ホラクラシーな組織って聞いたことありますか?
インターネットで調べると「階級や上司・部下の関係が一切存在しない組織の管理体制のこと」と表現されています。つまり部長や課長、係長などこれまでの会社組織で当たり前だった階級制度がない組織です。「えっ!上司がいないのに誰が仕事の指示をするの?」「そんな組織で仕事が進むの?」いろいろ疑問がありますよね。でも特に変わったことではなく我々は日常からホラクラシーな組織や社会のなかで活動しています。わかりやすい例ということで、先日当社のメンバーがアメリカンフットボールを例えに説明してくれました。アメリカンフットボールでは戦術を実行するために様々なフォーメーションを考え、試合に向けて動き方を練習しています。しかし、どれだけ練習しても実際の試合では相手は想定外の動きをしたり、時には味方にトラブルがあったりと思いもしなかったことが起こります。相手はこちらの動きを封じてボールを奪おうと必死ですから。そういう状況の中で、パスの受け手が相手に倒されて、パスできなくなったときはパスの出し手が瞬時に判断し、次の行動を決めなければいけません。パスの出し手がパスをあきらめ、自らボールを前進させるため走り出した時、周囲の味方はその動きを感じとり、走りやすいように前に道をつくろうとします。より多くの味方が一糸乱れずに最適な判断をすることで、結果としてゴールであるタッチダウンを成し遂げることが出来ます。その判断はプレイヤーの意思と決断によって成されます。この様に一つの目標に向かい、各個人が誰の指示でもなく判断し行動するような組織をホラクラシーな組織というわけです。
当社はこのような組織を目指しています。部長、課長、係長という名の役職は取り入れていません。〇〇をするエンジニア、〇〇をするプロデューサというのがあなたのタイトルになります。指示を待つのではなく、周囲の状況により自ら考え目標に向かって活動する組織です。自由な分、責任もありますがメンバー全員にやりがいのある一つの形だと思います。