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なにをやっているのか

協働の米づくり「七豊米」
理事会の様子
石川県中部にある『河北潟』を知っていますか? 1985年に干拓が完工するまで、汽水湖だった河北潟。その頃は、ウナギやワカサギ、シジミなどの漁業が行われていましたが、淡水湖となったいまは、干拓地では大豆や麦、野菜、果物などの栽培や酪農が行われています。 わたしたちは、そんな豊かな河北潟を守るために活動するNPO法人。 持続的的な地域社会を実現するため、研究及び実践を繰り返し行っています。 多くの研究スキルを持った会員を擁し、地域に根ざした研究活動とともに地域をリードする実践活動を行っています。 生産者と連携して、農業の実践を行っているなど、地域の諸団体との連携構築にも務めています。 http://kahokugata.sakura.ne.jp/fram.html#top

なぜやるのか

すばらしい湖岸植生が一部残っている
広い干拓地
河北潟を中心に、地域の経済的、社会的、文化的発展に資すること。 それがわたしたちの掲げる理念です。 広い水面と湖岸のヨシ原、水面を泳ぐ魚を捕らえようとタカが水面に飛び込む。 ダイナミックな自然がたくさんある河北潟。 しかし、その河北潟にもいろいろな環境問題があります。地域の農業にも暗い影が忍び寄っています。 もとともとは豊かな湖をつぶして作った干拓地。 大規模な耕地として恵みをもたらしてくれることが期待されました。 しかしわたしたちが活動を始めた1990年代前半には、農業は衰退して未耕作地も生まれていました。 湖岸のゴミ問題も顕在化していました。 生きものもどんどん減っていました。 そんな中、河北潟の環境改善についての具体的な方法を検討する必要が指摘されました。 河北潟の環境問題の解決を通じて持続可能な社会の実現を図る地域に根ざした研究機関が必要とされました。 わたしたちは1994年に任意団体として設立。 1999年8月にNPO法人の認可を受けました。 持続可能な地域社会の実現に向け、活動に務めています。

どうやっているのか

生きもの元気米の取り組み
エコプロダクツ展でアピール
地域の産業のうち圧倒的な面積を誇るのが農業です。 環境を改善する上で、農業のあり方は非常に重要であると考えています。 そこで、農家と環境NPOがともに良い状態となれるような取り組みとして「生きもの元気米」を開発しました。これは、畦の除草剤やヘリコプターによる空中薬剤散布などをせずに育て上げたお米のこと。このブランド化に取り組みながら、環境保全意識の強い農家を、NPOが応援する仕組みを構築しています。 このような農業方面に向けた取り組みを中心とし、モチベーションの高いメンバーに囲まれながら日々の活動に務めています。 メンバー同士、週に1回はランチを作って一緒に食べる。 メンバーそれぞれが、月ごとの目標を設定して取り組む。 各種研修への参加を積極奨励するなど、チーム力の醸成と個々の成長への取り組みも行っています。