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ヒトとクルマのコミュニケーション?!「機械学習×UI×ソフトウェア」で未来のクルマを創る。CTOインタビュー【後編】

エスディーテックのリクルーターの中村です!

【前編】では、CTOの鈴木啓高に“デザインエンジニアリング”が必要だと感じたきっかけや学生時代の話まで踏み込んで、幅広く話を聞くことができました!

【後編】では、エスディーテックで働く魅力や今後の方向性・構想など聞いてみたいと思います!

いま、ひろたかさんは、「ヒトとクルマのコミュニケーションのあり方」について取り組んでいるということですが、具体的にどんなことをやっているのですか?

【鈴木】クルマ業界に限って言えば、クルマの外を見てクルマの制御をコントロールすることをやっている企業が多い中、僕たちはクルマの中の「ヒト」を見てそのヒトにいかに価値を届けられるかと追求しています。クルマとヒトの接点にフォーカスしてやっている企業は、他の会社ではあんまりみないですね。細かいことをいうと、「人の表情を見てその人がどう感じているか」や「人の視線や表情から眠いのか」を判断するという要素技術を持っていて提供している企業はいくつかあると思いますが、運転者の状況から判断して「どのようにクルマが接するか」の実現まで取り組んでいる企業はほとんどないんですよね。

エスディーテックでは、自社製品であるTRITO適応型ドライバーHMIシステムがそのひとつです。

TRITOドライバー適応型HMIシステムは、CANなどの運転に関する情報やセンシング技術による人体に関する情報からドライバーの運転状況を認識し、傾向解析します。解析した結果を用い、運転しているドライバーの状況に応じて振る舞いを適切に変えるHMIを実現するものです。

このシステムは、去年の「人とクルマのテクノロジー展」ではじめて展示会に出展しました。創業時からみんなで「ヒトとクルマのコミュニケーション」 というテーマで考えていたんですよね。ドライバーHMIシステムは、「こんなことができたら面白いなぁ」と考えたことから生まれたものです。まだ量産のクルマに乗っていないし、全然これからのサービスですが。

最近では、デンソーテン様の自動車の車両データを活用したドライバー向け運転支援サービス開発に当社のデータ分析ツールである「TRITO Comperio」が採用されるなど、各メーカーもコックピットの中の人を知ること、運転者とクルマをつなぐインターフェースの重要性が高まってきていると感じます。

エスディーテックでエンジニアとして働く魅力はなんですか?

【鈴木】まずは、新しい技術にいち早く取り組めることですかね。先端技術はトレンドが早いので、まだやってみたもん勝ちというところがあると思っています。僕は、エンジニアとしてそういう環境はすごくいいと思うし、ずっとそういう環境を保ちたいと思っています。

また、技術に企画やデザインが掛け合わされることで、先進的なサービスを提供できていること、デザインコンサルティングや上流設計だけでなく、開発、製品リリースまで一気通貫で行えることも魅力だと思います。

コンセプトをつくって、プロトタイプつくって終わりなのではなく、モノづくりまでやるのがエスディーテックです。

また、最近、特に機械学習やAIに取り組んでいる企業に多いのが、「このコアの技術を突き詰めています」っていう会社がありますが、技術を使ってプロダクトにすること、ビジネスにしていくことが重要で先端技術は、あくまで目的を実現するための手法でしかないと思っています。なので、機械学習もあくまで目的を叶えるためのひとつの手法でしかないので、「この技術だけやりたい」という人は、当社とミスマッチだと思います。

エンジニアが働く環境は、どうですか?

【鈴木】とても自由ですよ。また、やろうと思ったことが提案でき、やれる会社だとも思っています。

あと、何々部長とか何々課長とかそういう感じの上下関係とか、上司に自由に文句を言えないということもないし、年次に関係なく面白いことを考えて提案してよければすぐ採用していくという環境でもあると思っています。

裁量大きく、年齢に関係なくやりたいことをやれる会社ですね。

この先CTOとしてやっていきたいことはなんですか?

【鈴木】会社立ち上げて2年ちょっとやってきたので、機械学習のいろんなノウハウとか、要素技術もたまってきたと思っています。ですから、今後、クルマっていうコンテキストでやってきたものをもっと違う領域にも広げていきたい、というのがいまの大きなテーマですね。実は、いま、いろいろ新しい展開として種まきをしはじめたばかりなので、そこから何個か芽がでてくれたらいいな〜と思っています。


ひろたかさん、長時間、インタビューありがとうございました!

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