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「SIer系企業」と「Web系企業」を徹底比較!自分に合っているのはどっち?

目次
  1. 「SIer系企業」と「Web系企業」の違い
    1. 「SIer系企業」って何?
    2. 「Web系企業」って何?
  2. 「Web系企業」はこんな人が向いている!
    1. ①ユーザー目線で考え、工夫するのが好きな人
    2. ②新しいことにチャレンジするのが好きで、ハイレベルなエンジニアに成長したい人
    3. ③プログラミングが好きな人
    4. ④休暇(自分のための時間)を柔軟に取りたい人
  3. まとめ

IT業界を目指すエンジニア志望の方であれば、「Web系企業とSIer系企業、どっちが自分に合っているんだろう・・」と迷っている人もいるだろう。

今回は、両者の特徴をわかりやすく比較していく。 自分にはどちらが合っているのか、今一度考えてみよう。

「SIer系企業」と「Web系企業」の違い

まず、両者の定義を確認する。

「SIer系企業」って何?

SIer系企業とは、「他社のシステム構築を生業としている企業」だ。
(「SIer」=「エスアイアー」と読む。システムインテグレーターの略)

他社から依頼を受け、その企業が望むシステムを開発することが主な仕事となる。
たとえば、銀行から依頼を受け、銀行のための基幹システムを作るといった具合だ。

他社のためのシステムを作るため、どんなものを作るかは他社次第となる。
売上は、他社システム開発の受注から生まれる。

また、SIer系は、下請けを前提としているため、一次請け企業、二次請け企業、三次請け企業・・というように階層が存在するが、上流工程を担当する一次請け企業が直接プログラミング業務を行うことは稀なので、エンジニア志望であれば下流工程を担当する二次請け以下の企業への就職が一般的だ。

エンジニアでもスーツ着用を義務付けている企業も多いため、社風イメージは「伝統的」という表現がぴったりくる。

「Web系企業」って何?

それに対し、Web系企業とは、その名の通り、「Webを使って自社サービスを提供する企業」だ。

主に、エンドユーザーのための自社システムを構築することを仕事とする。
たとえば、便利なマッチングアプリを作ったり、新しい切り口の広告サービスを立ち上げたりといった具合だ。

自社のサービスを提供するため、どんなものを作るかは自分たちで考える。
携わる工程も、上流、下流、リリース後の運用まで、すべてを自社でプロデュースする。
売上は、自社サービスの運営から生まれる。

私服出勤OKだったり、遊び心がありデザインに凝ったオフィスも多いことから、社風イメージは「モダン」といったところだ。

▼ちなみにラルズネットも「Web系企業」なのでこんな感じだ!卓球台でランチとか・・オフィスの様子はここでも紹介しているぞ。

「Web系企業」はこんな人が向いている!

Web系が向いている人の特徴を以下にあげておく。参考にしてほしい。

①ユーザー目線で考え、工夫するのが好きな人

SIerは、発注先であるクライアントの要望に沿って、上から与えられた仕事を決められた通りにこなすことが重要だ。

それに対し、Web系は「ユーザーにより良い体験をもたらすにはどうすればいいか?」を追求することが重要となる。
与えられたことをこなすだけでなく、「こうすればもっと良くなるのでは?」と、積極的に工夫するスタンスが求められる。

②新しいことにチャレンジするのが好きで、ハイレベルなエンジニアに成長したい人

SIerは、長期案件が多く、厳格なスケジュール管理の元、当初予定していた通りに仕事を進めることが重要だ。
役割分担もはっきりしていて、日々の変化も少ない。

それに対し、Web系は、状況に応じて臨機応変に対応していくスタンスが重要となる。

ユーザーから日々届く要望の反映や、ライバル他社のサービス調査、より業績に直結する新機能の追加など、やるべきことの優先順位もどんどん変わっていく。
トレンドや先端技術にも敏感である必要がある。

そのような状況で腕を磨くため、様々な言語を書き分けるエンジニア、マーケティング能力や企画力が高いエンジニアなど、ハイレベルでマルチなエンジニアに成長したい人はWeb系企業をおすすめする。

③プログラミングが好きな人

プログラマーとしてSIer系企業を検討するなら、自分の業務内容は入念にチェックすべきだ。

というのも、SIerの主業務として、「ドキュメント作成、動作テスト、スケジュール管理、顧客調整」などがあるため、プログラミングがやりたくて入社したのに、プログラミングをずっとやらせてもらえなかったというオチがよくあるためだ。

また、プログラミングをやるにしても、SIer系企業の場合、大半が二次請け、三次請けになることも理解しておこう。

「プログラミングが好き!プログラマーとして腕を磨きたい!」という人は、Web系企業をおすすめする。

④休暇(自分のための時間)を柔軟に取りたい人

SIerは、他社との契約により納期が厳格に決まっているため、案件によっては残業・休日出勤が発生しやすい。

それに対し、Web系は、自社サービスの開発がメインのため、納期(リリース日)の調整がしやすく、残業・休日出勤は発生しにくい。また、休暇も柔軟に取りやすい。

ただし、これはあくまでも傾向の話であって、企業によっては逆もあり得るため、志望企業の体質をしっかり見極めよう。

まとめ

業態の違いとしては、「SIer系企業」は他社のシステムを作り、「Web系企業」は自社のサービスを作るという点は前述した通りだが、そこで働く人の向き不向きのタイプでいえば、あらかじめ決められたことをこなしていくのが好きな人は、「SIer系企業」が向いているかもしれない。

それに対し、新しい技術やトレンドに興味があり、自分たちでサービスを考え、ユーザー視点でスピーディーに開発していく環境が好きな人は、「Web系企業」を検討することをおすすめしたい。

企業選びで迷っている人、WEB系企業に興味がある人は、以下の記事も読んでみてくれ。

▶︎ぶっちゃけ教えて!「大企業」と「ベンチャー企業」、どっちがいいの?【前編】
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