謹んで新春の祝詞を申し上げます🎍🎍
リチカは本年もさらなるサービス向上に向け、気持ちを新たに取り組んでまいります!
いつもお世話になっておりますお客様、パートナーの皆様、お気付きのことは何なりとご指導いただければ幸いです🙇
2022年年末よりリチカ年末年始noteリレーを開催中です!🎉
リチカの事業について、プロダクトについて、組織について
今年の動きをさまざまなリチカメンバーの視点からお伝えします!!!
5人目はひょどちんの愛称でメンバーから慕われ、クリエイティブやクリエイターのキャリアについていつもパッション溢れる兵藤さんです📝
はじめに
はじめまして、兵藤友哉と申します。
株式会社リチカでWEB動画、SNS向けのクリエイティブについて企画制作、進行管理を行うディレクターをしています。
この一年の間に、リチカでは成長に伴ういろいろな変化がありました。
具体的には、Yahoo!やMetaといった大手プラットフォームからの公認をいただきお取り組みを開始したり、これまでの動画マーケティングだけでなく、SNSの企画・運用でもお客様の成果につながるご支援が始まっていたり、などなど…
いろいろなお仕事をさせていただく中で、企業のメッセージを、生活者によりよい形で伝えるクリエイターとして、いま考えていることをまとめてみたいと思います。
広告業界で日々しのぎを削る同世代のクリエイターの方々にぜひ読んでいただき、感想、ご意見交換、あわよくば、興味を持ってもらいご一緒させていただけたらと思います!
広告需要の移り変わりがSNSへ
この一年でいい意味で視座が上がって、広告の仕事をする上で、マクロな視点でどんなお金の動き方をするのか、今目の前の自分の仕事がどんな市場に属しているのか、について興味が湧いてきました。
例えば電通が毎年発表している「日本の広告費」などを紐解いてみると、一番大きな数字の動きは、「SNS広告」にあることがわかります。
出展:「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」
インターネット広告費全体は2020年から2021年にかけて122%伸長しているのに対して、”ソーシャルメディアのサービス上で展開されるソーシャル広告は前年比134.3%の7,640億円と大きく伸長” しているとあり、市場を大きく牽引しています。
自分の仕事の割合としてもSNSでの顧客接点について考える時間が増えているなぁ、と改めて市場とのつながりを実感できます。
SNSでの企業コミュニケーションを考える
SNSでのコミュニケーションをお客様にむけてご提案をする際に、よく参考にする、Meta社の提唱する「価値共創」マーケティングという考え方があります。
具体的にはMeta社のTwitterアカウントにまとめられていますが、その中でも気になる記載として、”消費者は情報源として、ブランドや他の利用者、クリエイターを参考にしていて、それぞれの影響力はほぼ同じになってい”るアンケート結果があります。
出典:2022/12/19閲覧 Instagram マーケティング JP Twitterアカウントより抜粋
SNSがでてきた当初から、友達の投稿と企業の投稿がUI上に同列にでてくる体験は、相対的に企業の発信の価値を下げ、消費者の立場を強くするのではと、多くの人に問題提起がなされていましたが、それが時間の経過とともに事実として裏付けられています。
Instagramを日々使う中でも、企業の商品を一般ユーザーがレビューする投稿などが支持されているのがよく目につくようになり、より強く実感できますね。
広告クリエイターは、立ち振舞いが難しくなっている
上記のような背景を鑑みると、企業の発信を担う広告クリエイターの立場も、相対的に低くなってしまい、生活者の期待を超えるのが大変になっているのでは?という疑問が生まれます。
とくにSNSは、提案している最中は生活者の代表者のつもりが、提案が通ったと思ったらいつの間にか企業の代弁者になって生活者視点が抜け落ちてしまい、結果施策を実施してもなかなかいい反応を得られなくてばつが悪い、などを同業者から聞くこともよくあります。
また、SNSといえばバズ!といった固定観念でただバズを狙ったお祭り的なクリエイティブは飽きられるのも速く、企業もやりたがらなくなってきていたり、そもそもバズを意図して起こすことは難しく持続性が低かったり…
需要は大きくあるのに、正解がわからず、成果が出づらく、苦しんでいる声をよく聞きます。今後SNSに携わることになる広告クリエイターに必要になるものは何なのでしょうか。
キーワードは「コミュニティ志向」と「ファクト集め」
先述したMeta社の提唱する「価値共創」マーケティングは、Instagramをベースにした企業とユーザーのコミュニティ形成を促進する考え方になっています。
この「コミュニティ」というものが、生活者と企業の立場が対等、あるいは逆転している昨今において、Instagramのようなプラットフォームにとどまらないこれからのコミュニケーションの前提になるのでは、という自分なりの仮説があります。
これからのコミュニケーションは企業からユーザーへ「こんなモノあるよ!」と大声で発信するだけでは期待する成果は一切得られない。
逆に、以下のようなコミュニケーションが求められ始めていると感じています。
- すでに存在しているコミュニティに「お邪魔します」というスタンスで参加する
- 投稿を続ける中で得られる反応などのファクトを通じてコミュニティが求めているものを理解する
- そのコミュニティに即した形でクリエイティブを最適化する
- 広告は、そのコミュニティに外の人を呼ぶための手段として用いる
具体例として、LIXIL様の「猫壁」でのお取り組みは、日常で猫の情報への関心が高い「猫飼い」コミュニティへの参加に成功している事例だと言えます。
もともとクラウドファンディングで支持をあつめたプロダクトという経緯もあり、一つひとつの投稿を通じて、他ユーザーとのコミュニケーションをしっかり行い、SNS上で猫飼いコミュニティからの支持を獲得されています。
猫壁公式インスタグラム:https://www.instagram.com/nyanpeki_lixil_official/
上記をまとめると、今後のSNSは
- コミュニティに見つけてもらい
- 仲間に入れてもらい
- 投稿で話題を提供し
- 反応などファクトを集め
- より盛り上がる話題を提供しコミュニティを広げていく
といった流れをなぞっていけるといいのではないか、という仮説があります。
リチカなら成果を「積み上げ」ていくことができる
こういった仮説を検証していくにあたり、リチカでは「相手志向」と「ファクトドリブン」「積み上げよう」という価値基準があり、組織としてSNSでの企業の課題解決に向きやすい土壌があるなと感じます。
先述した企業のInstagram運用の知見も、成果として「積み上げ」られます。
SNSを任され、ゼロから情報収集しなければならない環境ではなく、どんな目的でどんな方針で、どんな施策を行い、どんな結果になったのか、
ファクトをもとに共有され、その知見を別のお客様に転用することでスピード感を持って新たな成果につなげていくことができます。
また、「相手志向」も、「自分の仕事の先にいる人について考えること」を定義としており、同僚だけでなく、お客様はもちろん、お客様のサービスの向こう側にいるユーザーについても自分ごととして考えられているか?を常に起点としながらコミュニケーションを行うため、フロントメンバー、クリエイティブメンバーの連携もスムーズに行うことができます。
リチカが動画マーケティングの会社として大事にしているカルチャーが、需要の高いSNSクリエイティブの市場でもより輝くのではないかと考えています。
最後に
最近、考えていることをnoteリレーを機会としてまとめてみました。
拙い考えですが、これから実践を重ねて確かめていきたい仮説になっています。
リチカは、組織がまだ小さな分、常に裁量を持って打席に立てるため、成長の機会が多数あります。
また、ブランドコンサルティング部の谷本さんのようにグローバルブランドを担当していたアートディレクターや、他にもコピーライターなど、様々なバックグラウンドのメンバーと協力して誰もわからない未知の世界を開拓する楽しみがあります。
「相手志向」と「ファクトドリブン」「積み上げよう」といったVALUESが浸透しており、会社全体の雰囲気もチームメンバーの仲も良いのでポジティブに業務を遂行できる環境もリチカの魅力だと考えています!
リチカは、クリエイターの方を絶賛大募集しています。
このnoteを読んで上記のような考えに少しでもご興味をお持ちいただいた方がいらっしゃいましたら、ぜひお話ししましょう!
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リチカは現在、積極採用中です。
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ご参加くださった方にはクローズドなイベントへのご招待なども実施しています。
- クリエイターのこれからのキャリアに興味があるという方
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