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リクルート出身のCTOが語る「Resilyの開発体制の今と未来」原体験から語る。いいチームを世の中に増やしたい。

OKRの運用ツールを提供するResily。2020年2月にINITIALシリーズAで約5億円の資金調達を発表。そんなResilyのCTOは、なぜResilyに参画し、どんな想いを持ってResilyの未来を描いているのか。
今回は、CTOとしてResilyを牽引する西方さんにお話ししてもらいます!

西方 聖一(ニシカタ セイイチ)

Resily株式会社CTO
エンジニアとして、広告代理店・リクルートなどの多種多様な業種を経てResilyに参画。
リクルートでは、採用や評価のシステム開発から、社会人向けのアンケートアプリまで多岐にわたる新規事業開発を経験。1児の父。

Resilyにジョインするまでの経歴

学生時代に一番没頭していたのが、世界の優秀なエンジニアと一緒にオンライン上で開発をしている時でした。そこでエンジニアの仕事に魅せられ、受託開発とパッケージ商品の開発を行う会社で働き始めました。主体性が求められる場で、ついてこれるならついてこいスタイルだったので、退職していく方も多かったですね。
印象的だったのが2つ目のプロジェクトで、広告収益をメインとしたFacebookアプリを開発しました。広告の収支やお金の流れをウォッチすることで、事業サイドの経験を積むことができました。開発だけでなく事業を作ることやビジネスサイドへの強い興味を持つようになりました。その後、更に経験を積むために広告代理店に転職しました。

2社目の広告代理店では、主に広告の効果を測定をするアプリを開発しながら、広告収益モデルの事業づくりを学ぶことができました。最終的には自分の成長速度が緩やかになってきていると感じたので、新たなことにチャレンジする為にリクルートに転職しました。

3社目のリクルートでは、新規事業の開発をメインに担当していました。採用や評価のシステム開発から、社会人向けのアンケートアプリまでさまざまな開発を経験しました。
0→1で事業を立ち上げる経験は、Resilyでもとても役に立っていると感じます。
また所属していたエンジニアチームがとても優秀な人が多く、刺激的で学びの多い毎日を送っていましたね。優秀な方が揃っていたので、都度コンテキストを説明しなくても、意図したことが伝わることが多く、阿吽の呼吸で開発をしていました。
この時のチーム開発の経験が、Resilyに参画したキッカケにもなります。自身が経験したような理想的なチームを世の中にもっと増やしたいと思うようになりました。
ただ、優秀な人に囲まれる事で学びが大きく、理想的なチームではあったのですが、少しずつ慣れが強くなり刺激が少なくなってきました。
より不確実性が高い仕事にチャレンジしたいという想いが強くなり、再度転職を決意しました。


なぜResilyに参画しようと思ったのですか。

Resilyとは元々業務委託で繋がりがありました。参画しようと思ったのは、創業したばかりで先が見えずにそこに面白い環境があると感じたこと、そしてこれまでの会社で目の当たりにしてきた組織やチームの課題をOKRで解決できるのではないか。と感じたからです。

当時はまだ役員2人だけ。オフィスも小さいマンションの1室でまさに創業したてといった感じでした。1ヶ月先もどうなっているか分からなくて、普通だったら「もう少し成長したらジョインしようかな」と思うかもしれませんが、僕は「常に成長を求めてチャレンジし続けること」をとても大切にしているので、すごくマッチしているなと思いワクワクしたのを覚えています。

「会社の目的に立ち返るきっかけがない」という課題

リクルートの時のような理想的なチームが存在する一方で、多くの会社やチームでの経験を通して、「チームがチームの目的を忘れ、形骸化してしまうこと」に課題を感じていました。

過去の経験で、ある施策を考えてそれをチームメンバーに共有した時に、「本当にその施策をやるのか。効果の確実性はあるのか。」といった質問をもらいました。

もちろん施策自体は全ての検証が終わり、効果の確実性があると判断されていました。
チームが掲げる目標や目的にも寄与する為に、大変ではありますがやらないという判断はないはずでした。しかし、メンバーから上がった声はそうではなく、質問の背景には「これ以上自分たちの手間を増やしたくない」というのがあったのだと思います。

リソースを増やしたくない。稼働を上げたくない。という事自体は特に問題はないのですが、1つのチームに所属していてチームの目的や目標が存在している以上、その目的のための行動は貪欲でないといけないし、少なくともその際の目的ベースではない議論には強く疑問を感じました。

そのような経験から、リクルートの時のような理想的なチームが存在する一方で、多くの会社やチームは「掲げたはずの目的をが形骸化し、目的ベースのコミュニケーションが行われていない」事に課題を感じていました。

そんな中、Resilyと出会い、会社としての目標を全体に共有する仕組みを作り、「会社を一つのチームにする」というミッションを掲げていることに強く共感しました。
最終的には、自分だけでなく他者の働き方も幸せにできるのではないかと思い、Resilyへの参画を決めました。

Resilyの開発体制とCTOとして大切にしている事

僕が大切にしているのは、全ての事をプロダクトドリブンで考えるということです。僕たちエンジニアが使う技術は目的ではなく手段です。技術を手段として割り切り、狭い視野に囚われず他のアプローチもたくさんあるということを常に意識しています。
そして、開発だけではなくセールス、カスタマーサクセス、マーケなどの部門と連携し多様な視点からプロダクトを改善していくように心がけています。

また、開発チームで意識しているのは「個人ではなく、チームで責任を持って開発を進めていく」事とそれが実現できる環境づくりです。Resilyでは開発チームが5名(2020年10月時点)と小規模です。仮に誰かが抜けたとしても支障の出ないような、属人性のない安定したチームづくりが重要だと考えています。特に現在エンジニアの採用倍率が上がっている中で、スタープレーヤーのみに頼るのではなく、チーム全体の力をどのように上げていくか。その必要性が高まっていると思っています。

そこで開発チームは、常にお互いが助け合うことができるよう意識しています。開発の体制としてはスクラムを採用しており、常に合意をとった上で進めています。またナレッジ共有もスムーズにチーム内に共有できるようにしており、それ以外にも輪読会や勉強会を定期的に開催するようにしてチーム全体のケーパビリティの向上に努めています。
継続的に開発を進めるためにボトルネックになっている作業も全て自動的に完結するようにしていて、開発にフォーカスすることのできる環境を整えています。

現状の体制としては、PDM1名、スクラムマスター1名、エンジニア3名の5人体制です。
上記の事を意識してきたおかげで、最近の開発チームはすごく安定してきていて、互いがフォローし合える関係性になっています。
それにより、チームとしての一体感も出てきて、ポジティブな雰囲気になっており、とてもいい状態だと思っているので、このままチームを拡大したいと考えています。


今後の開発チームについて

開発チームとしては、今以上のプロダクトを磨き込んで、会社やチームが掲げる目標を浸透できる仕掛けづくりをしていこうと考えています。
OKRという目標管理のフレームワーク自体は素晴らしく、ある程度の方法論は確立しています。しかしOKRを現場のチームにインストールするための仕組みは、未だ発展途上段階です。OKRの真価を発揮するために、現場でどのように活用していくのか、その仕組み作りの部分までプロダクトで担っていきたいと思っています。

その為にとても重要になるのがユーザーからの声(VOC)になります。その為、開発から積極的にセールスやマーケティング、カスタマーサクセスなどの他部門とコミュニケーションを取ることが非常に重要だと思っています。
「お客様の抱えている課題や、プロダクトの与える影響」といった視点を常に取り入みながらプロダクトの磨き込みに注力していく予定です。

チームとしては、現在5名のチームを近いうちに数名増員する予定です。スクラムを採用しチーム開発を行っている為、フロントエンド・バックエンドで分けてはいません。興味があればフロント、バック、インフラなど全てに触れることができます。どちらかというと全てに触れざるを得ない状況かもしれません(笑)

Resilyは自律した働き方を推奨しており、基本的にはフルフレックス、リモート可です。特に現在はコロナ禍である為、週の半分以上リモートワークになります。しかし、チームでのコミュニケーションや会社としてのカルチャーの浸透を考えると、オンラインの場も大切にし中長期的なチーム作りをしていきたいと思っています。リモートワークでもオフラインの時と同じように、軽めの相談やコミュニケーションを取れるような環境づくりを目指しています。

Resilyに入社する方に提供できること

Resilyはまだまだ会社、チームとしても完成されていない為、フルスタックなエンジニアリング業務の経験を積むこともできますし、最終的にはテックリードなどのロールで、コードレビューや、パフォーマンス管理、アーキテクチャの策定、インフラ管理、技術選定などプロダクト運営に関わる全てに関わる意思決定などをして頂く事もできると思っています。

またプロダクトの方向性を開発チームで切り開いていく必要性があるため、他部門と密に連携を取って開発する事で実際にプロダクトがお客様に与える影響を肌で感じることができます。

また、採用された社員エンジニアに関しては、僕が責任を持って育成していくので、ビジネス作りやエンジニアとしてユーザーに向き合いたいという強い想いがあれば、エンジニアリングの経験が浅くても大丈夫です。Resilyはまだ発展途上で、広範囲の経験を積むことができるため圧倒的な成長行うことが可能だと思っています。更に、スクラム開発を行っている開発チームでは2週間に1回チームの方向性を決める機会があり、希望制で仕事を選択できるので柔軟にやりたいことにチャレンジできる環境を用意できます。

最後に、今まで僕がやってきた開発の全ての知識を吸収して一緒に伴走して下さる方、これまで大企業で働いてきて縦割り文化にモヤモヤしている方、ビジネスサイドの経験のみでなく、自分の枠を超えて仕事をしていきたい方、開発チームの生産性を上げたい方、開発の視点のみではなく多様な角度からプロダクトをつくっていきたい方、是非応募お待ちしています!

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Resily株式会社は、「みんなが挑戦に躍動する世界」をビジョンに掲げ、2017年8月に設立。 クラウドOKRツール「Resily」の開発と提供を行っています。 多くの方は、仕事を一種の"義務"のように感じたご経験があると思います。 我々Resilyは、組織で働く全ての人が共通の目標を目指しワクワクしながら働く事ができる仕組みを提供し、それらを通じてミドルマネジメントや人材育成を強固にしていく事で、多くの企業がビジョンやミッションを達成する事に注力できるように支援を行うHRテック企業です。 今後は、1on1やタレントマネジメント機能など組織マネジメントクラウドツールを目指していく事で、目標管理だけではなくマネジメントや評価等の仕組みを変革していく事で価値を届けていきます。 導入社数も順調に増加しており、設立2年で5億円の調達を行いました。 直近ではセミナー等の活動も精力的に行っており、ご好評頂いております。 ▼CEO堀江が語る会社紹介動画 https://youtu.be/v-YiCdDR110
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