私の人生は、変化と不思議の連続でした。
故郷・福島の進学校で親や学校の期待や常識をあたりまえだと思っていた私は、医学部受験の失敗にはじまり、福祉、行政、政治、ビジネス、海外進出、エンターテイメントとさまざまな分野を一見無作為に渡り歩き、想定外の奇妙な人生をおくってきました。
学生時代にたまたま始めた福祉施設の経営に成功した私は、いきなり新卒で県庁の課長級職員に採用され、前例のない飛躍したキャリアをスタートしました。
24歳で県庁部長級職員となった後、ITベンチャーが隆盛を極める中で当時めずらしかった障害者福祉分野のベンチャー企業を立ち上げ慣れない組織のトップを務め、一部上場も果たしました。
一方で、今のような若年市長が各地に登場する前、20代で政令市の市長選に出馬して賛否を集めたり、海外でのビジネスに挑戦したり、現在では映画制作に取り組んだりしています。
なぜ私は、いつも何かに突き動かされ、そして必死になっていたのか?
それは、どこまでいっても「自分はこれでいいんだ」と思えなかったからです。
立派な肩書きを得ても、次々と事業に成功しても、そして上場して莫大な冨を得ても、いつもどこかで、むかし学校で教わった「医者になれたら成功」という常識を引きずり、人とは違う自分の人生に負い目を感じていたのです。
そんな私は、最近ようやく、自分自身のこの人生を認めることができるようになりました。
社会の期待に応えることよりも、自分の個性と才能と出会える、自分にしかない人生こそが素晴らしい。それにもっと早く気づいていたなら、私の人生はもっと楽しかったに違いありません。
努力は必要です。結果を出すことも大切です。
しかし最も重要なことは、「じぶんの世界」を認め、自信をもってそれを生きていくことです。それができれば、学ぶこと、働くこと、生きることのすべてに価値があり、すべての人のあらゆる人生が等しく成功したと言えるはずです。
佐藤がSEKAISHAを立ち上げるに至った創業ストーリはこちら!
【前編】
「もしも自分が小学生の時にSEKAISHAがあったら」 僕の原体験から創業に至るまで
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【後編】
あなたは何のために勉強する?これまでの勉強と、これからの“じぶんのSEKAI“を作る勉強の違い
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