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リピートの罠 〜失敗を避けるより、出会いを取ろう!〜

目次
  1. あなたも陥っているかもしれない「リピートの罠」
  2. リピートすることで失っているもの
  3. 年齢が若い人ほどリピートするのは損!

あなたも陥っているかもしれない「リピートの罠」

お昼にランチでふと入ったお店、おいしかったら、ついまた行っちゃいませんか?

私ももちろんそうします。おいしいことがわかってるわけですから。
かれこれ、あの「鮭のカマ焼き定食」を出す店に何度行ったことやら…。

行ったことある店って、行きやすいですよね。
似たようなことが、他にもたくさんあります。

話したことある田中さんのほうが、話したことのない小林さんよりよっぽど話しやすいですし、あんなに不安だった初めてのグアム旅行も、一度行ってしまえば次からなんとなくハードルが下がった気分になり、グアムにならまた行こうと思ったりします。

やったことあることって、次からやりやすいんです。

どうしてなんだろう?って考えてみたんですが、それは、「結果がわかっているから」じゃないでしょうか。
結果がわかっているから、ストレスがない。
ハズれることも、失敗することも、怒られることもない。こんなに居心地の良いことはないですよね。

だから、結果がわからないことより、結果がわかっていることを繰り返してしまう。

私は、個人的に、これを「リピートの罠」と呼んでいます。

この、「絶対、失敗しない」という、あまりにもおトクすぎるリターンのせいで、リピートすることで失っているものに気付かない場合があります。

リピートすることで失っているもの

「間違いないとわかってることを繰り返すのは、良いことじゃないの?」
「リピートすることで失うものなんてあるの?」

そう考える人もたくさんいるでしょう。

では、リピートにより何を失っているのでしょうか?
それは、「もっと良いものに出会えたかもしれない可能性」です。

私の場合であれば、「鮭のカマ焼き定食」以上においしいランチに巡り会える可能性を、最初から放棄してしまっていたのです。

何度かおいしくないランチを食べることになるかもしれないという犠牲さえ払えば、おそらくきっと、私のランチのレパートリーは、「鮭のカマ焼き定食」の他に、あと5つはあったかもしれません。

「奇跡のホイコーロー定食」とか、「すごいサバ定食」(←実際に近所のお店にあります!)などなど。 「鮭のカマ焼き定食」をリピートするのは、それからでもよかったはずです。

むしろ、今のままだと、おいしいランチを1つしか知らない、人生もったいない人になってしまっています…。

田中さんとだけ話していたら日々心地良いですが、小林さんは、また違ったヒントを自分にもたらしてくれたかもしれません。

グアムだけでなく、インドにも行っていたら、まったく違った人生観になっていたかもしれません。

年齢が若い人ほどリピートするのは損!

そして、リピートするのは、若ければ若い人ほど損であると私は思います。

これは単純に、高齢になるほど体の自由がきかなくなるからです。人にもよりますが、体力・気力ともに低下するケースが、そうでないケースより多いと思います。

よりストレスがかからない、失敗しない生き方というのは、高齢になってからでも良いと私は考えています。

というか、私自身、高齢になってから、ストレスや失敗をたくさん引き受けつつ、より良い可能性を求めて前進していけるのか、いささか疑問だからです。(今でもついリピートしたくなっちゃうので…。気を抜けば、ラクな方、選んじゃいます…)

時間は不可逆であり、人は歳老い、機能が低下することが避けられないならば、「鮭のカマ焼き定食」を毎日食べ続けるのは、もっと先でいいと思う今日この頃です。


結論

不味いかもしれないけど、いつもと違う定食屋にも入ってみよう!若いうちに。

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