今回は、web3 developerとしてご活躍されている「0xpokotaro」さんにお話を聞きました!
是非最後までご覧ください!
ー本日の登場人物ー
・0xpokotaroさん
現役、web3 developerとして活躍中!ハッカソンにも積極的に参加中!
NFTとは
ー 単刀直入にNFTとは何かをお教えください。
ポコ:NFTとは「デジタルデータの所有者履歴を記録する仕組みのこと」です。
また、デジタルデータであれば画像以外にも動画や音楽など、さまざまな情報をNFTで管理することが可能です。
ー NFTの仕組みについて具体的に教えてください。
ポコ:NFTには多くの考え方が存在しますが、一般的によく使われているEthereumのNFTの仕組みについて、説明いたします。
NFTの仕組みは「NFTのアーキテクチャ(全体像)」と「NFTの仕様(ロジック)」の2点に分けると理解しやすくなります。
「NFTのアーキテクチャ(全体像)」は、次の3つのコンポーネントで構成されています:「①ウォレット」「②デジタルデータを保存しているサーバー」「③ブロックチェーン」。
「①ウォレット」は、NFTを保有しているアカウントを指します。ウォレットには、特定のウォレットを識別するための一意のウォレットアドレスが割り当てられています。
「②デジタルデータを保存しているサーバー」には、NFTの画像が保管されています。画像を表示するには、該当のURLにアクセスすれば表示できます。不正なユーザーが画像をコピーして別のサーバーにアップロードする場合、異なるURLが使用されるため、それはNFTと紐づいていない画像だと判断することができます。
デジタルデータの保存に関しては、非中央集権的な運営を目指す「分散型ストレージ」という仕組みが存在します。この分野では、IPFSやArweaveなどが著名なプロダクトとして知られています。この分野もおもしろいので、チェックしてみてください。
「③ブロックチェーン」では、NFTの所有者履歴を記録するための仕組みが実装されています。この仕組みは「スマートコントラクト」と呼ばれ、Solidity言語を用いて誰でも簡単に開発ができます。
次に「NFTの仕様(ロジック)」に関して、ウォレットとデジタルデータがどのように連携して所有者履歴を記録しているかを説明します。
スマートコントラクトでは、各NFTに固有のシリアル番号が割り当てられ、「トークンID」として識別されます。このトークンIDには、デジタルデータのURLとウォレットアドレスが関連付けられており、関連付けられたウォレットが所有者として認識されます。
ウォレットアドレスを書き換えることにより、NFTの所有者を更新することができます。ブロックチェーンを利用しているため、更新された情報はブロックチェーン上に永続的に保持され、履歴が恒久的に残ります。
これらの仕組みで、デジタルデータの所有者履歴を記録する仕組みが成り立っています。
ー NFTの未来をお聞かせください。
ポコ:NFTだけでなく、web3全体がまだまだ過渡期だと感じています。今でも、目を見張るような革新的な技術が次々と生み出されています。私が今回お話しした内容は、そのほんの一部で、もっと深く掘り下げれば、さらに面白くて魅力的な技術がたくさんあります。web3やNFTの世界は、まだまだ広がりを見せてくれるはずです。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!
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