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「道なき道を作っていく」公務員だった僕が今リクルートコミュニケーションズにいる理由

リクルートコミュニケーションズ(以下、RCO)は、リクルートグループのなかでデジタルマーケティング、流通、宣伝、制作、カスタマーサポートなどの機能に特化したソリューションを提供する企業です。

リクルートグループが展開するさまざまなサービス・事業において、クライアントとユーザーとをつなぐコミュニケーションの架け橋としての役割を担っています。

RCOのなかでも、とくにエンジニアリングをはじめとしたテクノロジーの力で、課題を解決しているのがICTソリューション局。高い技術力を持った人材が集まることで、これまでにない新しいテクノロジーによる課題解決を追い求めています。

今回はそんなICTソリューション局のメンバーをピックアップして、RCOで働くうえでのおもしろさややりがいなどを語ってもらうことにしました。

2人目に話を聞いたのは、マネージャーの舟橋。「良い意味でボス感がない」と評価される温和な性格の持ち主である舟橋に、RCOで働く魅力を話してもらいました。

法学部を卒業後、公務員として働きながら読書に励む日々だった

舟橋 渡(ふなはし わたる)
株式会社リクルートコミュニケーションズ
ICTソリューション局 アドバンスドプロダクト開発部 プロダクトプロデュースグループ マネージャー

舟橋のキャリアのスタートは、公務員。やや異色の経歴の持ち主です。

舟橋:大学時代は法学部に在籍していたのですが、個人的にはそもそも人の意思決定がどうやってなされるのかについて興味がありました。ちょうどジョセフ・ナイのソフトパワーが流行り始めた時期で、ソフトに人を動かす要因について勉強したいと思っていて。卒業後、公務員として就職し、働き始めながらも、暇を見つけて、メディア論・自由論周辺の書籍を読み漁っていました。

できるだけ仕事と興味を分断せずにテーマを追いかけられるようにしたいと、一念発起して研究者を目指しましたが、挫折。当時ひろってくれたワークスアプリケーションズに入社しました。

ワークスアプリケーションズは、課題を自分で課題を発見し掘り下げるインターンシップが面白かったことと、会社のビジョンに共感しての入社でした。

ワークスアプリケーションズでの舟橋の業務は、大手企業に対する製品の導入コンサルティング。企業のバックオフィスの業務上の課題を分解し、パッケージソフトウェアの機能強化で解決していく役割を担っていたそうです。

舟橋:日本の大企業の複雑な人事制度に対して、パッケージソフトウェアの機能強化のみで、カスタマイズせずに対応するということを徹底して意識していました。本質的な課題と機能的な解決策をクライアントの皆様に提示して、合意形成をしていくプロセスは面白く、とてもやりがいを感じていました。意外と人とコミュニケーションをとるのが苦手ではないことがわかったりと、自分についての発見も多かったです。

そんなワークスアプリケーションズでの日々でしたが、舟橋はだんだんと今取り組んでいる仕事のプロセスを活かしつつ、別の形での価値提供ができないかと考えるようになったといいます。

舟橋:ERPソフトをはじめとするバックオフィスシステムは、多くの場合、企業がコスト削減を考えて導入します。テクノロジーによって、人的リソースを削減すること。そして、生まれたリソースにより売り上げを上げることが目的です。このコスト削減部分の価値提供に関わる仕事について、自分はかなり得意であることがわかりました。一方で、売り上げをあげる分野においては経験ゼロ。その分野で課題特定や解決策定義をしていくことに挑戦してみたいと感じるようになりました。

転職活動で出会ったリクルートコミュニケーションズ。やる気とアイデアで仕事が生まれる環境だった

4年間勤めたワークスアプリケーションズを退職し、翌月からRCOで働き始めた舟橋。転職時のことを聞いてみると、意外にも夢や希望を持っていたわけではない模様。

舟橋:転職エージェントに登録して、マーケティングや戦略コンサルティングなどに従事できそうな企業を中心に転職活動を進めていました。そんなときに、エージェントさんから提案いただいた企業のなかのひとつにRCOの名前がありました。先ほどお話した通りマーケティング領域での経験はありませんでしたが、当時の部長とお話する機会をいただいた際に、本質的な課題を見極め解決する力や、意志と働きがけ次第で機会をもらえそうな環境だと感じました。そこで、面接を受けたところ内定をいただくことができ、1社で転職活動は終了しました。面接が苦手なこともあり…。残念ながら、特別ワクワクしていたというほどではないんです(笑)

RCOには、自社で運営しているメディアがありません。リクルートグループ各社のメディアに対して、ICTソリューション局ではテクノロジーを起点とした価値提供をすることを求められていました。

舟橋:基本的に、僕らが0→1で新しいメディアを生み出すことはありません。メディアをつくっているグループ会社と話し合って、マーケット課題やニーズをヒアリングしつつ、本当に目指すべきゴールと解決策を一緒に設定していく環境でした。前職でのコンサルティングの経験が活きる働き方ができたように感じます。

自身のキャリアで得た仕事の進め方を活かせる環境がここにはありました。そして、舟橋自身は、新しい環境のなかでさらに高みへとのぼるためのスキルを得ようと奮闘します。
転職後、実際に業務に携わってみると、今までの環境とは異なる常識に驚いたこともあったといいます。

舟橋:ワクワクしていたというほどではないとはいいましたが、驚いたことや「これはいいな」と思うところはたくさんありました。とくに、「ここまでやるか」と思うくらいにボトムアップな体制だったことは一番の驚きでした。誰も何も決めてはくれないので、よくわからない中でも自分で決めていくほかありません。売り上げを生み出す・ビジネスをつくっていくことは、わからない中で意志を持って決めていくことなんだなと気づきました。

舟橋が入社した当時は、ICTソリューション局が、独自プロダクトの開発に本格的に取り組み始めたタイミング。組織体制もまだ整っていなかったため、自発的に動く力が必要とされる環境でした。

舟橋:局の中で独自プロダクトの開発に関わるエンジニアは5名くらいだったと思いますが、5年後の今となっては50名ほどいるエンジニアの大多数が独自プロダクトの開発に関わっています。組織の体制も業務もこの5年間で一気に変わったので、責任範囲を決めることなくなんでも取り組む気持ちで奔走してきたように思います。今は新規シード企画開発を推進するグループのマネージャーをやりながら、内製しているクロスチャネルのキャンペーンマネジメントシステム・DSP・アドサーバーのプロダクトマネジャーを任されています。入社当時はデジタルマーケティングの基本すら知らなかったと知ったら、多くの人は驚くのではないでしょうか。

優秀な人材が育つ、エンジニア文化が深く浸透したICTソリューション局の環境

現在、RCOではプロダクトマネジャーとして、グループ会社のサービスとともに展開するマーケティングツールを企画・開発している舟橋。仕事に携わるうえでの楽しさや苦労についても聞いてみました。

舟橋:自分にとっての一番の楽しさは、エンジニアと一緒にアイデアを出し合いながら企画と開発を進められることです。自分自身が想定していたゴールをはるかに超えるゴールを、凄腕のエンジニアと一緒に見つけられて、自分たちの責任で開発できる。エンジニア文化が根付いた風土ならではだと思います。

つらいことといえば、やりたいことに対してリソースが足りないことでしょうか(笑)日々さまざまなプロジェクトが同時に進行している中で、取捨選択する・決めきっていくスキルについてはまだまだ不足していると感じています。

組織として、優秀なエンジニアの価値を最大化することを重視し、テクノロジーの力を駆使して、既存のサービスをさらに良くするための仕組みづくりを行なっています。

ICTソリューション局は、トップダウンで取組みテーマを決めるのではなく、筋の良いテーマを出し合って、テーマのブレイクダウンを各メンバーで実施していきます。要件定義などの裁量はメンバーに任されています。グループを横断する機能会社なので、関わる領域もさまざまです。自分の強みを活かせるテーマを設定しにいけるのはありがたいですね。

プロダクトマネジャーやプランナー、エンジニアなどが少人数のチームを組んでプロジェクトを進めることで、日々新たな発想が生まれることは、ICTソリューション局の強みの一つです。今後、一緒に働きたいと考える人物像についても、聞いてみました。

舟橋:RCOは成長機会に富んだ環境です。マネージャーが集まって、メンバーのできることや未来に期待する姿などを話し合う場も、数多く設定されています。アイデアを持っている人はどんどん手を挙げてほしいし、たくさん挑戦してほしい。機会と予算はつくりやすいので、自分でテーマを決めていくことでさらに成長したいと感じている人と、これからも働いていきたいです。

「特定のマーケットの課題に深くコミットしたサービスを生み出したいなら特定の事業会社で働いたほうがいい。でも、機能会社であるRCOだからこそ、あらゆるマーケットの新たなサービス設計や、マーケットの枠組みに縛られない価値提供のあり方を模索できると思います」と話す舟橋。

数多くのグループ会社を持つリクルート。その強みを活かし働く楽しさが、RCOにはあります。環境を活かすも殺すも、自分次第。

舟橋が目指すのは、そんなRCOだからこそ生み出せる価値で、世の中に変化を起こす未来なのです。

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