今日はいつもイベントを率先して盛り上げてくれた柔道整復師1名の送別会でした。
今月で卒業する彼は、今後は屋久島の山岳トレーナーとして活躍するそうです。
彼が山に興味を持ったのは、当法人での山との関わり合いから始まています。
山や海、大自然に触れ合う中で、人々が安心安全に大自然を楽しんでもらえるよう導きたい。
そんな仕事に興味を持ったそうです。
働く皆の一生涯の遣り甲斐
当法人の理念は「100年の甲斐を共につくる」
・患者さんの一生涯
・100年に渡って必要とされる法人
・そして何よりも、働く皆の一生の遣り甲斐
そんな意味合いが込められています。
働く皆も、それぞれに色々なライフイベント乗り越えて、その中で自分の居場所があり、必要とされ、遣り甲斐、働き甲斐を感じる。
定年後も希望すれば一生活躍できる場があり、働き方も選択できる。
屋久島との出会い
当法人での関わり合いから山に興味をもったのは、入社してすぐでした。
年の近い柔道整復師のマネージャーと意気投合し、屋久島に行ったのがきっかけです。
屋久島面白そうだね、と休みを合わせて無計画に行ったものの、自然の中は危険で一杯だったそうです。
その時の写真は職場でもスライドでしばらく流れていて、印象に残っています。
屋久島はもののけ姫の舞台にもなっていて、木の生え方、水、石、すべてに魂が宿り意思を持っているかのような、怖いくらい神秘的な島です。
世界遺産にもなっている屋久島に訪れる人は毎年沢山います。
若い男性2人でも危険を感じた場所、医療人として人の役に立ちたい、と感じたことが、その後ずっと引っ掛かっていたといいます。
働く皆の健康を大切にしています
当法人では、一生涯の生き甲斐を支えるクリニックとして、患者さんの交友関係や趣味といった生き甲斐につながることを引き出し、育む取り組みをしています。
そんな中、それを提供する側、働く皆の健康も大切にしています。
その取り組みの一環として、「朝活」というものをやっています。
朝活:運動したいスタッフが朝集まって法人が運営しているフィットネスで体を動かす日
フィットネスが無料で使えるだけでなく、その時間は時間外として給与ももらって運動できるのです。
そういった取り組みもあって、当法人のメンバーは皆、体を動かすことが好きです。
富士登山を通じて社内の結束力が高まる
社内の結束力を高める取り組みの一つとして、年に1回、毎年富士山に登っています。
富士登山が始まった当初は私と若い男性社員だけだったのですが、今では自信のなかった女性も興味を持って参加するようになりました。
初めの頃は若い人たちが、自分の好きなペースでどんどん登っていくので、私はついて行けなかった時もあります。
毎年、参加するメンバーが増え、初めて登る自信のない女性スタッフもいる中で、卒業する彼がマネージャーと連携し、先頭と最後尾に付いて連絡を取り合いながら導いてくれました。
そして、10時間ほど掛かりましたが、8名全員無事に登りきることができました。
その時は、1年で人はこんなに成長するものかと実感しました。
途中で心が折れて諦めそうになった時、下山でも単調な道のりで、足の痛みばかり考えてしまい、辛いという思いしか湧いてこない状況で、自分のことは脇に置いて、不安なスタッフに付いて、ずっと楽しい話題を話し掛け続けているのは彼でした。
患者・地域住人の一生涯の楽しみ 高尾山バスツアー
また、私たちは年に1回高尾山に登っています。
スタッフだけでなく患者さんや、地域の皆様の参加イベント毎年恒例となっていて、去年はマイクロバスを貸し切り40名で登りました。
それが毎年の楽しみとして、リハビリに励む患者さんもいるくらいです。
バスの手配から、登山ルートの計画、弁当の準備など、毎年率先してやってくれたのも彼でした。
そういった仕事以外の取り組みの中から、自分自身の遣り甲斐を感じ、ライフワークにまで昇華していったのは、理念の表れの一つと感じます。
お互いに成長して5年後に合流しよう!
そんな彼は、最低5年は屋久島で山岳トレーナーをする決意を固めているそうです。
5年後には私たちが主催する地域イベントも100名規模になっているかもしれません。
また東京に戻ってきたときに、お互いどんな5年間だったのか、その先に何をつくり上げるのか、一緒に語り合おうと誓い合いました。