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【ジュウニントイロ #Life04】 Septeni Japan株式会社 コミュニケーションプランニング本部 マネージャー 神志那彩 / コミックスマート株式会社 編集部 次長 瀧口さとみ

セプテーニのPR兼、中途採用担当の藤森です!

様々なセプテーニLifeを送る社員を紹介するコンテンツ、「ジュウニントイロ」。
セプテーニにはどのような人がいて、どういうことを考えていて、どんなセプテーニLifeを送っているのか。ぜひこのコンテンツを通して、セプテーニを覗き見していただければと思います。

第四回目は、Septeni Japan株式会社 コミュニケーションプランニング本部 マネージャーの神志那彩さん(写真左)と、コミックスマート株式会社 編集部 次長の瀧口さとみさん(写真右)です。

今回のインタビューでは、セプテーニグループ内でも対照的なキャリアの積み上げ方ともいえる経歴のお二人に、「仕事・キャリアに対する考え方」について、色々な切り口で聞いてみました。

市場や会社、環境の変化など、その時々の変化に伴って業務が変わってきたお二人ですが、話を聞いていると、そのような中でも、冷静に自分が何をしたいか、何ができるか、何をしなくてはいけないのか、見失わないようにきちんと見極めて目の前の業務に取り組むことで、自身のキャリアにうまく活かしている印象を受けました。


神志那さんは「同じ組織の中で、自身の目線や役割を変えて深めてきたキャリア」。
瀧口さんは「新しい環境・経験を積むことによって幅を拡げるキャリア」。

お二人の熱い想いが詰まったインタビューになっていますので、ぜひご覧ください。


変化を受け入れ、主体的に動き、新たなことに挑戦することで成長し続ける。

――数々の経験を積んできたお二人ですが、これまでの経歴とターニングポイントを教えてください。まずは、神志那さんからお願いします。

神志那:入社して、営業部で1年半営業を経験した後、営業部に所属しながらクリエイティブディレクターを2年兼務しました。その後はクリエイティブ部に異動してディレクター専任となり、その後マネージャーに就任。
現在は、クリエイティブ部から一部役割をわけて独立させた、コミュニケーションプランニング本部にて、クリエイティブ業に関わる仕組みやフローづくりを中心に行っています。

――神志那さんはクリエイティブ部の中で業務内容を変えてこられていますよね。その中で、ご自身が思うターニングポイントはいつでしょうか?

神志那:私が思うターニングポイントは2つありました。1つ目はクリエイティブ部に異動して間もなく、マネジメント層の方々がエリアに異動し、リーダーシップをとれる人がいなくなってしまった時に、自分が引っ張っていく立場になったことです。

頼るべき存在がいなくなった不安と焦りがありながらも、私が組織を引っ張っていく一員にならねば、という自覚がうまれた瞬間でした。やってみると新しい景色が見え、入ってくる情報が変わり、そこから徐々に自分の視野が広がっていくのを実感できました。

2つ目は、現在の業務をはじめた時です。部署の人数が増えたり、クリエイティブ部における業務内容が複雑化していく中で、仕組みやフローを考えるなど「業務と業務の間に立てる人」が必要になりました。

マネージャーという立場になり、組織の課題と解決方法を考えていく中で、改善しなければいけないことが見えてきていたので、自分自身が専任でおこなった方が良いと考え、思い切って業務内容をスイッチしました。


――そのスイッチは神志那さんにとって、ポジティブな変化だったのでしょうか?

神志那:「自分にとって向いている業務だな」とか「チャンスだな」とか、「逆に絶対やりたくないな」、みたいな気持ちは全くなくて、フラットな気持ちで「組織に必要だからやろう」という感じでしたね(笑)。

変えてもらうのを待つのではなく、自分が変えていく立場にあると、なんとなく感じていたのではないかと思います。

――ありがとうございます。では次に、瀧口さんの経歴も教えてください。

瀧口:1年目はセプテーニグループである株式会社セプテーニ・クロスゲートの広告営業部に配属されました。その後8カ月も経たないうちに、株式会社セプテーニ・ホールディングスの経営企画部に異動となり、その後株式会社セプテーニ・ベンチャーズ(以下、ベンチャーズ)での新規事業に挑戦後、現在所属するコミックスマート株式会社(以下、コミックスマート)に立ち上げメンバーとして参画しました。

現在は編集部の次長として、編集担当者のマネジメントや新規案件実施時の各部署との繋ぎ役を担っています。

――瀧口さんは会社を跨ぐ大きな異動が多いですよね。その中でご自身が思うターニングポイントはいつでしょうか?

瀧口:私のターニングポイントは、最初の異動にあたる、セプテーニ・ホールディングスの経営企画部に異動した時ですね。

異動を告げられた時は、正直「イヤだ!」と思いました。入社して8ヶ月たち、ちょうどその頃営業としてのキャリアをようやく描き始めた時だったので、「まだ何一つ成し遂げていないのに」という気持ちになったのです。

でも一度冷静になり、なぜ異動が嫌だと感じてしまうのか、嫌な理由を一つ一つノートに書いてみました。そうすると、嫌な理由のほとんどが「環境変化に対する恐怖」ということに気づき、「自分ってダサいな」と(笑)。そう気づけたので、前向きに異動することができました。



経営企画部に異動してからは、経営層の方々と関わる機会が増えたことで、仕事における目線が高くなりました。その中で、自分のキャリアや仕事の仕方について改めて考えてみて、あまり足元ばかりを見すぎないほうがいいなと思うようになりました。


――「足元を見すぎない」というのは?

瀧口:例えば、あの山の頂上にいきたいなと思ったときに、足元にある川や石のような障害物を見て「うわ、嫌だな」と感じてしまうと、登る前から疲れてしまうだけだと気がつきました。

仕事も同じで、長い目で最終的に成し遂げたいゴールをきちんと捉えられれば、目の前の細かな問題や変化に対して、気持ちやモチベーションがブレなくなります。

だから、急にベンチャーズやコミックスマートで新しいことを始めることになっても、割とすんなり受け入れることができたのかなと。

今振り返っても経営企画部への異動のタイミングは、自分にとって本当にチャンスだったと感じています。

――お二人とも経歴や経験してきたことは全く違いますが、変化をフラットに受け入れられたり、目の前のことではなく先のことや全体のことを考えていたり、なんとなく共通している部分が感じられますよね。

瀧口:私は、会社の中で、組織の課題に気づき自ら解決に向けて動ける人は10%くらいで、さらにそれを継続し続けられる人が、その中のさらに10%くらいじゃないかなと思っていて。たぶん自分自身、経営企画部の時はそういうふうに頭を使ってきたので、最初の10%には入ると思っています。

ただ先程の、神志那さんの「フラットに受け入れる」ということも同じだなと感じました。きちんと組織の先を見ているからこそ、足元の業務や自分の感情に左右されないということですね。

神志那:確かにそうかもしれないですね。すごく格好良く言ってもらった感じがしますが(笑)。

あとは、これまであまり気がすすまないなと思ったことも、結局やって良かったなと今は思えているので、そういう経験を経て、変化や挑戦に対してネガティブな感情を持つことがなくなったのかなと思いますね。



――メンバーのマネジメントや異動を経験する中で、考え方が変わった(変えた)ということはありますか?

神志那:私の場合はマネージャーになる時に、ひとつの覚悟を決めました。「人のせいにしない」という覚悟です。

それまでは「どうして~してくれないのだろう」といった不満を抱えることも、正直多々ありました。でも、メンバーを持つ立場になって、現状を変えるためには自分が動かないといけないと考えるようになりました。

「なんで、どうして」と思うようなことがある場合には、「自分が変える。人や環境のせいにしない。」と決めたのです。そう決めたことで、気持ちはとても楽になりました。

瀧口:私は経営企画部に異動して、経営層の方々や起業家の方々と交流する中で、彼らの考え方に非常に刺激を受けました。「事業を起ち上げるからには、絶対成功させる」と信じて疑わないような、それほど仕事に熱狂している人が多かったのです。

彼らの、任された職務をこなすという仕事の仕方ではなく、熱意をもって取り組んでいる姿勢を目の当たりにして、自分自身に足りないなと思う部分も実感できたし、新しい視野を得られて、自分も仕事への向き合い方を改めるきっかけになりました。


経歴は違えど独自のキャリアを切り開いてきた二人が、仕事をする上で大事にしているポリシーとは

――仕事をする上で大切にしているポリシーはありますか?

神志那:「他責じゃなく自責」。これに尽きます(笑)。先程述べた、「自分が変える。人や環境のせいにしない。」ということです。

それと、以前上司にもらった「変化することを怖がる人は、変化した時のリスクを恐れるけど、実は変化しないことのリスクもあることを、ちゃんと認識しないといけない」という言葉がすごく印象に残っていて、それから変化することを積極的に受け入れるようにしています。


瀧口:私は『7つの習慣』という本を読んで、その中の「主体性を発揮する」という言葉に感銘を受けました。経営層の方々や起業家の方々の熱意って、言葉にするとこれじゃないかなと思っていて。

何か唐突に任されたとしても、その仕事に対して主体的に動くと楽しくなるし、やりがいもより強く感じられる。逆に自分に起きることに愚痴を言っていると、本当につまらなくなります。

言われたからやる、ではなくて、私がやりたいと思って(自分で選択して)仕事をしていると思えるからこそ、どんなキャリアになってもやり続けられるのだと思っています。



――お互いに質問してみたいことはありますか?

瀧口:神志那さんはずっと同じ部署で経歴をつまれていますが、成長はどのように感じていますか?

神志那:同じ部署でも、ずっと同じ業務をしているわけではありませんが、ただ、業務では常にクリエイティブという組織を軸に会社や広告のことを考えているので、業務以外で自主的に様々な社内プロジェクトに参加し、他部署やグループ会社の方と交流して、インプットやアウトプットの頻度を増やして頭が凝り固まらないようにしています。

このように、一定量の違うエッセンスを加えて、自分自身に刺激を与えることが成長実感につながっていると思います。今後は副業にも挑戦したいですね。



神志那:瀧口さんは、これまでいろいろな経験をされていますが、今後はどうなりたいと考えていますか?

瀧口:神志那さんも副業したいとおっしゃっていましたが、私も人生設計の中で定年までに3つの仕事を持ちたいですね。
今コミックスマートで社会的意義のある仕事をしているということをすごく実感しながら新しい価値観・考え方を学ぶことができているので、30代ではまた新しいことにチャレンジしていきたいなと考えています。

プライベートではもうすぐ子どもが生まれるので、仕事と家庭を両立することが直近の挑戦ですね(笑)。若手の女性社員のモデルケースにもなりますし、チャレンジし続ける姿を後輩に見せていきたいですね。


――では最後に、自分のキャリアに悩んでいたり、もっと成長したいと考えている社員へアドバイスを!

神志那:もし現状に対して自分が感じる不満があるならば、ぜひ自分が主体となって改善に向けて動いてみてほしいですね。原因と解決策をロジカルに考えて、それを上司や先輩に相談してみてください。

絶対に応えてくれるはずですし、自分自身の考え方や目線の変化を実感できるチャンスだと思います。


瀧口:なんとなく仕事において成長が感じられない、つまずいているな、と思うときには、一度原点に戻って自分が何をやりたいのかを考えるといいと思っています。

たとえば、セプテーニグループに入社した時を振り返り、自分がどのような意思決定をして今に至っているのかを見つめ直す。その上で、自分の理想の姿とはどんなものか、今の自分の姿とのギャップはどこにあるのか。

それらを具体的に掘り下げ、改善に向け、考えつくことを愚直に実行してみると何か変わっていくと思います。



――ありがとうございました!


インタビュー・文  藤森

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