で、労働力となる若手としてはガミガミ上から言われたり、ハードな交渉を重ねないといけない環境は望みません。他にいくらでも良い環境はあります。当然、このまま世代間断絶や情報格差や文化や知見・経験技術の断絶が進む業界でも良いかもしれないのですが、中に飛び込んでみると、どちらの言い分も理解でき、これらが交われば「もっと凄い何かが生まれる。」という風に感じたんですよね。

自分自身、古くから大切にしていた「温故知新」という言葉を体現できる場所、それが自動車業界の採用だと考えました。

日本には国の認証・指定を受けた自動車整備工場が9万工場以上存在し、コンビニのそれを上回ります。自動車整備士は国家資格であり保有者は約32.3万人います。人材需要過多・供給不足が加速するマーケットで課題感は大きく、未だに明確な解決策は見えていないのが現状です。職業選択という意味では、個人と向き合い、その方の生きる選択肢・可能性を広げる。業界の目線では未だに答えのない課題に対して解決策を提案し、苦しんでいる前向きな事業者様に貢献する。それが自分自身に与えられたミッションだと考えました。

レガシーな巨大産業だからこそ常識を変えるのは難しい。だからこそ、小さくても良いので成功事例を作れば様々なところへ波及する火種を作ることができ、もしかしたら日本の仕事との向き合い方に一石を投じるキッカケが作れるかもしれない。そんな想いを抱いて、この事業を立ち上げました。

次に、7Reasonsで展開している採用支援事業の事業的な強みをお聞きできますか?

前職で積み重ねた知見とネットワーク、独自の資源確保ルートです。公には公開しにくい部分が多いのですが、お陰様でビックリするような大手企業様との深い関係や知見シェアの依頼を頂き、業界内での一定のブランディングやマーケティング戦略が確立しております。またこれらをもとに協業をし、大きなDBの構築を進めております。

業界の特性上、参入障壁が高く、競合が生まれにくいという利点や、ビジネス的なポジショニングを見極める、いわゆる「選球眼」のようなものが非常に重要です。また“会社”という器で見ると、僕の管轄の“採用支援事業”のみではなく、梅崎社長が管掌している“オンライン秘書事業”やもう1つ僕が管掌している“経営支援事業”と言う3つの柱があり、それぞれの事業間で大きなシナジーがあるのも強みの1つです。

例えば、弊社にはオンライン秘書事業で未経験の方や様々な環境の方がプロジェクトに携わり、成長できる環境があります。ここで成長した方がとなりの採用支援事業の作業の一部を手伝える環境があったり、その逆もしかりです。ある種、本業ではない部分での手間仕事をお互いに支えあったり、強みを提供し合える社内リソース活用が容易なため、クライアント目線で言うと相場よりも費用対が良いサービスに転換できる点は大きな魅力だと思います。また、採用目線で言うと窓口が広く取れ、ご縁があった方の可能性を広げやすいのも強みの1つだと感じています。

その他、経営支援事業も含め、IT系やデジタルマーケティング企業を中心にクライアントを抱えている事業と自動車業界、レガシーな業界を中心に取引をしている採用支援事業、双方の全く違った目線での企業間の繋がりや情報収集の窓口、経営者・オーナーなど人的繋がりがあり、これらも事業部間で新しい取引・課題解決策・新規事業やイノベーションに繋がるキッカケとなっています。具体的には採用支援事業の支援先の経営者様のご紹介で繋がった経営者様とオンライン秘書の事業で取引が始まったり、経営支援事業で関わっている経営者マッチング起業からの繋がりで半導体開発や宇宙開発事業・エネルギー事業をされている会社様の社長様の秘書業務をお任せいただいたりもしています。

ただ、やはりそれらを推進する“仲間”が何よりも重要であり、大切であり、強みであると認識しています。to C、to B問わず、多くの質の高いサービスや商品が選択できる世の中になり、その中で量や質も大切だけれども「誰と」がより重要な価値観になっています。我々は「良いものが作れればお客は自然と集まる」と言う考えに胡坐をかかず「自分達と共に成長したり、良い関りを作っていく1つの手段」としてサービスや商品を捉え、他ではなく○○さんにと言って頂けたり、7Reasonsだからお願いしたい、と選んでいただける環境づくりをしていきたいと考えています。だからこそWantedlyでの仲間集めは非常に重要であり、生命線であると考えています。

次に、7Reasonsで働く魅力についてお聞きできますか?

福利厚生とは少し違うのですが、フルリモート、フルフレックスという点は非常に魅力的だと思います

勿論、携わる業務や場面にもよりますが、ある程度業務がこなせる方であれば、基本的には時間の縛りや場所の縛りはなくお仕事頂けます。その為、能力ややる気はあるものの、どうしてもこれまで選んできた職場環境に上手く馴染めなかったり、妊娠、出産などライフステージの変化による生活リズムの変容に柔軟に対応した、いわば「融通の利く働き方」が実現できています。もちろん、これは常に全て当てはまるわけではなく、一定のスキルや環境、クライアントとの信頼関係のもとに成り立つものです。また、フルリモートだからこそ全国各地にクライアントや仲間がおり、日本では北海道~九州、海外ではマレーシアにも仲間がおります。そのような多種多様な仲間とコミュニケーションを取ることで、人間性を養ったり、人生を豊かにできると考えています。

その他、全額会社負担で社員や業務委託メンバーも含め定期的に集まれる機会やイベント、ワーケーションなども実施しています。また、業務委託の方が集まる会社ならではの起業・独立支援制度もあります。具体的には事業立ち上げの学習、研修やスクールの費用の一部負担制度があったり、独立時の資金面のサポートも行っています。実際、大学生が開発した、学生と企業のマッチングプラットフォームに対して資本提供・業務提携をし、応援をしたり、ヘルス事業を推進している企業のスポンサーもしています。

社員、業務委託などの関わり方による隔たりはなく、どんな関わりの方でも社内で提案できたり、場合によって資本取得の入口も開いております。共に株主としてやりがい、使命感を持って事業に携わっていただくことも可能です。

7Reasonsとして、1人では遠くまで運べない大きな荷物も2人や3人でかかれば遠くまで運ぶことが出来る、と言う考えを持っております。独立や起業をするにあたり、当初は勢いよく進めたものの資金や体力、様々な要因がもとに継続が困難になることは往々にして起こると考えています。当社やその仲間たちに関わりリソースを活用したり、共に手を取り合う事で、少しでも負担が軽くなり、少しでも遠くまで一緒に歩いて行ける、そんな環境づくりをしています。

2028年度に売上10億円の事業部へ。

次に、7Reasonsにどのような方が向いているかお聞きできますか?

いくつかパターンがあると感じています。まず事業部としては、「採用支援事業を自分が中心になって推し進めていくぞ」と思える方が我々の求めている人材です。もちろん、専門性があって、これまでの経験を生かして関わってくださる方も必要ではあるのですが、どちらかというと、クライアントに正面から向き合える方に来ていただきたいです。専門性がなくても、クライアントのために自分自身の心を燃やせる方、そういう方が人間性としては理想ですね。

一方、スキル面で言うと、採用経験や媒体キャリアの経験をお持ちの方よりかは代理店的な動きができて、同時に10社や20社を超えるクライアント対応をした経験を持っている方が欲しいです。具体的には、求人掲載にまつわるライティング能力や、ヒアリング能力など特に顧客から引き出してくる能力は重要だと感じています。

他の側面では、1つの会社に絞って正社員のような立ち回りで「7Reasonsのメンバーの一員としてコミットしていきたい」という思いを持って関わっていただける方に来ていただきたいです。年齢に関しては若い方で、かつ経営者の繋がりを面白いと感じ、毎日一緒に挑戦することを楽しめる方と一緒に働きたいですね!

最後に、今後のビジョンや目標をお聞きできますか?

定量面では、採用支援事業として5年後・2028年度に売上10億円を目指しています。その為に1億・3億・5億・7億とステップを踏みますが、営業面での課題感よりもサービス供給環境をしっかりと整えていくことがより重要だと考えています。今は、そのためのマニュアル化や仕組み作り、アライアンスの確立やノウハウの蓄積など、やるべきことはまだまだ沢山あります。

目先の目標は、年商1億円の規模でメンバー15~20名・クライアント数40~50社です。しかし、この定量的な目標はあくまでも社内メンバーの心身の健康・豊かな人生を前提に考えており、必ずしも達成期日を守るものではなく、外部環境や状況、その時の価値観によって有機的に変化・適応していくものだと考えています。一方、自動車整備のマーケットのみで年間6兆円弱を誇っており、前職の人材ビジネスでは75億円の年商規模まで成長しているため、実現性は非常に高いと見積もっています。そのため、ポテンシャルを秘めているこのフロンティア市場で力のある企業を目指していきたいです。

定性面では上記の資源を活用したDBビジネスや業界ピボット、サービスピボットと言う現実的な新規事業路線です。取り組みの仕方によっては20億・30億以上を目指すための道筋となってきます。

全く違った「豊かさ」の観点では、集まったメンバーの強みを活かし、例えば「コワーキングスペースやカフェの事業をしたい。」「マリンレジャーの事業がしたい。」「ワーケーション事業がしたい。」など、幅広く業界業種問わず、自分たちの楽しみや興味・こだわりの追及・生活の豊かさや文化醸成・人や社会との繋がりを軸にビジネス展開をすることも視野に入れ、動いています。売上や収益性のみを重視せず、どちらかと言うと継続性重視で「質」の高いものを作っていく目線を大切にしたいと考えています。「将来○○したい」「お金が溜まったら△△したい」「チャンスがあれば◆◆したい」、など”想い”だけで終わることも多いかと思いますが、可能な限りメンバーの興味関心を抽出し、真っすぐに走れる環境を7Reasonsで作れたら最高だなと考えています!

本日はありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!



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