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なにをやっているのか

活動開始当初から続けているスマホ教室は、県外の自治体や民間の社会福祉系団体からもお呼びいただいています。
「おうち起業」からガチのイノベーターまで、2015年に開設したレンタルオフィスと関係会社の運営するコワーキングスペースを生かし、公設機関にはない支援を展開しています。
群馬県前橋市に拠点をおく、ICT系のNPO法人です。 地方のNPOでは、「ITの推進」「経済の活性化」を活動内容に掲げるところは多くないのですが、ズバリそれらに取り組んでいます。 【スマホの学校プロジェクト】 「情報弱者とスマートデバイスの溝を埋める」 2011年、東日本大震災を機に、情報収集や大切な人とのコミュニケーションにスマートデバイスを活用できる人を増やそうと、スマホ普及率の低い頃から、スマホ教室の運営に正に「草の根」で取り組んできました。 現在では全国8箇所の支部と共に「スマホの学校」ブランドを展開しています。 【ツムグ前橋プロジェクト】 「スマホの学校のその先へ」 スマホの学校を通じ、スマホを活用して生き生きとされるシニアの方々を目の当たりにしてきた私たちは、ICTを活用して活躍できる人を増やしたいと考えるようになりました。シニアや女性の「小商い」や、地域・社会を変えるイノベーターを支援する活動に取り組んでいます。

なぜやるのか

「スマホサロン」の一コマ。初めてのビデオ通話に興味津々。操作の仕方を教えるのではなく、ICTとの向き合い方をお話しようと心がけています。
高校生の任意団体「群馬県高校生会議」と共催する子ども向けプログラミングイベントの一コマ。「ICTに使われる」のではなく「ICTを使いこなす」人材を輩出することにも取り組んでいます。
魅力度ランキング万年最下位クラス、自虐の宝庫、未開の地グンマーと言われて久しく、人口減少、高齢化、空家率の増加、地場産業の衰退など、今日の前橋はかつての活力を失っているのかもしれません。 かつての前橋は、「ロンドン賑わす前橋生糸」「県都前橋 生糸の都」と郷土かるたに謳われ、栄えました。そのチャレンジングな雰囲気を取り戻したいと、前橋のまちなか(の外れ)に拠点を構え、関係会社と共にレンタルオフィス、コワーキングスペース、シェアハウスを運営しています。 「スマホの学校」を中心としたICT講座の運営は、一見そうした思いと結びつかないと思われるかもしれません。 スマホやWebサービスといった「ICT」を一人でも多くの人が活用できれば、人々が元気に明るくなり、地域の活動人口が増えることにつながるのではないか、その循環のモデルを、ここ群馬から創りたいと考えています。

どうやっているのか

初めてスマホに触れるシニアの方も、教室の終わる頃にはこんな粋な言葉をメモアプリに残していました。一人でも多くの方にICTを通じて喜んでいただきたいと思います。
レンタルオフィス「ツムグ前橋」、シェアハウス「リバ邸前橋」は、共同ビルの空き店舗をリノベーションして開設しました。一部セルフでリノベしました。
プロボノとして始まった「スマホの学校」プロジェクトも、現在では年間1,000名以上の方に関わるに至りました。スタッフ自らが講師として赴くことばかりでなく、社会課題としての情報格差の解消が地域の隔たりなく実現できるような「仕組み」づくりにも取り組んでいます。 長く持続可能な事業モデルが確立しているとはまだまだ言えませんが、実現したい社会像、つくりたいサービスに向けて、考え行動しています。 正解のない課題に取り組む上で、既存のメンバーのみでは手が回らない面もあるため、主体性やご自身が取り組む大義を持った方にコミットしていただきたいと考えています。 もちろん、既存のプロジェクトに限る必要はありません。「グンマで何かを始めたい」という方に「ご自身のやりたいこと」と掛け合わせでジョインしていただくのも大歓迎です。