こんにちは!
SEKAISHAの笠巻です。
今回はインターン生の横山さんに「インド旅行」について語っていただきました。
卒業旅行でインドへ行ってきたという横山さん。
「インド旅行どうだった?」と聞いてみると、「もう行かなくてもいいです...」とのこと。
旅行すると何かしらのトラブルが起きると言われているインドですが、一体インドで横山さんの身に何があったのでしょうか...?
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こんにちは!
SEKAISHAインターンの横山です!
先日旅行で友人と2人でインドに行ってきました。
「人生観が変わる!」と言われるインドに一度行ってみたかったんです。
ただそれだけです(笑)
インドに行ってみての感想ですが、「もう行かなくていいかな」と言うのが素直な気持ちです。
ハプニングだらけで、疲れてしまい旅行中下唇にヘルペスができ、帰国前日から腹痛になりました。(帰国後病院に行ったところ腸炎とのこと)
今回はそんな私のインド旅行でのハプニングについて書いていきたいと思います。
ハプニング
飛行機エンジントラブル
インドには羽田発→中国(上海)経由→インド(デリー)で中国東方航空を使って行きました。
中国からインドに向かう途中、飛行機のエンジントラブルが発生したとのアナウンス。
機内はザワザワしていました。
バングラディシュ手前の昆明長水国際空港に着陸できるようになり、緊急着陸をすることに。
無事着陸できた時、乗客は拍手をしていました。
地獄の8時間
エンジントラブルで着陸した昆明長水国際空港には、約8時間いました。
空港の中には入らせてもらえず、もう使っていない外のスペースに隔離されていました。
トイレの水は出ず、Wi-Fiもないところでした。
タバコを吸いたくなれば、タバコを吸いたい人が10人集まるまで待ち、10人で喫煙所に警備員と行きます。
トランジットのある人は大怒りで、中国東方航空の社員も対処できないほどでした。
そして何を思ったのか、中国東方航空側のお偉いさんのような方が出てきて、待たされていた乗客1人ひとりに800元(約12000円)を手渡しで配り始めました。
乗客は何のお金かよく分からない、とぽかんとしてました。これで怒りが収まると思ったのでしょうか。。
結局、飛行機は修理できず、上海から代わりの飛行機が来ることになりました。
800元が配られている
なぞの800元
ぼったくりタクシー
ようやく着いたインド空港の外に出たら、タクシーの客引きが凄いです。
みんなぼったくろうとしてきます。
メーターなんて使う気はさらさらありません。
その中で、450ルピー(約700円)でデリー市内まで連れていってくれるという客引きお兄さんを見つけました。
インドの物価など調べていなかったので、まあ車で30分かかるし、2人だし安いかなと思い交渉成立。
客引きお兄さんにタクシーまで連れていってもらい、タクシーのドライバーにバトンタッチ。デリー市内へ向かいました。
市内に到着すると、まず450ルピー(約700円)を請求された後、またお金を要求されます。
詳しく話を聞くと、450ルピーはタクシーを紹介してくれたお金だそうで、タクシー代は別だと主張。もう怒りを超えてあきれました。
タクシーの料金は交渉していなかったので、もうドライバーのさじ加減です。
結局1000円くらいとられてしまいました。
メトロを使えば市内まで60ルピーで出ることができます!
デリー内の移動はメトロ!
デリーから他の都市への移動は寝台列車など!
トラベルエージェンシー
飛行機が遅れたせいで、予約していたホテルがキャンセルされていました。
泊まるところを探しましたが、選挙とホーリー(ヒンドゥー教の祭り)シーズンでホテルが見つかりません。
そのことをタクシードライバーに話すと、トラベルエージェンシーを紹介してくれることになり、連れて行ってもらうことに。
しかし普通の個人宅みたいなところに連れていかれ、中に入ると愛想の良い岩みたいなインド人が奥から出てきました。
5日間のツアーを組んでもらい、ホテル、ドライバー付きで40000ルピー(約64000円)。
これは高いとは思いましたが、何の予定も立ててはいないですし、ホテルも取っていなかったため、ツアーを組んでもらうことに。
後々、インドのゲストハウスで働く日本人や、バックパッカーの人に話を聞くと高すぎるとのこと。トラベルエージェンシーはまずぼったくりしかいない、とのことでした。
ゲストハウスに泊まりに来る人の中には、トラベルエージェンシーに10万、15万円をぼったくられている人が沢山いたらしいです。
また、バックパッカーをしている人はインドをほとんど回るのに2,3円しか使っていないそうです。電車などをうまく利用すれば、タクシーなんて必要ないとのこと。
完全にやられました。。。
連れていかれるところがお金のかかるとこばかり
トラベルエージェンシーが紹介してくれたツアーのドライバー。
5日間観光地を案内してくれるこの人は、男らしい胸毛がチャーミングな男性でした。
彼の友達がやっているお店や友達のゾウ使いがいるところなど、何かと友達のお店に連れて行ってくれます。
一緒にチャイ(お茶、ミルクティ)を飲みながら、ドライバーとその友達とインドと日本の話をする。そして話が終盤に差し掛かるとお店の商品を売ってくるのがお決まりのパターン。
仲良くなって気を許したところで、一気に詰め寄ってくる。
なかなかやるよ、インド人。
観光客にペイントされて色が落ちないゾウ
現金10万円盗まれる
タクシードライバーの友人宅で羊肉(マトン)パーティをするらしく、一緒に旅行していた友人と参加してみたところ、10万円が盗まれました。
パーティー後に財布がないことに気付いた友人が誰もいなくなったパーティ会場に戻ってみると、落ちている財布を発見。
カード類はあったものの、現金10万円だけがなくなっていました。
ドライバーの態度が豹変
ドライバーがやたらとお金のかかるところに連れていくので、お金がない振りをすることにしました。
盗まれたのは10万円ではなく、しかも自分も含む2人ともが財布を盗まれてしまったことにしました。
残りの現金は5000ルピーしかないことを説明し、お金の必要なところに行っても何もできないと話しました。
すると胸毛ドライバーの態度が急変。
めちゃめちゃ素っ気なくなります。(笑)
お金がないので、観光する場所も友達のお店から、お寺や建物、景色などになりました。
今までは観光地に着くとドライバーも降りてきて、説明をしてくれていましたが、お金がないことを話した後は「1時間後に戻ってこい」とだけ言って、車から降りもしません。(笑)
移動中の車内も、誰かと電話で話していますが、ヒンディー語なので何を言っているのか分かりません。とにかく電話で怒鳴っています。
イライラしているドライバーを見て、友人と笑っていました。
ホテルから外に出られない
トラベルエージェンシーが予約してくれたホテルに泊まっていましたが、なかなか外に出ることができませんでした。
胸毛ドライバーが私たちを監視しているからです。
ホテルのフロント、玄関にいるガードマンに話をつけているらしく、私達がホテルから出るとすぐに連絡が入ります。
「何をしているんだ」と連絡が入り、水を買いに行くというと「危ないから俺が買ってくる」と言って水を買ってきます。
とにかくツアー中、胸毛ドライバーが付きっきりでした。
振り向いたら負け
インドは客引きがすごいです。
特にアグラの街が一番すごかったです。
無視してください。完全ムシです。客引きの顔も見ないで無視です。
必死に私たちの気をひこうとしてきます。
「こんにちは」、「こんばんは」、「なまむぎなまごめなまたまご」と言いますが、無視して下さい。笑ってもはにかんでもダメです。
「こいつイケるな」と思われてしまいます。
千と千尋の神隠しでハクが千尋に人間であることがばれないように息を止めて橋を渡りなさいと言っていましたが、あれとおんなじです。
インドを歩くときは、もう息を止めて歩いてください。
中国のタクシー
インドから日本への復路も中国を経由する予定でした。
しかも、空港間を移動もしなければなりません。
調べると空港間を移動するのに車でも1時間半かかるとのこと。
トランジットの時間は4時間しかなく、とにかく急いで移動しなければなりませんでした。
インドから中国に到着し、入国カードをササッと書き、提出。
順調な出だしでした。
タクシーに乗るまでは。。
タクシーに乗ると、50歳くらいのおっちゃんドライバーでした。
英語が全く通じません。行きたい空港を伝えるのに10分くらいかかりました。
また、次の飛行機がすぐだから急いでほしいと伝えようとするも、中国語が話せないため伝えることができません。
しかも、中国のタクシーではカードが使えないとのこと。中国元を持っていなかったため大慌てです。
必死で途中でATMに寄ってくれと伝えます。頑張ること20分。ATMに寄ることを理解。
その後、ATMを5件ほど回ってなんとかお金を引き出すことができました。
飛行機に間に合うか間に合わないかもギリギリです。急いでくれと伝えたいのに伝えることができません。
飛行機出発1時間前に空港に到着し、急いでチェックインを済ませ、荷物検査を行い、本当にギリギリで飛行機に乗ることができました。
中国でクレジットカードを使えるところがすくないこと、中国語が必要なことは盲点でした。
行ってよかったこと
これほどハプニング続きのインドでしたが、感動したこともありました!
タージマハル
観光名所とかはあまり好きではないですが、感動しました!
沢山ぼったくられて、イライラ、ストレス、疲れなどありましたが、タージマハルを見た瞬間だけは、それを忘れました。
近くで見るより遠くから見る方がお勧めです。
カレー屋さん
やっぱりカレーは美味しいです。
中でもオールドデリーにあるカレー屋さん「U-LIKE」のバターチキンカレーは絶品です。
Full-size(3-4人前)で580ルピー(日本円900円)。
デリーには3日間滞在していましたが、3日連続Full-sizeを1人で食べていました。
カレーを作る人に悪い人はいない
街をフラフラ歩く
上で話していた監視してくるドライバーからは、途中で逃げ出しました。
逃げ出して友達と2人で電車を使って街中を回ったり、歩いて移動したりしました。
乗り物に乗るよりも、歩くのが断然おススメです!!
危ないなとか思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。
物乞いや客引きはいますが、そこまでしつこくはありません。無視していれば結構すぐ諦めます。
街を歩いてみてください。
色々な発見があります。
インド旅行から学んだこと
今となっては良い思い出なのですが、日本に早く帰りたい、、、と本当にずっと思っていた旅行でした。疲れからなのか、ストレスからなのか下唇にヘルペスができるし、帰国直前にお腹を壊すし、ぼったくってこようとするし。
インドって聞くだけでもうイライラしてしまうくらい、インドが嫌いになりました。
もちろんインドにも良い人はいたし、カレーも美味しかったし、楽しいところも沢山ありましたが、自分には合わない。合わせようとすると疲れるし、ストレスが溜まります。
今までにフィリピン、アメリカに留学していましたが、インドだけはどうしても合わない。
帰国後、なぜインドが自分に合わないのか考えました。
つまるところ、上手くぼったくってやろうという姿勢が嫌いなんだと思います。
フィリピンに行った時も、タクシーや路面店でぼったくろうとしてくる人は沢山いましたが、下手くそです。考えがまるわかりなのです。だからぼったくられるのを承知の上で自分も乗ったり、買ったりします。
しかし、インドの場合は人の取り入り方が上手いのです。普通に仲良くなろうとして、仲良くなったところで営業を仕掛けてきます。
そこが腹立たしいです。沢山騙されました(笑)
自分の経験ですが、営業トークが上手なセールスマンほど、対抗心がむき出しになります。
そのようなセールスマンからは絶対に買いません。
上手に買わされたみたいで悔しいからです。
逆に下手くそな営業マンからは買ってもいいかなと思ってしまいます。
インド人は営業トークの上手いセールスマン、フィリピン人は営業トークの下手なセールスマン、ということかもしれません。
インドを歩くと声をかけまくられます。
初めは騙されまくりましたが、騙されるたび悔しくて腹立たしくて。
ただ、正確には騙されてはないんですよね。買わされた、上手くやられたみたいな。
騙されてないからこそなおさらくやしくて。
最後の方は、インド人の誰とも口を聞かなくなりました。
声をかけられるだけで腹立たしいのでイヤホンをして歩いてました。
インドが嫌いと言うよりも、そういった人たちが嫌いすぎて、タージマハルの美しさやカレーのおいしさも忘れてしまうくらい嫌いすぎて、インドが嫌いになってるんだと思います。
そんな私の卒業旅行でした。
ナマステ!