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新ITエンジニアの皆様へ。「自分だけのIT備忘録」を作ってみよう!

Photo by Tunafish on Unsplash

こんにちは!
エス・エー・エス株式会社
DXサービス部の海田(かいだ)です。

1.新ITエンジニアの皆さんおめでとうございます!

4月になりました。

今年は桜の開花が早かったですね。
4月は入社の月。
弊社にもフレッシュな新人6名+キャリア1名が入社しました!
(おめでとうございます!)

初めての「社会人」、また「初めてのIT業界」ということで、ITに興味はとてもあるけれど、
何から始めていいのか、何から学んでいいか全くわからない・・
そんな不安もお持ちではないでしょうか。

ということで、本日はちょっとTechBlogからは外れるかもしれませんが、
その辺のマインド的なお話ができたらなあと思っています。
(ITといっても結局は人なので、モチベは超大事!・・だと思うたぶん!

2.何から学べばいいの・・?

ITエンジニア職に未経験で入ることは別に珍しいことではないです。だから余計に、
何も知らない状態で何から学べばいいのか?何が正解なのか?と悩む日々もあることでしょう。
効率的にテキパキこなそうとする傾向の方ほどこの悩みに陥りやすいかな・・と思います。

でも、実は学ぶ順番に「正解」というものはないんです。

3.好きなものから学ぼう!

学びに正解がないのであれば、「興味がありそうなもの・好きなものから学ぶ」というのがいいのではと思います。
例えば・・、
・開発がやってみたい!ならJavaRubyなどのプログラム言語を。
PC(サーバ)やネットワークを組み立ててみたい!ならインフラ系を。
クラウド触ってみたい!ならAWSAzure、GCPを。

よく誤解されるのが、ITエンジニア=プログラマーではありません。
つまり、ITエンジニア全員がJavaのプログラムを書けるわけではないのです。
(私ももちろん理論は知っていますが、書けと言われても書けません・・)
だから、好きなものから学ぶのがいいと思っています。
ITというのは決してプログラマーだけの世界ではないということを知って欲しいです。
もちろんJavaやRubyを知らないより知っていたほうがいいのは当然ですが、たとえ知らないからと言って
「自分はITに向いてない・・」とITエンジニアを断念してしまうのはとてももったいないので、
あえてしつこく書かせていただきました。(一方で、業務上や研修上、突破しなくてはならない固定化された課題もあると思います。でももしそれが向いてないなと思ったら、その時点でITエンジニア自体をあきらめるのではなく、その分野だけをいったんおいておく・・くらいのキモチでいいと思います。伝えたいのはそういうことです)

好きなものが複数あれば、上記のようにある特定の単元を選択して、
そのうちの一つを貫き通すという学び方でもいいですし、
その日の気分によって学ぶものを変える(私はこのタイプ!)でもいいと思います。
また、どの分野でも完全にマスターした人なんてこの世に一人もいないので安心してください。
(技術は常に進化するからです)

4.効率のいい学び方、進め方ってあるの?

それぞれの単元において、効率のいい学び方、進め方というのは確かにあるにはあると思いますが、
個人的には初めからそれを求めすぎるのはオススメしません
理由としては、

 ・効率がいいかどうかは人によるから
 ・効率のいいものは「本当の意味での理解力につながらない」から
です。

「スマートに、かっこよく、必要最小限の労力で!」
・・そんなITエンジニアには確かに憧れるし、素晴らしいことですが、それは今すぐじゃなくて大丈夫だと思います。「泥臭く、手あたり次第気になったものをガンガン使って調べて、自分の手で頭で考えていく!」というスタンスのほうがいろいろ記憶に残りやすいです。ちなみに私はIT業界に入って15年たった今でも変わらずこのスタンスです。なかなか効率的にできないんですよね・・(笑)

5.自分だけのIT備忘録を作ろう

上記のように、学ぶ優先順位や効率のいいやり方について、それ自体には正解というものは
ないと考えたほうが気が楽ですし、無理に効率的な効果を求める必要もありません。
しかし、何をどんな方法で学んでいくにしても、1個だけオススメするやり方があります。
それは「自分だけのIT備忘録を作る」ということです。
おそらく先輩たちはみんなやっています(たぶん・・(笑))

備忘録はお気に入りの物理ノートでも全然いいのですが、
せっかくなので、SaaSのメモツールを使ってみてはいかがでしょうか?

最近はいろんなメモツールが出てきています。(ググってみてくださいね!)
OneNote,Evernote,Notionなど・・

Wiki、ドキュメント、プロジェクト。すべてをひとつに。
1人でもチームでも使える、オールインワンのワークスペース。毎日使うアプリケーションを、ひとつにまとめます。
https://www.notion.so/ja-jp/product

あとは頭の中を整理するツール(いわゆるマインドマップ)として、
GitMind,Miroなど・・

The Visual Collaboration Platform for Every Team | Miro
Scalable, secure, cross-device, and enterprise-ready team collaboration whiteboard for distributed teams. Join 50M+ users from around the world.
https://miro.com/


GitMind - AI Powered Mind Map, Flowchart, Whiteboard.
Capture inspiration, stimulate creativity, and allow ideas to grow and flow freely. What you remember, what you see, what you think, and what you understand can go to infinity and beyond, and appear vividly on canvas. GitMind helps to complete the connect
https://gitmind.com/

まずはこれらを自由に使ってみましょう!(多少制限はありますが、無料版で問題ないと思います)
こう書かなきゃいけない、こう使わなきゃいけない!・・みたいな正解はないです。
とにかく気づいたことなんでも書いて(アウトプットして)みましょう。

そうすると次第に、「自分の場合はもっとこうまとめたほうが見やすい」とか、
「ちょっと使いにくいな・・別のメモアプリを使ってみたらどうだろう?」とか、
いろんな感想や思いが湧いてくると思います。
そしたらまた気の赴くままに動いてみましょう。

6.自分だけのIT備忘録は、いつかすごい財産になる。

そして日々日々、たとえ殴り書きでも書き続けていった自分だけのIT備忘録
・・これが数年後にすごい財産になっています。
そういえばあんなことやったなあ・・とか
あのときはこうやって解決したなあ・・とか、
何年後かに懐かしさとともに振り返ることができます。

これは「自分だけが経験し、通ってきたITエンジニアの道」です。
単に過去の備忘録にとどまらず、自身の成長を感じることもできます。

私は主にNotionMiroを使っています。私のNotion,Miroのスクショを少し貼っておきますね。
(とても汚いでしょう(笑)でも最初はこれでいいんです。自分の備忘録なので。)

例1)Notionカレンダー機能を使った備忘録(知識カレンダリスト)、その日学んだ有益なことをメモっている。詳細はリンクをクリックすると表示されるようになっています。

例2)こちらはMiroを使ったマインドマップとか、技術系ブログを書くための図の元ネタ(下書き)等にも使っています。

7.・・ってなわけで以下の5つの問題を早速調べてみよう!

「自分だけの備忘録」をつくることは、どんな学び方をするにしても大切だと私は考えています。

一応サンプルで以下の5項目の質問を挙げておきます。もしよければ早速やってみてください!(私はクラウドインフラエンジニアですので、どうしても質問がそちらよりですがご了承ください・・。)

【サンプルの5つの質問】

1.ITエンジニアにはどんなお仕事があるのか?(フロントエンド?バックエンド?インフラ?セキュリティ? )
2. その中で自分の興味のある分野はなんだろう?(DevOps? AI? IaC? EC? )
3.CPUってなんだ?メモリってなんだ?ストレージってなんだ?実物ってどうなってるんだろう?
4.IPアドレスとドメインの違いってなんだ?なんでブラウザ開くと見たいWebページが見れるんだろう?
5.メールってなんだ?そもそもなんでメールって届くんだろう?

自分の好きなメモツールで、好きなように、調べた結果を書いてアウトプットしてみてください。誰かに見られるわけではないので、ネガティブな感想でも全然OKです。そしてどの質問についても、絶対的な正解を持っている人なんて一人もいません。前述の通り、技術は進化するからです。

また(これは絶対やらなくてもいいですが)学ぶときに、「誰かに説明するつもりで学んでみる」というのもとてもオススメです。目の前に架空の生徒さんを作って、先生になったつもりでその生徒さんが理解できるように説明してみます。これをやることで、説明する順番、抑揚、ポイントを押さえた伝え方みたいなスキルもあわせて付きます。

8.ある程度できたらそれを共有してみよう。

自分だけの備忘録をため続けると、今度はそれらをまとめて外部に公開する時が必ずやってきます。
この段階では備忘録をそのまま出すのではなく、多少単元ごとに編集したり、
別のツール(例えば発表用のパワポとか)に出力して発表用の成果物とする形でもいいかもしれませんね。ここでも発表のデザインとか、順番とか、言い回しとか、いろんなことを学べます。ここまでくればこれはもう外部公開レベルの立派な発表資料となります。

慣れないうちに外部公開を最初にやらない理由は、まずは自分自身がある程度理解できていないと、
せっかく全体共有したアウトプットの質が落ちてしまう可能性があるからです。
自分だけのIT備忘録がなければ、全体共有してアピールするだけの十分な材料がないですよね。

9.というわけで楽しいITエンジニア生活を!

長々すみません。まとめると、言いたかったことは2つです。

・JavaやRubyがわからなくても、ITエンジニア自体を諦めるのはもったいないよ!

・「自分だけの備忘録」を作って、何年後かに振り返っていい気分になろう!

ちなみに私は泥臭いクラウドインフラエンジニア(笑)ですので、そちらに興味がある方は全力でサポートいたします!よろしくお願いします!

以上です。読んで下さってありがとうございました!

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