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「大人になるということ」

こんにちは!

SEKAISHAの笠巻です!

今回はインターン生の安田知生さんに、「大人になるということ」について語っていただきました。

先日20歳の誕生日を迎えた安田さん(おめでとうございます!!!)

小さい頃に思い描いていた「大人」と「今の自分」。

悩むこともあるけれど、20歳を迎えて少しだけ変化があったようです。

今回はその変化について、20歳の新成人目線でお届けします。


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こんにちは、インターン生の安田知生です。

最近は、もっぱら化粧水の上に保湿クリームを塗りまくることで保湿ばかりしています。

私ごとですが、先日二十歳になりました。

「小さな頃に思い描いていた二十歳はもっと大人だった。」

毎日そう嘆いています。

でも、

二十歳になって変わったこともあります。今日はそんなお話をさせてください。


信じることと許すこと

一見簡単に見えるこんなことができるようになるまでに、175,320時間もかかってしまいました。

いや、厳密には志すようになるまでですね。

これが、僕の二十歳の抱負です。

二十年間でたくさんの人に出会いました。

ずっとそばにいる人。一度しか会わなかった人。初恋の人。違う国にいる人。違う世界に旅立った人。

私のことを好きになってくれる人。私を好きになる人。私のことを憎む人。私を憎む人。

そんな中で、自分は「多くの人に寄り添える人になりたい。」そう思うようになりました。

多くの人から求められれば嬉しいし、自分に価値があるように感じるから。

幸い、空気を読むことは得意でした。愛想も良い方でした。感情表現も豊富な方でした。

そんな私は、違う人に会うたび、その人の靴を履いた気持ちで、その人のメガネをかけた気持ちで、考え感じてきました。

結果から話しましょう。

一つ目は感受性がとても薄くなりました。

悲しいはずなのに、嬉しいはずなのに、心がそれを真正面から受け止めるのを拒否しているような感覚に陥るようになりました。壊れてしまいそうに感じました。

涙を流す機会が圧倒的に減りました。

二つ目は、わがままが言えなくなりました。

何かに誘われると、「めっちゃ楽しそう、行こう!(めんどくせぇな、時間もないし寝てないしご飯も作らなきゃいけないのに、あ洗濯もしてねぇじゃん。行きたくねぇ。)」

と答えることが増えました。

常に他人の目から物を見ることをもはや無意識のうちに行うようになった時、自分の目から見えていた景色を忘れてしまいました。たとえどれだけわがままを言ってもいい環境になっても、真の自分の声を発することに自然と抵抗を覚えていました。

病んでるわけでもなければ不幸の奈落にいるわけでもありません。

むしろやりたいことに囲まれ、好きな人に囲まれている幸せな私。

それは間違いなく他の人の靴を履き続けたから手に入れることができた幸せでしょう。

だけど、知らないうちに心を閉じることを覚えてしまっていたみたいです。

そうすることで多くの人に共感する、まるでカメレオンのようになっていたようです。

本当に心から感じなかったから感受性は薄くなった。

本当に心から思わないからわがままが言えなくなった。

開かなかったからこそ手に入れられたものもある代わりに、開かなかったから失うものがありました。

心を開けなかったのは、心を開けなかったからこそ手に入れた周りの幸せが離れていくような気がしたから。

でも、二十歳になって、真実はそうじゃないことを、初めて自分の目で認識しました。

自分のメガネをかけた時、周りには自分を受け止めてくれる人たちがいました。心から向き合ってくれる人たちがいました。「生まれてきてくれてありがとう」と言ってくれる人がいました。

だから、自分も信じて心を開いてみようと思えました。自分は本当は何色なのかをしっかり目に刻もうと思いました。

素直に物事と向き合って、嬉しい時は喜んで、悲しい時は泣いて、嫌なことは嫌だと言って、喧嘩する時は喧嘩して、それができることが幸せなんだと教えてもらいました。

そして、もし素直に向き合って自分が壊れてしまっても、誰かに壊されてしまっても、それを許そうと思えました。

そんな私を優しく包んで、傷が癒えるまでそばにいてくれる人たちがいるから。

まだまだひよっこ二十歳な私ですが、いつか大きく飛び立てる二十歳に、大人になるために今日も頑張ります。

みなさんは、信じれていますか?許せてますか?

今、あなたのこの数分を、この質問に答えるために私にください。

答えがノーだった人。それを認識できているのはこの世で何よりも価値があることの一つだと、ひよっこ二十歳は思います。

でも、周りをみてください。あなたの周りには、私と同じように、信じ許せる環境が広がっているはずです。

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