こんにちは！
株式会社レンサの採用広報部です！

今回は2023年2月に入社した、リードエンジニアのS.Kさんのインタビューをご紹介します。
弊社に入社以来、今まで培われたキャリアとご経験を活かし、チームリーダーとしてご活躍されています。

ベテランとなった今では、若手エンジニアをまとめたり、ゴリゴリ開発を進めたりと、いわゆる「つよつよエンジニア」ではありますが、
エンジニアになりたての頃は、思い返すと恥ずかしいくらい「出来なかった」そうです。

今、エンジニアを志して勉強に奮闘している方。
実際にエンジニアとして働き始めてみたものの、周りの強い人を見て「自分にもできるか不安」「つよつよエンジニアのようにできるエンジニアになれるか自信がない」……と思ったことのある方。
きっと、現ベテランのこれまでの経験から、何か学べるものがあるはずです。
このS.Kさんのインタビュー、ぜひ、最後まで読んでみてくださいね！

ーエンジニア歴を教えてくださいー

高専を卒業したのが20歳で、新卒からエンジニアをやっていますので、
今年で13年目になります。

ーいつ頃からエンジニアを意識しましたか？ー

最初に意識したのは中学生の頃だったと思います。父が仕事で使うでもなく、「家にノートPC、1台くらいあった方がいいよね」くらいのニュアンスで購入してきて、それを借りて触ったのがきっかけでした。
ブラウザ上で遊ぶゲームがすごく楽しくて、ゲームにハマったのを覚えています。（笑）
それからPC自体や、PCを使ってできる様々なことに興味を持ち始め、たまに父から書類作成を頼まれたりして、Wordを使用してマニュアルのようなものも作成していました。

ー実際にプログラミングを始めたのはいつですか？ー

実際にちゃんとプログラミングに触れ始めたのは高専に入ってからです。ロボコン（※ロボットコンテスト）に興味があって高専に行きました。
それ以前で言うと、中学生の頃にPCで遊べるかつその中のソースコードが見れるゲームがあったので、それを使ってコードを書き換えて、ちょっとした挙動の変更などで遊んでいたりはしました。
（プログラミングかは怪しいが…）

ー高専時代ー

情報処理などと半々で、電気回路も学んでいました。PLCという工場の生産ラインの自動化に使われるようなものなどです。その他にはFPGAというハードウェアをソフトウェア的に使うものでプログラムを組んでいました。（3分経ったら電気回路が点滅するものなど）

プログラミングでいうと最初にC言語の基本をやって、その後にJavaを学ぶといった具合です。
当時を振り返ると、授業で少しプログラミングには触れていましたが、学校から帰った後や休みの日はアルバイトやゲームばかりしていたので、真剣に学習に向き合えていなかったように思います（笑）

ーエンジニアとしての最初のキャリアは？ー

高専卒業から新米エンジニアとして企業に就職し、3ヶ月の研修期間はずっと座学をやっていました。ビジネスマナーとインターネット知識を1ヶ月ほどと、Javaを1、2ヶ月くらいをやった記憶です。

最初の現場では先輩エンジニアのサポートとして、C言語を使用する案件へ参画しました。先輩のフォローもあり、10ヶ月ほどお世話になりましたが、エクセルVBAやテスト仕様書の作成、テスター業務などが多く、プログラミングをガッツリやるということはほとんどなかったです。

当時足りなかった部分を振り返ってみると、技術者としての考え方や、エンジニアとしての知識不足などなど……感じることはたくさんありますが、一番は技術者以前に社会人としての自覚が足りなかったように思います。
1度居眠りをして怒られたこともありました（笑）

ー２現場目で人生が好転ー

１現場目での経験から、何とかしなきゃと必死で頑張った記憶があります。具体的には、技術に対するキャッチアップをこれまで以上に真剣に取り組みました。
例えば、SNSでよく情報発信している方をフォローし、その方がフォローしている人をまたフォローしてみるなど……要するに「できる人をまずは真似てみるところ」から始めました。

また、これまでの仕事に対する姿勢も見直さないといけないと感じたため、自分のことだけでなく、周りの方や会社のために自分ができることを精一杯やってみることを意識し始めたのもこの頃だったように思います。

上記2点をほんのちょっと意識しただけでも、これまで見えていた世界とは180度変わってきたため、まずはできる人の真似をしたり、仕事への向き合い方を少しだけ変えてみる、というのは本当に皆さんにもおすすめです！

【画像】菜の花に囲まれるS.Kさん

ー学習面では何か変化はありましたか？ー

当初は「システム開発とは？」状態でしたが、２現場目に入り、全体の工程がわかる（学べる）書籍を購入したり、ネットで調べる量も増えたように思います。
実際の現場の経験は体系的ではなく、断片的な情報しか得られなかったので、書籍とセットで実務に臨んでいたことは、今考えると我ながらナイスだったと感じますね（笑）

ーエンジニアとしてのターニングポイントは？ー

先にも述べたように、２現場目は環境面でも自分自身のメンタル面でもこれまでとは違う変化があり、まさにターニングポイントだったなと思います。
現場では要件定義からテストまで幅広く経験することができましたし、プロマネの方に気に入られていたのも大きかったです。ちなみに、気に入ってもらえた理由としては下記です。

1. 最初の現場でVBAを使用していたのが活きた。（効率化できるじゃん！みたいな）
2. 改善したい部分を積極的に声に出して訴えた。
3. コミュニケーションをこれまで以上に丁寧にするように心がけた。

結果的に各工程でどんなことをやっているのかなども把握できましたし、良い経験を積むことができました。
特に VBA がかなり得意になったのはこの頃で、他にも COBOL にも触れたり、何も無かった自分に強みができた瞬間に思います。

ー転職経験について教えてくださいー

金融系の現場をある程度やった後は、新しい環境にもチャレンジしたいと思っていました。
当時の会社では、なかなか他の分野にチャレンジできる環境ではなかったため、思い切って転職を決意しました。

ー転職して一番変わったことは何ですか？ー

やはり、触れる技術が変わったことが一番の違いでした。
とはいえ、プログラミングについてこれまでやってきたことが全然なレベルだったことを知らしめされ、学び直しが必要となる部分がほとんどでした。ただ、自分で望んでいたことではあったので、そういった一からの学び直しも楽しいと思えました。それと同時に、もっとお客様の目に触れるものに携わりたいと思うようになったのもこの頃でした。

新しく経験した技術としては、HTML / CSS / JavaScript / SQL / Python などです。これらの技術を習得して、それに準じて収入も上がっていったような気がします。

ーレンサへの転職はどういった経緯でしたか？ー

２社目を経験したくらいから「自分はスペシャリストではないな」と思っていて、マネジメントの方が向いていると感じていましたし、興味もありました。
しかしながら５年くらい叶わずに働いていたところ、レンサでリードポジションを募集していると聞いて、まずは話を聞いてみることにしたのがきっかけでした。
上流工程であったり、最終的には自分で一からサービスを作りたいと思っていたので、そういった部分も十分に可能性があるレンサに入社を決めました。

ー現在はどんなことをしていますか？ー

自社サービスの開発とラボ型開発に携わっています。
入社して最初に着手したのは、インフラ周りのコストの適正化（AWS）。
そして、社内のメルマガツールを一から制作したり、新規で動画コンテンツ
配信サービスの開発を要件定義から主体的に行いました。

1. 要件定義（どういった形で使うのかを定義）
2. 利用技術の選定
3. AWSインフラの構築
4. 設計
5. コーディング
これらを全て担当したのでとても充実感があったのを覚えております。

PHP（Laravel）/ Java（Spring Boot）/ TypeScript / React.js / Next.js / Vue.js を主に使用したのですが、これまであまり多く触れてこなかった技術でしたので、キャッチアップもしっかりやっていたと思います。

【画像】プライベートS.Kさん（いかすぅ〜）

ー転職してみてどうですか？ー

率直な感想としては「大変ではあるが、やりがいを感じている。」です。
新しく学ぶことも多く（技術だけでなくマネジメントなど）、非常に密度があるように感じています。
チームの運用を組織立って行うことは初めてでしたし、ラボ型開発で若手のフォローをしながらプロジェクトを回す経験も初めてでした。
自分の引き出しをうまく活用し、日々学びながら何とか出来ていると思います。

マネジメント未経験でもチャレンジできる環境があることに感謝していますし、入社前に話していたことが実際にできている感覚もあるので、非常に満足しています。

ーリーダーポジションのやりがいを教えてくださいー

技術力だけでなくコミュニケーション力、説明スキル、情報整理力、リーダーとしての推進力など、
いままで自分がやってこなかった事の多くをトライできています。
チームをしっかり方向付けすることで、うまくまとまって動いていき、
自分ひとりだけでは出せない大きな価値を提供できることが、リーダーのやりがいだと感じています。

ーこれからの目標を教えてくださいー

今よりもチームの規模が大きくなった際に、現状のままでは通用しない部分もあるので、積極的に会社の環境づくりに携わっていきたいです。
・チーム運用の仕組みづくりと安定化
・一人ひとりが熱量を持って働き続けられる環境を作る
・ラボ型開発の拡大
・後進育成、継承

また、個人的な目標としては「自分がこれを作ったんだ」という誇りを持てるようなものを多く完成させたいと思ってます。
技術継承もしっかりしたいため、長く運用されることを意識した開発であったり、技術負債を残さないような開発を全体でやっていきます。

ーエンジニアを目指している人に向けて一言ー

システム、Web、インフラなど、ITエンジニアの技術や分野は多岐に渡ります。それでも、一つ一つの積み重ねた知識を駆使して課題を解決していくことが楽しいし、やりがいのある職業です。

もちろん一筋縄でいかないことも多々ありますが、その分、成功させた時の達成感は格別です。
PC一台でいろんなビジネスにインパクトを残すことができる。そんな部分に魅力を感じ、日々仕事をしています。

私も最初から、100％こうなると決めていた道では決してなかったと思います。
その時その時で考えて行動してきましたので、ぜひ皆さんも自分の中にある思いや大事にしていることなどを忘れず、日々精進していってください。

そうしていたら、きっと楽しいものに出会えると思います。

S.Kさん、ありがとうござました！

いかがでしたでしょうか？
今回はつよつよリーダーのダメだった頃を覗き見してみました👀

今は強く見える方でも、必ず何もできなかった時期があり、
努力の結果強くなっているのだなと痛感いたしました。

これからエンジニアを目指す方、エンジニアとして絶賛つよつよを目指している方、レンサではどちらのポジションも募集しておりますので、
もし少しでも気になりましたら下記よりご応募いただき、お話ししましょう！

皆様からのご応募、心よりお待ちしております！