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代表インタビューVOL.1  ーCEO 築山のSTORYー

こんにちは!株式会社Sapeet(サピート)採用広報担当です。

私たちのことをより多くの皆さんに知ってもらいたいという思いから、Sapeetで働く仲間にインタビューをして、メンバーのこれまでの歩みや考え方をお伝えしていきたいと思います。

初回となる今回は、Sapeet CEOの築山さんに創業エピソードやこれからのSapeetの展望について語っていただきました!

ーー私たちSapeetは、『ひとを科学し、寄り添いをつくる』というミッションのもと、ヘルスケア業界向けAI-SaaS『シセイカルテ』の開発と運営、カラダ分析のノウハウを活かし個別企業ごとにカスタマイズされたソリューションの提供を行っております。現在ではDXツールとして治療院やフィットネス業界など、さまざまなシーンでご利用いただき、成長スピードも加速しています。 そんなSapeetがどのような経緯で今の形になったのか、築山さんの経験や想いを聞いていきたいと思います。

<プロフィール>
代表取締役 築山 英治
東京大学在学中に体育会アメフト部に所属し、体型の変化(60㎏→100㎏)から服に困ったことをきっかけに大学院にてクラウド着装シミュレーション(3Dネット試着)の研究に従事。その後、株式会社Sapeetを立ち上げる。
3DCG/機械学習技術を用いたカラダの解析サービス(体型推定、姿勢分析、etc)に注力し、自社プロダクト【シセイカルテ】をリリース。

ー 体育会アメリカンフットボール部で学んだ“マネジメントの心得” ー

ーーまずは、築山さんが起業に至った経緯を教えてください。

起業をしたい!とは、実は高校時代から考えていました。学生時代には学級委員を務めるなど、元からリーダーへの憧れが強かったのと、目立ちたがりという性格もあって、『会社でもトップとして働きたい』と漠然と思っていました。できるだけ短期間で会社のトップになるには起業するほうがよい、というわけで、東京大学に入ってTNKという起業サークルに入りました。起業サークルでイベント運営などを行ってましたが、大学1年生の夏に甲子園球児を見て、学生時代にしかできないことに集中したいと思い直しました。
じゃあ、何をしよう、となるのですが……
大学から始める人が多いスポーツがいいなと思い、その中から決めたのが、“アメリカンフットボール”でしたね。

非常に頭を使う競技ですし、それに、アメフト部は練習が夕方からだったので朝に弱い自分にぴったりでした(笑)でも入部してみると現実は厳しくて、簡単には試合に出られず、怪我もよくしていたので、だんだんモチベーションが下がっていきました。しかし、大学3年生の時に命じられたポジション変更によって、自分自身が大きく変わっていったんです。そのポジションが自分に合っていたのか、段々といいプレーもできるようになり、次第に試合にも出場できるようになっていきました。

こんな経験から、組織運営において、それぞれのメンバーごとに適正ポジションを見極め、高いパフォーマンスをあげていくことが、組織全体を前進させていくというマネジメントの心得を学びました。

ー アメフトで太った!から起業を志す? ー

ーー大学を卒業して、すぐに起業したのですか?

実は、アメフトに集中しすぎて半年留年したんですよね(笑)、そんな中で大学院に入り、“起業したいと思うテーマで研究しよう!”と思いました。研究テーマは“オンラインで試着できるシステムを作ること”になりました。これは、アメフト部時代に、入部当初60kgだった体重が100kgほどに増えて体型が変わり、オンラインで服を購入したら、パツパツで着られない...!?”という原体験に基づいて着想しました。
この問題を解決するには、自分がオンライン上で自分の体型のアバターで3Dの洋服を試着できるシステムを作るしかないかな、と。そして大学院での研究を通じて、このシステムがなんとか動くようになり、この技術領域で起業しよう!と自然と行動に移していました。

ーー今、その3Dモデリングの試着システムはどうなっているんですか?

そこで開発した試着システムは、そこそこの質のものが開発できて、実際に何社か導入してくださったのですが、費用対効果を感じていただくにはほど遠いサービスでした。使っている技術の高さとサービスの良さは比例しないんだなと学びました。

ーーそんな経緯があったのですね。そこからどう盛り返していったんですか?

実際に様々な企業様と話す中で、このシステムの一要素である、体型を推定したり、その推定結果をモデリングしてアバターを作ったり、という技術にはニーズがあるなと感じていました。試行錯誤する中で、タイミング良く現在の親会社であるPKSHAとアライアンスを組むことができました。

体型分析のみならず、姿勢や顔などの身体の分析技術を研究開発しながら、多くの企業様に商談や展示会などで提案できる機会をいただく中で、自社プロダクトである“シセイカルテ”の原点である姿勢分析システムのニーズを掴むことができました。

そこからは、2020年1月の“シセイカルテ”リリースまで本当に寝る間も惜しんでプロダクト開発に力を入れましたね(笑)

ー これからのSapeetとビジョン ー

ーーそして、現在のSapeetに至るというわけですね。これからはどのようなことをしていきたいですか?

身体情報が活用できる仕組みづくりです。

その一歩として、まずは、自社プロダクトである“シセイカルテ”で治療院などを中心とするへルスケア業界のDX化を行い、経営者やそこで働くスタッフの方々をサポートしたいと考えています。よりエンパワーメントできる機能として、例えば、AI姿勢分析機能では、ユーザーの姿勢情報に合った施術を納得して受けられるような仕組みを提供しています。また、そのような身体情報が電子カルテ機能と連携した形で蓄積され、情報アクセスがスムーズになります。これらの機能を備えるプロダクトを活用して現場に寄り添っていくことで、治療院の利用者の体験がより良いものとなり、ヘルスケア業界全体が盛り上がると考えています。

また、わたしたちは姿勢のみならず、体型や顔などの様々な身体データを取得・分析する技術ももっていますので、それらの情報が不可欠な他業種に向けたサービス展開も進めています。

身体データは、もっと活用方法があると考えているのですが、現状そのデータをきちんと蓄積し活用できている事例は少ないです。身体にまつわる様々なサービスでは、多くのユーザーが自分の体型や姿勢・肌など、自身の身体の特徴に合っていないサービスを受けたり、商品を手にとっています。身体のプロが接客していれば良いのですが、まだまだ経験浅いスタッフが対応していたり、そもそもオンラインであれば、その判断すら難しいのが現状です。

多くの接客スタッフが、ユーザーの身体情報に合わせて最適なサービスをお届けできるようになるツールを提供する。”おもてなし”に寄り添いながら、様々な業種・シーンでの顧客体験を変えていくことを考えています。

ーー築山さんのビジョンを具現化する為には、まだまだ優秀な人材が必要ですね。築山さんはどのような方にジョインして欲しいですか?

正直、今のSapeetは整っていないことの方が多いです。この現状をブレイクスルーする為に、自分が会社にどんな影響を与えられるのかのかという視点で物事を考えられる人、考えるだけでなくゼロイチで物事を創造し、行動ができる人にジョインして欲しいです。アメフトの精神にも通ずるのですが、“頭はクールに、心は熱く”というカルチャーに順応できる人が良いですね。

また、チームで行動できるという点も付け加えたいです。チームで意見を出し合い、仕組み化をして、行動し、改善をしていくこと。これができる方と働くことができたら、Sapeetは結果が出る組織へと成長して、さらに前進していくことができると思います。

私たちSapeetの成長のために、私はぜひ色々な方とお話したいと考えています。私たちのビジョンに共感してくれる方を待っています!

ーー築山さん、ありがとうございました!

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