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元農林水産省職員はなぜベンチャーに飛び込み不動産を学ぶのか?【社員インタビュー#2】

こんにちは!株式会社リオ・ホールディングス採用チームの貝沼です。

今回は、東京大学卒業後に農林水産省で約2年間勤務し、その後ベンチャー企業を経て当社で資産運用コンサルタントとして活躍している青山周平さんにお話を伺いました。


―――まず簡単に自己紹介をお願いします。

株式会社リオ・ホールディングス傘下の株式会社リオ・コンサルティング第6資産運用事業部の青山周平と申します。

2017年に東京大学法学部を卒業し、新卒で農林水産省に入省し約2年間勤務した後、民泊事業を手掛けるベンチャー企業を経て2020年にリオに中途入社しました。

現在は資産運用コンサルタントとして、フロントに立ってお客様に様々なスキームを提案・実行したり、お客様が所有する不動産の収益向上のためにあらゆる施策を行っています。


―――最近手掛けた案件で印象に残っているものはありますか?

不動産経営の法人化を実現した案件と、リーシング(テナント誘致)に苦戦していた地方物件に首都圏の大手企業のリモートオフィスを誘致した案件です。


まず、不動産経営を法人化した案件ですが、担当しているお客様から「不動産の運営に係る意思決定をスムーズにしたい」とのご要望を頂きました。詳しくヒアリングをしたところ、「物件の所有権を奥様名義にしているため運用上様々な不便がある」というのがご相談の背景でした。

そこで、リオ・パートナーズ総合事務所の専門家とも連携しながら法人に所有権を移転することによって意思決定をスムーズにするスキームを提案・実行し、お客様の課題を解決しました。

個人の資産家である当社のお客様の課題は必ずしも収益面だけではなく、実は今回の法人化についても、資産上のメリットはほぼ発生しませんでした。しかし、ご要望通りに法人化を実現したことでお客様に大変喜んで頂くことができ、コンサルタントとしてやりがいを感じた案件でした。


続いて、リーシングに苦戦していた物件に大手企業のリモートオフィスを誘致した案件について。

あるお客様が所有している地方都市の物件の運営を当社にお任せ頂いているのですが、その物件の1区画のリーシングに苦戦していました。

物件の稼働率は物件の収益に直結するため、一刻も早くテナントを誘致し収益を向上させることが私たちのミッションです。

何か策がないかとリサーチをしていたところ、その地方の自治体が都内の大手企業のサテライトオフィス誘致の取り組みを行っているという情報をキャッチ。

私自身が元々役所出身だったこともあり、地方自治体の要望や仕事の流れは何となく分かります。前職での経験を生かして地方自治体と密に連携をとりつつ、物件をどうアピールするかについては社内のリーシング担当者と協力して練り上げていきました。

結果、都内のある大手企業がこの区画をサテライトオフィスとして利用してくれることになり、物件の収益向上を実現することができました。


―――リオには様々なバックグラウンドを持った中途入社の社員がいますが、農林水産省からリオに来たというのはとても珍しいご経歴ですよね。青山さんの入社の理由は何だったのですか?

私は山形県出身で、祖父母が農家だったこともあり、もともと農業に興味がありました。業界として多くの課題を抱える農業をどうにかしたいという思いで農林水産省に入省したものの、民間企業でのびのびと仕事をするほうが自分の性に合っていると感じ、比較的自分の好きなように仕事を進めることができるベンチャー企業に飛び込もうと決意しました。

そんな中でリオへの入社を決めた理由は、「不動産について幅広く学べる環境」に魅力を感じたから。

私はもともと興味の幅が広く、リオに入社するまでは「専門性を身につけたい」と思いつつも、これという分野を決めきれていませんでした。しかし、不動産業界の奥深さに触れ、ようやく「これを自分の専門分野にしよう」と決心がつきました。

不動産業界の面白いところは、「不動産」というひとつの軸がありながらも、その中に建築、建物管理、設備、法律、税務、会計など多岐に渡る切り口があること。そして、それぞれの分野に専門家がいたり、不動産をめぐって様々な人々の思惑や考え方があったりすること。「知的好奇心を満たす」ことがモチベーションの私にはぴったりの業界だと思いましたし、自分の出会ったことのないタイプの方も含め、様々な方々と出会えるので、自分の人間性の部分も鍛えられていると感じます。

しかし、様々な切り口があるからこそ、業界の構造として縦割りになっている部分も多くあります。そんな中で、建物管理から資産コンサルまで幅広い切り口で不動産を扱うことができ、かつ自分の興味関心に応じ、手を挙げれば仕事を任せてもらえる社風のリオにとても魅力を感じました。

また、個人的には “現場を知らないプレイヤー”にはなりたくないと思っていたので、若いうちからどんどん現場に出て、経験を積めるという点も決め手の一つでした。今は、地方出張も含めてほとんど毎日現場に出ています。「現場で何が起こっているのか」を自分の肌で感じることができて、とても刺激的です。


―――最後に、青山さんの今後の目標を教えてください!

リオに入社してもうすぐ2年になりますが、不動産の想像以上の奥深さを実感しています。法律や税金など、ソフトの部分についてはこれまでの経験からも多少親和性があるものの、ハード面にあたる建築や設備については知識が追い付かないことも多く、これからもっと勉強していきたい部分です。まずはインテリアコーディネーターの資格を取ろうと思っているので、直近の目標はその試験に合格することですね。

また、農業への問題意識や関心は今も変わっていません。将来的には、リオで得た不動産の知識を農地に応用し、付加価値のある農地を作って、投資家が農地を媒介にして農業に投資する仕組みを作れたらいいなと思っています。

このビジョンを実現するためにも、引き続きリオで不動産を突き詰めていきたいと思っていますし、同じようなビジョンを共有する方と出会えることも心待ちにしています。


このストーリーが気になった方は、ぜひ一度お話ししませんか?

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