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縁に導かれ、縁を繋ぐ。麻雀部部長/エンジニア・秋田 匠さんインタビュー

カードゲーム業界・他業界問わず、数多くのシステム開発を手掛けるSekappy。

今回は、そんなSekappyでも様々な現場で開発を務め、現在はTCG事業部内のシステム開発部マネージャーとして社内開発に携わる秋田 匠さんにお話を伺いました。

麻雀部部長としても精力的に活動し、社内での信頼も厚い秋田さん。インタビューを通して、Sekappyの雰囲気を知っていただければ幸いです。

秋田 匠さんインタビュー

――本日はよろしくお願いします。

秋田「よろしくお願いします」

――まずは秋田さんの経歴について教えてください。Sekappyにはかなり昔からいらっしゃるんですよね。

秋田「そうですね。青山にオフィスがあった時代――2018年6月の入社になります」

――Sekappyに入社する前は、どんなお仕事をされていたんですか?

秋田「二十歳くらいからプログラマーをやっていましたね。当時はJavaやPerlなんかを主に扱っていました。最初は学生時代にアルバイトとしてCGIの改修などをおこなっていました」

――それでは、エンジニアの世界に入られたのもアルバイトがきっかけで?

秋田「そうですね。いわゆる掲示板など、自分が手掛けたものが動くのが面白いな、と。ただ、就職した先がちょっと良くない感じでして……そこで一度、燃え尽きてしまいました(笑)」

――なんと!。

秋田「飲食業に興味があったので、一度はそちらの分野に再就職したんです。しばらくとんかつを揚げてました(笑)。ただ、これもやってみるとブラックで……」

――波乱万丈ですね。

秋田「そんな時に、マジック:ザ・ギャザリングを通じて親しくなった方から『こんな会社があるよ』ってSekappyのことを教えてもらいまして。『もっかいエンジニアやるか~』と(笑)」

――その方からの紹介がなかったら、Sekappyを知ることもなかったんですね!

秋田「仲良くなったきっかけも、イベント会場に向かう飛行機がたまたま隣の席だったからなんです。いろんな人の縁というか、巡り合わせを感じますね」


入社してから

――そこから実際にSekappyに入社されたわけですね。実際に入社してみて、いかがでしたか?

秋田「楽しかった!これに尽きますね。休憩時間にカードゲームをしたり、業後に飲みに行ったり、時にはドラフトやマジックリーグ(※1)をやったり……とにかく楽しかったです」

※1 ドラフトやマジックリーグ:どちらも、その場で開封したカードだけでデッキを組む遊び方

――逆に、何か苦労された点はありますか?

秋田「入社してから、結構長いこと客先開発を担当していまして……エンジニアとしてはブランクがあったこともあり、自信の無い状態で一人現場を任された時は不安でしたね」

――それは焦っちゃいますね。

秋田「今は会社の体制も整って、そんなことも起きないんですけどね(笑)。私の場合は、現場が終わってからSekappyオフィスに来て遊べたのが幸いでした。一緒にゲームしたり、飲みに行ったり」

――秋田さんは社内でも有数の飲み会好きだとか。

秋田「お酒を飲みながら話すのが好きなんです。部署や案件を越えて仲良くなれますよね。もちろんアルコールが苦手な方も飲め飲め言ったりしないので(笑)、ぜひみんなで行きましょう!」

――となると、今のWeWorkのオフィスにビールサーバーがあるのは嬉しいのでは?

秋田「今、ほぼフルリモートなのでWeWork行けてないんですよね……みんなでビール飲みながらワイワイしたいです!」


全員がカードゲーマー、だからヒラメキがある

――ちょうどリモートワークのお話が出たので、現在のお仕事について教えてください。

秋田「現在は社内案件として、大手メーカーさんと協力しながら、カードゲームの総合イベントツールの開発マネージャーを務めています」

――一大プロジェクトですね。

秋田「前任のマネージャーからマネジメント業務を引き継いでいるところなのですが、やりたいことがどんどん出てきますね。もう今年の予定が埋まりそうです(笑)」

――マネージャーとして、具体的にはどんな業務をなさっているんですか?

秋田「文字通り開発のマネジメントですね。お客様からの要望をタスクに切り分けて、各員に降ろしたり。不具合が出てしまうこともあるので、そちらの対応と追加開発との両面に追われています」

――今は主にマネジメント業務に従事なさっているとのことですが、元々はどういった技術を得意とされてたんですか?

秋田「必要に応じて何でも……?(笑) PHPは長く扱っていますね。ただ、客先開発の頃から、気付いたら上流工程を担当することが多かったんです。今の案件の前は3年くらい1つの現場にアサインしていたんですが、やっていくうちに枠組みを決めるような役回りが多くなって。その時の経験が、今のプロジェクトでもタスク割り振りや進捗管理といったマネジメントに活かされていると感じます」

――実際に社内開発のマネージャーを務める中で、全員がカードゲーマーであるというSekappyの強みは何かありますか?

秋田「そうですね……特に今手掛けているアプリについては、カードゲームのイベントに直結するものです。チームがみんなカードゲームの大会に参加している人だからこそ、フェイルセーフ的な部分で『こうなった場合どうする?』という提案やヒラメキが出やすいのは感じますね」

――確かに、自分がイベントを経験していないと分からない部分はありますものね。

秋田「今の案件に限らず、カードゲームと関わるプロジェクトにおいては、チーム全員がカードゲームユーザーであることは大きいと考えます。当たり前の話ではありますが、ユーザーの気持ちや想定すべきケースについて肌感があるんですよね」

――各々が一カードゲーマーとしての視点や感覚を持っていることが大きい、と。

秋田「あとやっぱり、共通の趣味を持っているからこそ上司部下・あるいは単なる同僚、という枠を超えて打ち解けやすいのも大きいですね。業務時間外でも仲良くやってるって、すごいことだと思います」

――それこそ先ほどのお話にあった、仕事後に集まって遊んだりですね。

秋田「今のチームはフルリモートなので、なかなか以前のようにはいかない部分もあるのですが……なので、実際に集まって遊べる月例の合同部活イベントなんかは有り難いですね!」

――少し技術面のお話に戻るのですが、最近のテック系の話題で何か気になっているネタってありますか?

秋田麻雀AIですね。麻雀AIって最近めざましく発展を遂げていて、ネット麻雀界はかなり影響を受けているんです。個人的にもめっちゃ気になっていますね」

――麻雀AIですか。

秋田「代表的なものを挙げると、Microsoft社製の『Suphx(SuperPhoenix)』は守備型の傾向があります。人類がなかなか発想できない手筋が多く、非常に面白いですね。ドワンゴ社『NAGA』はかなり攻撃型。有料の牌譜検討サービスの精度が良く、『NAGA度』『悪手率』といった指標が天鳳・雀魂ユーザーの中で日常的に使われる程になってきたほどです。あとは『Mortal』ですかね。こちらは個人開発のAIで、『NAGA』よりさらに攻撃型。無料の牌譜検討サービスも特徴です」

秋田「将棋界では、解説等でもAIの選択との一致率が大きく注目される要素となっています。麻雀も近い将来そうなっていく可能性はあるよな~、と思いつつ眺めています」


カードゲーマーは麻雀が好き?

――麻雀といえば、秋田さんはSekappy麻雀部の部長としても精力的に活動されていますね。

秋田「麻雀部はもともと月一で活動していたんですが、部活合同でのイベントが毎月開かれるようになり、そちらと合わせて月2回の活動に拡大できました。『雀魂』なんかも遊んでいますし、イベントの際は手積み麻雀を持ち込んでいます。麻雀好きはもちろん、初心者の方も大歓迎ですよ!」

――麻雀好きも未経験者も混ざって遊べるのは素敵な部活ですね!

秋田「会社にも感謝ですね。もともと社内の麻雀好きが集まって活動はしていたんですが、部活動を設立できる制度が整備されたので」

――そもそもカードゲーマーって、麻雀も好きな方が多い印象です。

秋田「どこかしらで麻雀を通ってきている方が多いですね。『久々にやるか~』と麻雀部に参加される方もいます」

秋田「もともとカードゲームと麻雀に通ずるところはあるんですよね。囲碁や将棋と違って運要素がありつつ、一方で技術介入の余地もあったり。4人対戦という点ではEDH(※2)っぽさも感じます。EDH好きな方は麻雀も向いてるんじゃないかな(笑)」
※2 EDH:マジック:ザ・ギャザリング多人数戦『統率者』の俗称

――ちなみに、他のゲームは何かなさっていますか?

秋田「うーん、マジック:ザ・ギャザリングはモダンやパウパーを遊んでいたんですが、最近は頻度が減っちゃいましたね。MTGアリーナはたまにやってるんですが。『雀魂』が結構時間かかるので、なかなか他のタイトルにまで余裕が作れず……」

――ありがとうございます。最後に、Sekapyに入って良かったことがあればお聞きしたいです。

秋田「私は麻雀でもお酒でも、それらを通して人と交流するのが好きなんです。今は麻雀部が本当に何よりのやりがいで。飲み会もなんですが、これら交流の土壌が整っていて、仕事の外でも繫がりがあるのはSekappyの良さですね」

秋田「あとは麻雀部もですし、たとえばソーシャルゲームをやる部活が設立されたりとか、熱意があって人を集めれば『そんなこともできちゃうの!?』という取り組みが叶えられるのも魅力だと感じます」

――『人を集めて取り組みを叶える』というのも、一つの繫がりの形と言えそうですね。本日はお時間をいただき、ありがとうございました!

秋田「ありがとうございました」

以上、TCG事業部・麻雀部部長、秋田さんのインタビューをお届けしました。Sekappyでのお仕事の様子や、麻雀部の楽しげな雰囲気を感じていただければ幸いです。

「全員がカードゲーマー」ということで、ともすればガチガチの競技プレイヤー揃いと思われがちなSekappy。実は秋田さんのようにカードゲームはカジュアルに遊びつつ、麻雀や他のゲームに没頭する社員もいれば、大会には出ないけどパックの開封が好きな社員、家族でまったりポケカを遊ぶのが好きな社員、アートや背景ストーリーが好きな社員――と、カードゲームとの付き合い方も多種多様です。

各々に合った形で趣味を楽しめるよう、Sekappyは社員のカードゲームライフも応援しています。本記事をお読みの方も、Sekappyで共に働きながら、仕事も趣味も充実させてみませんか? ご興味のある方は、ぜひ募集記事をご覧ください。

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